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ペットのためのごはん講座
場所はペットホテル&クリニック フィルウ(世田谷線・松蔭神社前から徒歩3分)、教えてくださるのは獣医師の紺谷先生。
講座の間ずっと、サイドボードの自分の家で寝ていたはなちゃん(7歳、メス、三毛)のかわいらしさ





講座の内容はというと、知らず知らずのうちに思い込みをしていたことにたくさん気づきました。たとえば、塩分に対する誤解やストラバイト結晶や結石症の予防や原因の考え方など。また、ももの場合は、やはり生食ではなく火を通したほうがいいとのこと。手作りごはんへの心理的な敷居が取り払われた感じ。
最後に、講座の前にセットしておいた手作りごはんが炊き上がり、紺谷先生がごはんと混ぜるなまり(カツオを蒸したもの)を取り出して手でほくじはじめると、寝ていたはなちゃんが目をパッチリ開けて、こちらを凝視。間もなく家から出てこちらにやってくると、ごはんをおいしそうに食べ始めました。
猫と塩分
健康な猫にとって、適度な塩分は必要。
塩分を与えてはいけないというのは誤り。ただし、腎臓疾患末期で排泄不全のある猫は別。塩分ゼロにする可能性があるとしたら、この子たち。
お水をいつでも飲める環境があり、トイレをがまんしない猫なら、余分は塩分は水分と一緒に体から排出される。
なぜストラバイトができるのか?
原因はミネラルの摂取量だけではない。ミネラル類を一方的に少なくすればいいというものではない。
一方、尿のアルカリ化も、他の要因があるはず。そちらをまず改善することが大切。それでもだめなら尿pHをコントロールするという方法が考えられる。なぜ、尿pHがアルカリ性なのか? 体液がアルカリに傾かないように、体から排出しているから。
水分をあまり摂らない、トイレを我慢してギリギリになってからするくせがついていると、濃い尿を長く膀胱の中に入れておくことになって問題が起きるベースが作られる。トイレの回数をふやすことや水分を十分にとることが大事。
紺谷先生ははなちゃんになるべくいろいろな食材を摂取してほしいと思っているとのこと(お肉&お魚)。今日はデモンストレーションなので、大好きなお魚にしたのだそうです。
猫は犬とちがって、必要な栄養素を摂取した食品から体の中でつくれないこと多い。たとえば、βカロチン→ビタミンA、タウリンなど。タウリンやビタミンAは、動物性蛋白に含まれるので、お肉やお魚をバランスよく摂るのがいいそうです。
今日のはなちゃんのメニュー
なまりと野菜の炊き込みごはん
炊き込みごはんの材料:
・お米
・水
・昆布(3x6cmくらい)
・にんじん、えのき、さつまいも、大根(全部、5~6ミリくらいのさいのめ切り)
他に
・サツマイモ1本 …*一緒に炊き込むと、ごはんが炊き上がるころにはほっくりしてすぐにマッシュできる状態に。猫のごはんにも飼い主のおやつにも!
手順)
①全部を炊飯器に入れる。
②サツマイモをごはんの上にのせて炊く。
③炊き上がったら、サツマイモ、昆布を取り出し、別に用意したお魚、お肉などをごはんと混ぜてできあがり。
(素朴な質問)人間の食べるお魚をあげても平気? ←愚問だとういうことがわかりました…
人間が食べて塩気がきついと思えるものはやめておくべきでしょうけど。
これからなまりがお魚屋さんに並ぶ季節。ももの先代はなまりが大好きだった。ももにはほとんどあげたことがない… なまりでごはんを作ってみよう。
*紺谷先生のブログはこちら
獣医師KONNTNIの手作り食一問一答
・処方食を食べると吐いてしまいます…その2
・処方食を食べると吐いてしまいます…
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ストラバイトと尿石症についてとてもわかりやすく書かれています


三毛猫 花(はな)のトリミングレポート
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