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がんにおける「患者力」

緩和ケアがなぜ必要なのか、「患者力」という概念と言葉を用いてとても明快に説明している記事を見つけた。
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先日、東京大学の医師が緩和ケアについてのアンケート結果を記者会見で発表しておりました。そのなかで、「患者さんの80%が、最後まであきらめずにがんばりたいと考えている」と述べていました。アンケートの対象者が不明確であるので、コメントのしようがないというのが正直なところでしょう。しかし、よく考えてみれば、この結果は当たり前の話です。誰でも生き残るチャンスがあれば、それにかけたいというのは当然の願望だからです。

・患者力=患者さんの総合力
さて、07年4月に「がん対策基本法」が施行されました。この法律では「早期からの緩和ケアの必要性」がアピールされています。緩和ケアというのは、「患者力」という言葉を使うとよく理解できるように思われます。患者力の中心にあるのは「体力」「(体力の)予備能力」「免疫力」「気力」ですが、場合によっては「知力」とか「霊力(スピリチュアリティ)」も加わります。一言でいえば「患者さんの総合力」のことです。

・患者力の低下
がんと診断される時点で体調不良がある場合もない場合もあります。しかし、いずれにせよ病院で、様々な種類の検査を受けます。がんでなければ、今後の注意などを説明されて終わりますが、もし、がんであれば診断の結果と今後の治療方針を「告知」という形で医師から説明されます。早期からの緩和ケアというのは、告知時点からの緩和ケア(患者サポート)のことです。決して、痛みを緩和するというだけの意味ではありません。

がんは、決して不治の病ではなくなっていますが、告知されることは大きな意味を持つことになります。そのひと個人の人生が変わることでもありますし、人生観、価値観の変動、生涯計画、家族関係、社会関係すべてを見直すことになります。大きなショックです。当然、パニックに陥ったり、精神的ダメージを受けたりする可能性があります。これはとりもなおさず「患者力の低下」につながります。

・患者力を弱めるさまざまなつらさの緩和=「緩和ケア」
告知を受けて、次に本人がしなければならないのは正しい治療法を、納得して選択することです。そのためにも、速やかに正常な判断力、つまり患者力を回復しなければなりません。そのためには、いろんなサポートが必要です。何らかの薬に頼る必要も生じたりします。このように、患者力を弱めようとする様々なつらさを、種々の方法を用いて緩和することが緩和ケアといわれるものではないでしょうか。

・患者力の回復
また、がんの治療が始まりますと、体力や気力の消耗など患者力の低下がみられるようになります。このようなときにも、速やかな患者力の回復ががん治療を続けるために必要となります。たとえば、疼痛(とうつう)緩和をはじめとする不快な症状の除去もその一つです。疼痛緩和・症状緩和が不十分であると、患者さんにとって、こんなに自分はがんばっているのに報われないという達成感の喪失だけでなく体力、気力の喪失につながります。言いかえれば、疼痛緩和・症状緩和は患者力の回復に大きく貢献することになります。その結果、患者力は速やかに回復し、闘病意欲も高まることになります。

・患者力の強化
まとめますと、緩和ケアという概念は疼痛緩和だけではなく、患者力を強くする、という大きな意味を持っていることになります。今のがん治療は告知を前提として成り立っております。もし、この時点で緩和ケアが十分に活用できない場合には、以前からみられたように様々な問題が発生する余地があります。とくに医師に対する不信感は深刻な問題になります。患者さんの気持ちを結果的に無視してしまう、次の方策を提案できなくなってしまう、相互に信頼関係がなくなってしまう、そして最悪の事態として患者さんががん難民化してしまう、というように、患者と医師の関係が悪循環に陥ってしまう可能性があります。

・緩和ケアの啓蒙・普及
この問題は、実は、医師の側にも同じようにみられます。医師も不安に思っているのです。また、同じような不安の一種と考えられるのですが、一部の医師の中にむやみに麻薬を使うべきでないと頑(かたく)なに信じている方もいます。こういう医師側の不安面を解決するために、地域がん診療連携拠点病院を通して、がんに携わるすべての医師を対象に緩和ケアの講習会を開催して、緩和ケアの知識の普及に努めております。このことにより、緩和ケアの一層の普及と、少しでも早く緩和ケアが行える態勢づくりをめざしております。

残念ながら、医師不足の昨今、緩和ケアを専門とする人材も十分ではありません。したがって現状では、緩和ケアチームですべてをまかなえる態勢にないのは確かです。とくに全人的に患者を癒やすという方向性は、まだ端緒についたばかりで、あり方も含め今後の検討課題といえるでしょう。

(前弘前大学医学部付属病院腫瘍(しゅよう)センター長・同大学院放射線科学講座教授 阿部由直先生、弘前大学医学部付属病院緩和ケアチーム、同大学院麻酔科学講座講師 佐藤哲観先生)

asahi.com> マイタウン> 青森> 弘前大企画 がんの話(59)患者力高める緩和ケア(2009年02月27日)より引用しました


*小見出しおよびボールド(太字)による表示は、は当ブログ管理人によるものです。

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名前:もも
1997年生まれ
毛色:茶色
好きなこと:
玄関脇のかさぎから空を眺めること、柿の木に登ること。

*このブログについて
(by ロングテイル)
物心ついた時から猫が大好きで、猫とともに暮らして30年以上。
2006年秋、もも(当時9歳)が鼻腔内リンパ腫と乳腺癌を同時に発症。
猫の病気や食事のあり方についての理解不足を反省し、このブログを作りました。特に、鼻腔腫瘍に対する放射線治療、乳腺切除手術と回復の過程について書いています。そのほかに、治療後の様子や日々感じたこと、病気について調べたことなどを書きとめていきます。

*主な内容は次のとおりです。
 ・鼻腔内リンパ腫の治療と予後
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