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肉食獣の歯牙の機能

猫の口内炎が進行する(難治性口内炎)と、生死にかかわるほどの摂食障害になるという…

+ + +

歯周病が進行すると…
歯周病は、 歯についたプラークや歯石に含まれる様々な歯周病菌が、歯肉に感染し、 炎症を起こし、その炎症は歯の根っこの歯根膜に及んで行き、 歯槽骨をも侵し、 果ては歯槽骨が融解吸収されて歯がぐらぐらと動揺するようになり、 最後に抜けてしまうことでその進行が停止するのである。

しかし、その過程で歯周病菌は全身の血流に乗って、 歯とかなりかけ離れた場所の心内膜、 関節腔などの部分に移動して、そこで細菌性心内膜炎や変形性骨関節症の原因になったりして動物の健康にひどい悪影響を及ぼすのである。

また、歯周病の進行とともに歯肉炎、 歯根膜炎がひどくなると、動物は飼い主が口の周辺を触るのをひどく嫌がるようになったり、 口の痛みから食事を摂ることが出来なくなったり、 その苦しみは相当なものであると思われるのであるが、 哀しいかな音声による言葉を話すことの出来ない彼らは、私たち人間にその事実を気付いてもらえず、 かえって歯周病に起因するひどい口臭なんかを疎んじられて、非常に可哀相である。

歯周病の治療
なってしまった歯周病は、何と言ってもその原因である歯石を取って、歯の周囲を清潔な状態にしてやることがまず必要である。 歯石を取ると簡単に言うが、 そう簡単にはいかない。 歯周病で来院される患者さんは、どの子もひどく進行していることが多く、 歯を触ること即ち大きな疼痛となる状態であることが多い。 ただでさえ口を触られることに慣れていない犬猫に、無麻酔で処置をすることはほとんど不可能である。

従って、歯周病の治療として行なわれる歯のスケーリングでは、全身麻酔が不可欠なのであるが、 既に高齢になっている動物に、 しかも、心疾患を併発しているような場合には、非常に気を使う作業となるのである。

当然全身麻酔の前には、動物の年令に応じて、血液検査、 心電図検査、胸部エックス線検査を行ない、麻酔のリスク評価をしっかり行なう必要がある。 また、歯石の付着程度がひどい症例では、頭部エックス線検査も行なって歯周病が歯根膜をどの程度侵しているのか、歯槽骨が吸収されて抜歯の際に下顎骨が骨折するようなことが無いのか、というところまで評価しなければならないのである。

肉食獣の歯牙の機能 -捕食と武器
猫の場合、歯周病がひどくて難治性口内炎になって、命にかかわるほどの摂食障害になっている症例が時々あるのだが、そんな子では思い切って全顎抜歯とか全臼歯の抜歯を実施することがある。 すると、今までどうしたって治らなくて辛かった頑固な口内炎が改善して、ちゃんと食べることが出来るようになることがほとんどである。

歯が1本もなくなると生活に不自由を感じるようになるのではないかと心配される方が多いのだが、犬猫の場合人間ほど心配することはないと思う。 すなわち、犬猫のような肉食獣の歯牙の機能は、兎や牛馬山羊のような草食獣や我々人間や豚のような雑食獣とは根本的に異なるのである。

犬猫の歯の機能を具体的に考えてみると、まず獲物を捕食したり敵と戦う時の武器である。 獲物を発見すると追いかけて追いついたら強力な牙と第4前臼歯で相手を殺す。 そして、獲物の肉を自分が飲み込めるサイズに切り取って、後は丸呑みするのである。

そう、犬猫の消化には基本的に咀嚼という行動は不要なのだ。 であるからして、ドッグフード、キャットフード、あるいは調理食品を食べている犬猫の場合歯牙のあるなしは生存にそう影響しないのである。当院で今までに全顎抜歯もしくは全臼歯抜歯を実施した犬や猫で食事が食べられないというクレームがついたことは今までなかったし、むしろひどい口内炎が治まって生活の質が向上したとの報告を受けたのがほとんどである。

※歯周病 グリーンピース動物病院HPより一部を引用しました
(*出典の全文内容をご覧になる場合は、「診療方針<獣医歯科<歯周病」からご覧ください。なお、当該ページには施術中の動物のカラー写真等が掲載されていますのでご承知おきください)。

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1997年生まれ
毛色:茶色
好きなこと:
玄関脇のかさぎから空を眺めること、柿の木に登ること。

*このブログについて
(by ロングテイル)
物心ついた時から猫が大好きで、猫とともに暮らして30年以上。
2006年秋、もも(当時9歳)が鼻腔内リンパ腫と乳腺癌を同時に発症。
猫の病気や食事のあり方についての理解不足を反省し、このブログを作りました。特に、鼻腔腫瘍に対する放射線治療、乳腺切除手術と回復の過程について書いています。そのほかに、治療後の様子や日々感じたこと、病気について調べたことなどを書きとめていきます。

*主な内容は次のとおりです。
 ・鼻腔内リンパ腫の治療と予後
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