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飼い主の体験とは
それがたとえ、いち飼い主としての経験に基づくものだとしても、放射線治療や全身麻酔が動物に与える影響について安易に言い及んでいいものか、ちょっと立ち止まって考えてみました。なぜかというと、身の回りのほんの何人かの友人・同僚と話しただけでも、ももの場合と正反対な経験を持つ犬や猫の飼い主が、決して少なくないことがわかったからです(たとえば、全身麻酔に弱い長毛種の猫・11歳、鼻腔腫瘍(悪性)で放射線治療を途中で中断するほど健康状態が低下、治療後まもなく亡くなった室内犬・12歳)。
動物は、ひとの場合よりもずっと個体差が大きいような気がします。また、腫瘍の部位、診断名が同一でも、体力のない犬・猫、老齢な犬・猫、病巣の範囲や進行度の差異により、治療結果の現れ方はさまざまなようです。主治医の先生が治療開始後の健康状態の維持について、ことのほか強調しておられました。たいへん慎重に説明してくださったのだと思います。ももは、幸運にも体力があり、骨太な猫だったのでしょう…。
(ご参考)
・「麻酔大丈夫ですか?」という問いへの答え
・正確な医療情報の検索方法
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