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今年見た桜、ぜんぶ<2010の桜>

長い間ブログをお休みしていました。
その間にコメントをいただいた皆様、どうもありがとうございます。ももは元気にしています。節目のこの時期<桜の季節>を一緒に迎えられたことを感謝しています。

今年の春は寒さにふるえる日々が続きましたが、そのおかげで?桜を少し長く楽しめたような気がします!時が過ぎるのは早いもので、今週後半はゴールデンウィークに突入。今年の桜はどこか優しげな色合いで、連日にわたる雨や寒さにも辛抱強く例年にもまして見る者の心をゆるませ元気づけてくれました。その一部を整理してみました!

立本寺の桜01

立本寺の桜02
京都・立本寺にて撮影(2010/3月)


京都 平野神社のしだれ桜02

京都 平野神社のしだれ桜01
京都・平野神社の枝垂桜(2010/3月)

品川神社 境内の桜
品川神社(東京都品川区;2010/4月)

木場親水公園
木場親水公園(東京都江東区;2010/4月)


ついでに…

京都・龍安寺 方丈前庭の枯山水庭園2010/3月撮影
心のオアシス 京都・龍安寺 方丈前庭の枯山水庭園(2010/3/30撮影)

前日午後から降り出した雪がお庭に残っていました。
もっと長く縁側に座っていたかったのですが、風が肌寒く早々に退散…。

このお庭の前に座ると、心がとても静かになり13個の石たちもまた静かに呼吸をしているかのように見えてきます。そういう静寂をいつも持っていられたらいいなと思います。

お庭の正面の枝垂桜は開花前
お庭の正面の枝垂桜は開花前でした

鏡溶池
鏡溶池


3年経ちました!

リンパ腫の治療を終えてから3年が経ちました。

こんなに長く、ももが元気でいられるなんて当初は思いもよりませんでした。主治医の先生から、治療後の生存期間の中央値が2年、5年生存しているケースが1例あると伺いました。我が家では全員これらの数値を暗記していて、毎年、節目のこの時期になると、1年、2年と経過した時間の重みを実感してきました。

これからの1年間も、無理せず、ももがのびのびと暮らしていけますように。

      


また、延期

本日の予定:
血液検査
麻酔のうえ、歯の処置 →GPT値が基準値を上回るため延期

2週間ウルソとチアマゾールを服用、満を持して今朝F動物病院へ行きましたが、GPTは依然高止まり。そのため、処置がまた延期になりました。

GPT上昇が食べ物の影響によるものかどうかF先生におたずねすると、そうではなくこれまで体が受けてきた甲状腺ホルモンの影響による可能性が高いという見解が示されました。またT4が適正値に戻っていることから、現在のチアマゾールの投与量はこのまま継続することも確認しました。

昨晩はというと、前回とほとんど同じ状況。
今回は1時間以上キッチンで座り込むことはなく、一晩に3回階下でさびしく鳴いたあと2階に上がってきて、布団に入るとほとんどすぐゴロゴロをしながら、眠りはじめました。

自分の思いが相手に通じなくて、直前までさんざんな思いを<人間なら>したでしょうに、猫という生き物は、ほんとうにすぐに気持ちが切り替わるというか、単純というか、純粋というか、基本的にいやなことが起こってもおそらく根に持ったりしない生き物なのでしょう。

黒いアメショーの猫さん
おとなりにフリースでつくった手作りの洋服をきた黒い猫さんがいました。お利口そうなゆったした表情をして、飼い主さんの膝の上におとなしく座っていました。きっとお腹を保護するために着せているのだろうなと思われました。ももはというと…、3年前、乳がんの手術のあとスポーツ用のサポーターに4箇所穴をあげて脚を出してを着せてました…

猫ちゃんの顔をみると、アメショーっぽい目の形と顔の形と雰囲気。頬のあたりが盛り上がって見えて、ミックス(日本猫)ではなさそうー、でも一見黒猫。飼い主さんによると、アメショーでまちがいなく以前はもっと柄がくっきりしていたのだそうです。だんだん黒い部分が広くなってきたのだそうです。また父親猫の品種が、そのような被毛をしているともおっしゃっていました。

がん友
14歳。今年8月、血管肉腫で手術、そのときに肝臓にもリンパ腫が見つかったのだそうです。脾臓を摘出、その後再発2週間前に2回目の手術をしました。そういえば、前回待合室でお見かけした猫ちゃんのようです。GPTが高いので抗がん剤治療を見合わせており、現在はステロイドを投与しているそうです。2つのがんを同時に発症したのはももくらいかも?と思っていましたが、そんなことはなくて、同じ経験をされた猫さんに出会いました。 リンパ腫の治療を終えてから丸3年を迎える日に。

ももが抗がん剤治療(アドリアマイシン)のときさいわいに副作用がなかったこと、抗がん剤治療中逆に体重が増えたこと、現在、寛解になって3年になることなどをお話しました。ももの経験はももの経験でしかありませんが、未知の治療に対する飼い主さんの不安感をすこしでも減らせたらいいなと思います。猫さんが元気で飼い主さんと過ごせますように。

甲状腺のお薬服用後
チアマゾールを服用し始めてから、時期を同じくしてももの食欲は以前より上がりはじめました。食欲減退は、歯の痛みとの兼ね合いという側面もありますが、先月以降基本的にもりもり食べるようになりました。以前は歯の痛みによっては食べたくても食べられない状況が頻発していました。

歯の痛みが現状以上にならないように十分注意を払っていますが、甲状腺ホルモンが適正になることによって、全体的にももの体調が良くなり食欲も出て体重も徐々に増えてきたように感じられます。

年越し
ごはんのときに左側上顎(おそらく、、)に違和感があるようで、ひどいときはごはんを中断してしまうので、楽にごはんが食べられるようにと思い早目に処置したかったのですが、ひとまず年越しになりました。

飼い主的には歯の処置を早く終えて、ごはんが食べられなくなる要因をなくしてしまいたのですが、痛みがひどくならない程度に、GPTが低下するまで気長に見守って行こうと思うことにしました。


今後の予定
ウルソ、チアマゾールは継続。
1月半ば以降、再診予定。


血液検査結果
GPT 321(前回 325)

(検査日:2009/12/27)


本日の体重:3.25kg


13歳からの「いのちの授業」

ヒトにとって「生きる支え」となるものは何か?
この本は、明確にしかも超シンプルに、この問いに正面から答えています。

病気になり、しかも寿命が限られていることがわかったらどうしたらいいのか? 3つの生きる支え「自律」「関係」「時間」のうち、損なわれるもの、折れそうになるものがあっても、それらの分まで太く強固な柱を築いていくことが可能だと述べられています。

ほんとうにごくふつうのことばで、淡々とこれらが書かれていて仰々しさがなく抽象的な話で終わっていないことろがすごい!なと感じました。 


目次:
1 いのちの輝きと出会う場所―ホスピスからの「未来へのメッセージ」
2 いのちの意味を見失う時―「苦しみ」とは何だろう?
3 いのちにとって、大切なもの―苦しみは、マイナスの要素だけではない
4 いのちを支える三つの柱―苦しい時に、生きる力を与えてくれるもの
5 どんな時も、いのちの可能性を信じて―「スピリチュアルな苦しみ」の中で生きる
6 聴くことだけが、いのちを救う―苦しんでいる人の前で、私たちにできること
7 いのちの本当の価値に気づく―「何もできない自分」でも、大切だと思えますか?


13歳からの「いのちの授業」―ホスピス医が教える、どんな時でも「生きる支え」を見つけるヒント13歳からの「いのちの授業」―ホスピス医が教える、どんな時でも「生きる支え」を見つけるヒント
(2006/06)
小澤 竹俊

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歯の処置、再延期

前回検査後、数日のうちに結果のご連絡をいただいて、今週初め処置のために10時前にF病院へ行きました。

まず、血液検査。
なにがいけなかったのか、GPTが上昇。そのため、処置は見送りとなり1週間から10日くらいチアマゾールとウルソ(肝臓の保護剤)を服用してから処置の予定になりました。なんだか先月からずっと伸び続けています。

前日、夜半~早朝の出来事。
麻酔処置をする前日は、ごはんは夜9時まででお水も夜中12時まで。ももはダラダラごはんを食べますが、日によっては深夜から早朝にかけて夜中に一度も起き出さずに眠ることもあります。ところが、きのうはどうしたことか、そういう意味では最悪のケースで夜中に2度、目を覚まして空腹をいつも以上に訴えました

何日も前からよーーーーく説明していたのに…。(空腹が)そうでもないときには、じきに2階に上がってきて静かに“香箱座りする”のですが、この日は1時間以上階下にいて時折鳴いていました… 無言のプレッシャーをプンプンかもし出しながら。ようやく2階に上がってきてからも部屋の中をひとしきりうろうろしていました… 6:00ごろ、起き出してキッチンへ。そのときももちろんお預けでした…

病院までの車の中では、しずかにキャリーの中に前脚を折り込んで座っていましたが、採血のときは、今日は気分が不安定なのかはじめから嫌がりどうしでした。次回、処置日前日は日中~夕刻にかけて意識的に給餌して深夜空腹にならないようにする工夫など作戦をたてないと…


血液検査結果
-----------------------
GPT   325  (前回:125)

(検査日:2009/12/15)


*前回の甲状腺ホルモンの検査の結果は次のとおり。
-----------------------
T4   2.6
fT4   1.6

(検査日:2009/12/6)


本日の体重:3.20kg

血液検査 -甲状腺のお薬3週間服用後

本日の予定:
血液検査
*チアマゾール3週間服用後

ブルブルふるえる
先月末からずっと忙しくて、1週間余計にお薬を出していただきやっとF動物病院へ血液検査に行きました。今日のももはやや緊張気味。診察台にのると体がブルブル震えていました。こんな状態になるのはは1年以上ぶり。レスキューを使い始めてから落ち着いて“箱座り”していたので。先々月なんて、かかりつけの先生の手にスリスリしていました。

思い当たるのは、寒さ? 車の中ではキャリーのまわりにひざ掛けを巻いていたし…。話しかけながら病院まできたし…。もしかしたら、このあとどのようなことが身に起こるのか、ももにはわかていたのかもしれません…。

体重増加
『どうですか? 元気はありますか?』 『お水はよく飲みますか?』 ももは比較的よくお水を飲む方で、多いといえば多くそれが日常化しています。でも1日中というわけでもなく、ごはんの前後よくお水を飲む姿を見かけます。多少、歯の痛みはありますがどうにかごはんを食べることができました。体重は微増で、3.20kg(前回は3.02kg)。

『体重増えましたね。体も少しふっくらしてきましたね』「そうなんです、おかげさまで体重が増えました。時々特に朝、痛がって途中で食べるのをやめてしまうこともあるんですけど、夜はだいたい最後まで、痛がらずによく食べられました」『最近何か変わったことはありませんか?』 「元気もあるし食欲もありますが、ここのところ4~5日夜鳴きをしています。それまではおとなしく夜寝ていたのですが…」

甲状腺ホルモンのほかにGPTもだし、腎臓関連の数値も確認した方がいいということで血液検査はフルセットで実施することになりました。そのため、採血は2回。1回目の途中からぐずりはじめ、2回目はとうとう“ウ~ぅ~~”とうなり始めました。採血は後脚の動脈からで、採血後少しの間ももは後ろ脚を押さえられたままの体勢に。動物看護師さんが止血を確認してから終了となりました。

GPT、下がる!!
GPTが見事に低下しました やはり、甲状腺の影響だったようです。『肝臓の数値が下がりましたね。ホルモンの影響がなくなって、だいぶ本人も楽になっていると思います』

腎臓も数値上異常がありませんが甲状腺ホルモンによってカモフラージュされている可能性もあるそうです。その他の数値に問題なく、おそらくT4+fT4の検査値についても歯の処置には問題がないだろうとのことでした。来週、甲状腺ホルモンの結果を待って、スケーリング(歯根に病巣がなければ)または抜歯予定。


<血液検査結果> 2009/12/6

検査項目    検査値   単位
WBC        112   10 2乗/ul
RBC        794   10 2乗/ul
HGB        12.0   g/dl
HCT        35.6   %
MCV        44.8 fl               
MCH        15.1  pg
MCHC        33.7 g/dl
PLT        31.3 10 4乗/ul

Na 152
K 4.4
Cl 125

1 Glu       83  mg/dl
2 T-Cho      147  mg/dl 
3 BUN       17  mg/dl
4 T-Bil  UNDER  0.2 mg/dl
5 GOT       28  lU/L 
6 GPT       157 lU/L 
7 Cre       1.5  mg/dl
8 ALP   UNDER  130  lU/L  
9 Alb 2.9 g/dl

(検査日:2009/12/6 F動物病院)


(※ご参考)血液検査値 2009/10/20 
*肝臓関連数値のみ
GOT        <45 IU/l     84 ← 78(前回)
GPT        <86 IU/l     464 ← 457(前回)
ALP        <151 IU/l     110 ← 72 (前回)
GGT         0-4 IU/l     10以下

単位:
* 10 x 4乗/μl


本日の体重:3.20kg

獣医眼科の先生を受診

夕方、獣医眼科がご専門のK先生にももの眼を診ていただきました。ふだんは、T大学の動物医療センターで診療をされているK先生は、土曜日だけ県内のK動物病院で診療をしてくださいます。かかりつけの先生から紹介状と、X線をお借りし直近の血液検査結果を持って午後5時家を出ました。

昼間は気温も高く、あたたかでしたが夕方以降だいぶ冷え込み、もものキャリーバッグは籐の編みこみで内側にコットン生地が張られているだけなので、冷たい風が吹き込んできっと寒かったことでしょう…。どうか、風邪をひきませんように。

病院に着くと、動物たちと飼い主さんたちでにぎわっておりスタップ数も多く、“流行っている”病院であることがすぐにわかりました。受付が待合室の中にあるような造りで、色分けされ整頓されたカルテや小物が飾られた受付まわり、整然と貼られたポスターや掲示物類、それに手作り(と思われる)動物の刺繍入り座布団カバーなど、あたたかみのある病院でした。受付を挟んで左右に2つのドアがあり、診察室は2つあるようです。ほどなく、奥の検査室兼眼科診察室に通されました。

モニターで眼の中を見る
血液検査の結果を見て、白血球数値が多少高いのは、体のどこかに炎症がある(と思われる)からで、ほかにGPT以外は異常がなく『腎臓もわるくなくて、体調をよく保ってきていますね』とほめてくださいました。また、ももの表情が落ち着いていることも。これまでの病歴を見て、『よく、がんばってきたねっ!』と、ももの頭頂のあたりをなでてくださいました。網膜に異常はなく、眼の後ろにある脂肪が痩せてきて眼全体がくぼんできているのだそうです。眼圧(右)は「8」、すこし上昇しました。

部屋の電気を消すと、K先生の手元の検査用器具の先、つまりももの眼の中の様子が17インチくらいのモニターに映し出されました。網膜の後ろに上下に縦断している血管が見えました。その血管の真ん中に丸い影が見えます。脳とつなかっている視神経の入口だそうです。視神経乳頭部分の画像を見るのははじめて。

診断:左目は、死亡
念入りに、ももの眼を診察してくださいました。そして診断は『左目は死亡しています』。右目と左目にライトをかざして、左右の違いを示してくださいました。反応する右目に対して、左目はピクリともしませんでした。

『いつごろから、充血していましたか?』 『今週くらいからだと思います…』少し前までは、黒目の斜め横にぼやっとした赤く斑点があるくらいだったのに、左目全体が赤く暗くなっていました。おそらく、この1週間くらいの変化であるように思われます。数日前(今週初め)、アトロピンで4、5日拡大していた黒目が元に戻って、まわりの黄色い部分(硝子体)が出現しているのを見た覚えがあります!! 今後、左目はゆっくりと充血した部分をを吸収していくのだそうです。ただし、左目は死んていて不活発なため、そのスピードは遅く月単位で赤味が薄れていくとのことでした。その間、本人(猫)に過度なストレスがかかったり、吸収を妨げるような傷病を発症しなければ。

緑内障のリスクがあった…
水晶体脱臼すると、硝子体がじかに角膜に接触するのだそうです。そすると、硝子体によって水晶体の隣の、毛様体や毛様体小体が圧迫されて本来その付近にある器官が機能できなくなり、硝子体に酸素を取り入れたり、老廃物を硝子体から排出することができなくなって、通常は眼圧が上昇し緑内障になることが多いそうです。水晶体脱臼後、逆に眼圧が下がったのは稀なケースとのこと。緑内障になると、痛みがあり動物にとって苦痛なのだそうです。『緑内障にならなかったのが不幸中のさいわいでした』 『この子にとっては、(眼圧が低下したことは)ラッキーでした』K先生は繰り返し、そうおっしゃいました。

以前、かかりつけの病院の待合室で飼い主さんから、緑内障のわんこの症状について聞いたことがあります。眼圧が上がると頭痛がして食べたものを吐いてしまうのだそうです。日によって眼圧は多少上下していて、上昇するたびに受診しているのだそうです。もっと早く、眼科の先生に診てもらっていたら、もしかしたら左目は死ななかったかも…とも後悔しましたが、「眼圧の低下は、ももにとってラッキーでした」という言葉を信じることにしました。眼の痛みにさいなまれなくて、よかった… 

今後、もし高血圧になったりすると、網膜はく離になることもあるそうです。甲状腺ホルモンはやはり、ちゃんとコントロールしないと、いろいろな疾患につながっていくようです。甲状腺をしっかり管理できていれば、大丈夫とのことでした。

眼と歯の関連性
ヒトの場合、眼と上顎の間に骨があるが、猫は眼球の後ろと上顎はきわめて接近しており間に骨がなく薄い膜で仕切られ、その下に上顎臼歯の歯根が位置しているのだそうです。そのため、左目の炎症と左側上顎(と思われる)痛みの関連性が指摘されました。

眼のすぐ後ろが上顎の歯根なので、眼→歯(または歯→眼)に影響が及んび歯の痛みを引き起こしている可能性があるそうです。今まで疑問のまま未解決だったところについて、K先生の見解をうかがい、どうなるものとも知れない不安が解消していきました。飼い主的には、状態が悪いなら悪いと知っておきたいもので、後手後手になるより前倒しで準備ができるものはしておきたいと思います。

“オールスターズ”
診察が終わって、紹介状に再度目を通したK先生が、ももがこれまでにお世話になった先生方の顔ぶれを指して『N大は、O先生でしょう?…。オールスターズだわ』とおっしゃいました。(N大でお世話になったのは、O先生の研究室のF先生ですが)歯科でお世話になっているF先生をはじめとして、ももは本当に恵まれていて、新幹線や飛行機で移動することなしに、国内でも指折りの専門医の先生方に診ていただくことができました。

リンパ腫に乳腺がん、両方とも猫にとって悪性中の悪性。K先生は、このふたつのがんに罹患したら通常おそらく、助かっていないだろうという見解をぽつりと述べられました。そうなんだ、やっぱり…。命は生かされているもの、あるときからももを見ていてそう感じられるようになりました。ほんとうは自分の命も、すべの命はみな“生かされている”もので、与えられた時間をいま生きていてそういう意味では、「与えられた限りある時間をしっかり生きることが自分にできるすべて」なんだということを、実感として認識できるようになりました。

1日2回、ホットタオル
当面、投薬は必要ないが、今後もっと目がくぼんでそれによりまつげが角膜を刺激するような場合には眼軟膏を塗布したほうがいいそうです。ふたんのケアは、目頭の隙間にたまる目やにを放置せずに取り除いてやり清潔に保つこと。具体的にはホットタオルを目の上に当てて、少し冷めたら軽くふきるようにするとメヤニがタオルについてくるそうです。1日2回くらい。今後もし何か、悪化と見られる変化があったら受診予定。


眼圧測定:
右:8
左:計測不可
*5以下は計測できない装置(医療器具)だそうです。


本日の体重:3.10kg


甲状腺亢進症内科療法

チアマゾールは、十分に効果が実証されているお薬で、容量を加減することで症状をコントロールしていくようです。2年以上継続服用する場合は、T4が正常値下限を維持できるような容量を服用するのだそうです。

+ + +

治療法は2つある。最良の方法は甲状腺切除術と言われる。
一般的なのは、ホルモンの量を抑える薬剤を与える方法が選択されています。適正なやり方をすれば、薬剤を与えるだけでホルモンの量が正常値を保ち、症状の悪化をくい止めることができます。

もっとも、毎日、ネコに薬を飲ませることが大切で、薬の服用を止めれば、またホルモンの量が増加し、症状が悪化します。飼い主の日々の努力が求められます。よくなると自己判断で薬をやめてしまうオーナーが多く、治療する獣医師の悩みの種である。
しかし個体差によるが2年間位が薬で維持する限界といわれている。別の研究者はもう少し可能であることを主張する方もいます。

最良の方法は外科的に甲状腺切除術と言われている。しかし他にも腎臓をはじめ、悪いところがあると、手術に踏み切れない症例もある。また再発例として甲状腺を切除した場合でも、体のどこかに新たに<甲状腺>を作ってしまう異所甲状腺症が何%か発生する。

1.甲状腺亢進症内科療法
イギリスではカルバゾール・アメリカではメチマゾール・日本ではチアマゾールと言った治療薬がある。日本の獣医師が手に入るチアマゾールはメチマゾールとは化学記号が一つ違うだけで投与量は同じで良い。アメリカのデーターが使用できる。

チアマゾール 猫・10-15mg/h/day、po
ホルモン合成阻害 。2~3週で下降。 3ヶ月モニター。2週間でCBC。T4の値を診て2.5mgずつ増減する。最大30mg/h/day、poで殆ど反応投与には副作用を伴うこともあるが、表1)この薬剤は十分に許容され、治療の継続とともになくなることが多い。

しかし個体差によるが2年間位が限界で、その後続けると再び副作用がでやすくなる。T4を正常値下限に保つ最小用量を探す。通常T3は正常値のままで良い。2.5~5mgずつ下げて、2週間毎に評価する。多くの個体は7.5~10mg/dayで維持可能です。

メチマゾールのデーターでは半減期は2.5~5時間なので、必ず1日2回の投与が必要です。また96%の猫に効果が認められいます。

表1)副作用は軽度のものは2~3週間で発現。食欲不振。嘔吐。元気消失。消化器症状。肝毒性。血小板減少。白血球減少。抗核抗体陽性

チアマゾール・他の研究者の報告猫・1.25-2.5mg/h、bid,po 1tab=5mg
1)1.25mg/h、bid,po
2)1.25ー2.5mg/h、bid,po
3)2.5mg/h、bid,po
4)3.75mg/h、bid,po 3~7日で副作用をみながら段階的にあげてゆく。1日量は1-1.5錠で維持可能。最初から多いと黄疸、肝障害がおこる事がある。
腎機能が悪いときは低用量からチアマゾールを始める必要がある。

※以下省略

参考資料
1・小動物レクチャーシリーズ 甲状腺  石田 卓夫 湘南臨床研究会03
2・内分泌疾患             左向    川崎市獣医師会01
3・小動物内科学全書
4・LLL-seminer no14

オダガワ動物病院HP > 猫の診療カルテ > 猫に多い病気より一部を引用しました

甲状腺のお薬、服用開始

今週月曜日、甲状腺ホルモンの検査結果が出てお薬を出してもらいました。少なくとも2週間服用、その後再度T4およびfT4の検査をしてから(結果が出るまで1週間)抜歯となります。

以下は、F先生のお話。
副作用としては、元気がなくなり食欲が低下することもあるとのこと。しかしこの病気の性質からすると、ホルモン分泌や代謝機能が亢進しているので低下した状態がふつうの状態でもあるともいえる。まれにGPTが上昇することもある。ほかに白血球減少、血小板減少の可能性あり。もし、服用によってあまりにも状態が良くないようであれば別途相談ということになりました。

甲状腺機能亢進症について。
きちんと薬でコントロールすべきであり、またそれが可能な疾病。F動物病院の多くのわんこ+猫さんたちがお薬によって状態を管理しているそうです。

もっとも心配事は歯の痛みによって、ごはんが食べられなくなること。しかし基本的に消炎剤は毎日服用しないほうがいいとのことで、6日分だけ処方していただきました。

3日後のももの様子。
食欲あり 本日はアニモンダ・プチを1缶、カントリーロード・トラウト&コッド(昨日の残り)1/4パック、そのほかにあじの水煮(大さじ2くらい)、お刺身2切れを食べました。歯の痛みは午後~夜にかけてはどうにか収まっており、ごはんに影響が出なくて済みました。ももが自主的にキッチンの自分のお皿の前にやってくる回数が増えました!

猫缶もgood!プチはプリプリしているので、つるつる口の中へ入っていくようにみえます。ももの様子からわかったのですが、ねっとりした水分の多い猫缶(水分80%以上)は歯の痛みには不向きで、プチやストラバイトケアのようなツルツルした食感、または水分の少な目なウェットフード(水分60%程度)でなおかつももの好きな味だと、痛みがあっても比較的食べることができます。

処方されたお薬:
チアマゾール(14日分)朝・夕2回服用
エヌセイド(6日分)*毎日は服用しないこと。


----------------------
甲状腺ホルモン検査結果
----------------------
サイロキシン(T4):8.7 (0.5-3.0)
有機サイロキシン(fT4):128.7以上(15.4-55.3)

*( )は正常値
(検査日:2009/11/9)

抜歯、延期。

11月に入り、歯の痛み(または歯ぐきの痛み)により、かなりごはんの量が減っていました。だましだまし回数を分けて給餌していました。

歯頸部吸収病巣?
先週末、ももが洗面所でお水のボールから水を飲もうとして、水面に舌をつけた途端40~50cm小走りで走り出すのを目撃。これはだめだと思い、F先生に診ていただくことにしました。

昨年はごはん、お水、最後には口に何も入れなくても痛がって前脚で宙をかくようになり絶食状態となり、最後はうなり声を上げて走り出すようになりました。歯頸部吸収病巣の痛み、苦痛はこのようなものでした。現状、ここまではいっていませんが、もう時間の問題(のような気がします)。F病院の受付の方たちはみなさん親切で、状況を説明すると処置の時間を確保、予約をとってくださいました。

GPTと甲状腺
F先生に最後に見ていただいたのは昨年12月。一年ぶりの受診です。
これまではいつも週末の午前だったので、品評会ができるくらいいろいろな種類のわんこたちが来ていましたが、平日の朝は動物たちもまばらでした。

血液検査の結果、GPTが222でした。
10/20の検査結果より半減していますが、同じタイプの計測器を用いて測定しており数値が半分になったと捉えていいそうです。なにが奏功したのか?わかりませんが、もものGPTは低下したようです。10/20以降、それまでにやっていなかったとといえば、ティートリーの耳用クリーナーを2~3日置きに両耳に2~3滴つけていることくらい。ステロイドを使用した時期とも重なりますが、点眼薬だし…

GPTが高いため、処置は延期となりました。はじめ肝臓の保護剤を1週間程度服用して、再度検査→処置という流れになるものと思われましたが、F先生が甲状腺機能亢進をちゃんと治療してGPTを下げてから、歯の処置をすることを提案してくださいました。

甲状腺ホルモンはきちんとコントロールすべきだそうです。現状でもかなり体に負担がかかっており、放置すると体のさまざまな臓器に影響が出てくるのだそうです。また、薬でコントロールできる病気であり、F病院の多くのワンコ+猫さんたちも薬によって数値を下げ状態を管理しているのだそうです。ちゃんとした治療を望んでいたので改めて甲状腺の検査をしてお薬を出していただくことにしました。2週間程度服用後に抜歯(歯頸部吸収病巣の場合は)予定。

ふたたび、採血
そのため、ももはもう1度キャリーから出て、本日2度目の採血となりました…。

本日の診療内容等:
血液検査
X線
甲状腺ホルモン検査(T4、fT4)

お薬:
痛み止め・エヌセイド(6日分)*水薬


本日の体重:3.00kg

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プロフィール

ロングテイル

Author:ロングテイル
名前:もも
1997年生まれ
毛色:茶色
好きなこと:
玄関脇のかさぎから空を眺めること、柿の木に登ること。

*このブログについて
(by ロングテイル)
物心ついた時から猫が大好きで、猫とともに暮らして30年以上。
2006年秋、もも(当時9歳)が鼻腔内リンパ腫と乳腺癌を同時に発症。
猫の病気や食事のあり方についての理解不足を反省し、このブログを作りました。特に、鼻腔腫瘍に対する放射線治療、乳腺切除手術と回復の過程について書いています。そのほかに、治療後の様子や日々感じたこと、病気について調べたことなどを書きとめていきます。

*主な内容は次のとおりです。
 ・鼻腔内リンパ腫の治療と予後
 ・乳腺切除手術後の回復過程
 ・がんの猫の食餌管理
 ・猫の乳がん
 ・おすすめの猫本
 ・ももの食事

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