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腫瘍随伴症候群とは

腫瘍随伴症候群は、癌がつくり出したホルモンやサイトカイン(タンパク質の一種)、その他のタンパク質などの物質が、血流に入って体内を循環することで起こります。

こうした物質が全身の組織や器官の働きに影響して生じるさまざまな症状が、腫瘍随伴症候群と呼ばれるものです。物質の中には、自己免疫反応を起こして組織や器官を障害するものや、臓器の機能を直接妨げたり、組織を破壊するものもあります。その結果、低血糖や下痢、高血圧などの症状が生じます。(以下、省略)

※万有製薬株式会社HP > メルクマニュアル医学百科 より引用しました

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たいていの腫瘍は中年から老齢のペットに発生するため、腫瘍とは別に心不全、腎不全等の持病を持っている場合も少なくないでしょう。腫瘍の進行度から考えると十分に完治を望める場合でも、そのために行なう治療にペットの体力が耐えられず大きなダメージを受けてしまうのなら、一体誰のために、何の目的で治療をしているのか全く分からなくなってしまいます。しかし逆に、ペットの全身状態にきちんと注意を払って考慮に入れ治療計画を立てるのであれば、老齢であろうと、持病があろうと、腫瘍治療を受けることも可能なわけです。13歳だから、15歳だから治療は諦める…必ずしもその必要はないのです。

さらにもうひとつ、ペットの全身状態を知っておかなければならない大きな理由が存在します。悪性腫瘍は、その腫瘍や転移による症状とは別に、無関係な身体の構造、機能にも変化を起こすことができます。これを副腫瘍症候群(腫瘍随伴症候群)と呼び、ある特定の腫瘍に対して特定の症状が現れることが知られています。

例えば、リンパ腫や乳腺癌、肛門周囲腺癌の時に伴う高カルシウム血症(血液中のカルシウム濃度が高くなり、腎不全をはじめ心臓血管系、消化器系、神経系に悪影響を及ぼす)やインシュリノーマ、肝細胞癌の時の低血糖(血糖値が低くなり、神経症状:痙攣発作、昏睡、死亡などが起こる)などが挙げられます。これらは、それぞれ元の腫瘍のために起こるのですが、しばしば腫瘍そのものよりも副腫瘍症候群の症状の方がペットの状態に大きな影響を及ぼすこともあり、これらを先に改善しないといけない場合もあります。

さらに、胸腔内や腹腔内などの外からでは見えない部分の腫瘍の場合は、この副腫瘍症候群の症状からたどって元凶である腫瘍を突きとめるきっかけを作ることもあります。(高カルシウム血症になっているから、どこかにリンパ腫があるのかもしれない、と疑って検査するなど)

※児島どうぶつ病院HP > 腫瘍の治療方法 より引用しました

悪性腫瘍の治療について

1. 悪性腫瘍の予後は、腫瘍の種類や性質、病期によって大きく異なる
2. 治療法の種類:摘出・切除手術、化学療法、放射線治療、免疫療法等
3. 治療の目的は、QOLの向上、苦痛や辛さの緩和
4. 治療の負担<病気の負担
治療と負担とは:
・手術における全身麻酔や手術の負担
・化学療法における副作用
・放射線療法における全身麻酔や副作用
・CT,MRI検査における全身麻酔や造影剤投与
病気の負担とは:
・疼痛や不快感、倦怠感、体調不良
・腫瘍の出血や化膿、破裂
・腫瘍随伴症候群・浸潤・転移

5. 病気との付き合い方
・少しだけ頑張ってさっさと病気とお別れする(短期)
・楽して付き合うこと(長期)
6. 飼い主の精神状態は動物に大きく影響する
7. 今日、元気で一緒に居られることを楽しむ
8. 体調や体質の理解と把握
9. 腫瘍の特性や性質、症状などの理解
10. 体調を優先し、中止・休止することも
11. 治療を行う場合、効果の基準を決める 
12. サプリメントは自己の免疫を賦活化し、QOLも向上
13. 精神的なリラックスは絶大な効果

化学療法の主な副作用:
・骨髄抑制、免疫力低下、消化力低下、消化器紹介、組織懐死、脱毛
・それらの作用には強弱があり、固体差(感受性)は大きく異なるため初回投与時の発現程度の予測は困難。

腫瘍に起因する症候:
・合併症
・腫瘍随伴症候群

悪性腫瘍の治療は、腫瘍の大きさに変化がなくとも、体調や症状の改善が認められれば、その治療は良いものと考えられ、その逆もしかりである。


※久山獣医科病院HP > 資料室より、一部を引用しました

猫の鼻の疾患:外科的考察

猫の鼻疾患を診断するには,臨床症状(鼻汁,くしゃみ, 呼吸困難 ,呼吸器の異常な音,排泄物が両側性なのか片側性なのか)とそのヒストリー(ワクチン接種の有無,飼育環境,病気のヒストリー)が手助けになる.一般的には,若い猫ではウイルス疾患,異物,鼻咽頭ポリープと関連した鼻炎が多く,老猫は腫瘍が多いようである.急性症の原因には異物、外傷、感染等があり,慢性症には腫瘍とポリ-プ等がある.

片側性の排泄を示す疾患には,ポリープ,腫瘍,異物が多く,両側性の排泄物には,腫瘍,感染症が多い.診断方法としては,先ず胸部レントゲンと病変領域のリンパ節の吸引が行われ,転位の有無を評価する.次に,全身麻酔下で鼻腔,口腔咽頭,喉頭を注意深く検査する(咽頭の尾側を観察するにはフレキシブなファイバースコープを使用する事がある).

そして,病変部の横臥像,背腹像,開口した状態の腹背像,前鼻洞像,斜像をレントゲン撮影する.但し,早期の鼻の腫瘍は,炎症変化と同じ様な外観を呈するのでレントゲン上で区別するのは難しい(骨融解,軟部組織の密度の増加は腫瘍,細菌感染,炎症でも起こる).

最後に,耳鏡,歯鏡,光ファイバ内視鏡を使用した鼻鏡検査によって鼻咽頭の尾側と鼻道を評価する.確定診断は,鼻腔洗浄または生検によって得られた検体の細胞診または組織学的検査によって行われる(著者は,アリゲーター鉗子,硬いポリプロピレン製の尿カテーテル,Sovereign カテーテルによる生検を推奨している).これらの方法で確定診断できないときには,試験切開をして生検を行う.

鼻の腫瘍の臨床症状は,くしゃみ,排泄物,鼻出血,神経症状などである.疫学的調査では,雄猫のほうが雌猫よりも腫瘍の発生率が高く,上皮系腫瘍,リンパ系腫瘍が多い.その転移率は低いと報告されていたが,最近の調査では120頭の犬のうち49頭に転移が確認されている.

鼻の腫瘍に対する治療法 -現在の治療法は,局所病変を直接コントロールすることである(呼吸状態の改善,鼻出血の減少など).その方法には,外科的切除,放射線療法と外科切除,放射線療法単独,化学療法,免疫療法凍結外科療法がある.

しかしながら,それらの治療法の有効性の比較が困難であるが,鼻を切開して腫瘍を摘出する外科手術は,生存期間を延長していないようである.これは,腫瘍を完全切除できない事に起因するようである.放射線療法は,鼻の腫瘍に対して最も有効な治療法であり,外科療法と組み合わせるべきであると思われるが,その評価が必要である.

慢性の副鼻腔炎の原因には,ウイルス,クラミジア感染,細菌の二次感染,炎症性ポリープ,寄生虫,異物などがある.その内科的治療としては,培養と感受性試験に基づいて4-6週間抗生物質療法を続ける.もし治療後に再発したなら,篩骨の掻爬と鼻胴の切除を考慮すべきである.

鼻咽頭の腫瘍性ポリープまたは炎症性ポリープは,鼻咽頭,耳管などにマスを形成する.その治療は,腹側骨膨大部切開(単独で適用される場合と外側外耳道切除と共に適用される場合とがある)が適応される.


※日本臨床獣医学フォーラムHP > 臨床病理学 > 猫の疾患関連 より引用しました

猫の腫瘍

一般に腫瘍は老齢疾患と考えられていますが、猫ではウイルスが原因の腫瘍も多くあるため、若い動物にも腫瘍発生のピークがあります。それから猫の腫瘍の約80%が悪性腫瘍であることも特徴です。悪性腫瘍は一般にガンとも呼ばれますが、無制限に増殖し、周囲や遠い器官に広がったり転移したりします。そして切っても再発したり、最初の手当が手遅れだと、ほとんどの場合動物を死に至らしめます。

良性の腫瘍は、転移をおこしたり、切りとるのが難しいように広がったりすることはないのですが、場合によっては手術ができない場所にできて(脳腫瘍など)、機能障害のために動物が死ぬこともあります。猫で多い腫瘍は、第一がリンパ肉腫、第二が白血病、第三に皮膚の扁平上皮ガンと乳腺のガンが並んでいます。部位別でみるとリンパ腺と血液の腫瘍を除くと、皮膚にできるものが多いことがわかります。

原因をみると、リンパ肉腫や白血病のほとんどは猫白血病ウイルスによるもの、その他は老化にともなっておこるものと考えられますが、特殊な例では太陽光線の強い場所に住む白猫には、耳や鼻に紫外線によるダメージが原因の扁平上皮ガンが多いといわれています。カリフォルニアでは耳にサンスクリーンをぬって外出する猫もいます。

早期診断 腫瘍の治療は早く手を打つことがかんじんです。このために、よく猫の体を常にさわり、異常な膨らみ、腹部を痛がる、皮膚のいぼや直りにくい皮膚病などに注意を払いましょう。そして少しでも異常がみられたら、病院で精密検査を受けるべきです。腫瘍の診断で最も信頼できるものは、バイオプシー(生検)で組織や細胞をとって顕微鏡検査をすることです。したがって腫瘍を疑うようなものができた場合、とくに急速に大きくなったような場合には、すぐに検査を行なうべきでしょう。

【治療】
切りとれるものは早めに切りとることが最良の治療です。ところがリンパ肉腫(リンパ球のガン)や白血病(白血球のガン)のように、切りとることのできない腫瘍が猫では多いため、抗ガン剤という薬を使った治療がよく行なわれます。しかしながら現在までに開発された薬では、一時的によくなって延命効果はみられますが、完全に治ることはあまりありません。

【予防】
猫で一番多いリンパ系のガンや白血病は、ほとんどが猫白血病ウイルス感染の結果おこるものなので、このウイルスに感染しないように注意すれば、危険も少ないでしょう。白い猫は強い太陽光線の下で日光浴をさせないようにした方がよいでしょう。また雌猫の乳腺ガンは、避妊手術済みのものには少ないことが知られています。


※日本臨床獣医学フォーラムHP > 猫の病気 > 猫の体の異常 より引用しました

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プロフィール

ロングテイル

Author:ロングテイル
名前:もも
1997年生まれ
毛色:茶色
好きなこと:
玄関脇のかさぎから空を眺めること、柿の木に登ること。

*このブログについて
(by ロングテイル)
物心ついた時から猫が大好きで、猫とともに暮らして30年以上。
2006年秋、もも(当時9歳)が鼻腔内リンパ腫と乳腺癌を同時に発症。
猫の病気や食事のあり方についての理解不足を反省し、このブログを作りました。特に、鼻腔腫瘍に対する放射線治療、乳腺切除手術と回復の過程について書いています。そのほかに、治療後の様子や日々感じたこと、病気について調べたことなどを書きとめていきます。

*主な内容は次のとおりです。
 ・鼻腔内リンパ腫の治療と予後
 ・乳腺切除手術後の回復過程
 ・がんの猫の食餌管理
 ・猫の乳がん
 ・おすすめの猫本
 ・ももの食事

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