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“落ち着きのないこども”のようながん細胞

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どうして放射線でがんが治るのですか?

放射線は細胞の染色体を攻撃します。ちょっと補足しますと、細胞には中心にある核とそれ以外の細胞質があります。核には遺伝子を持った染色体があり、細胞分裂のときまずこの染色体が2つに複製されてから、細胞質が2つに分裂します。1つの染色体から2つのコピーが複製されることにより、元の細胞は2つの細胞へと分かれることができるのです。

もし、染色体が正しく複製されなかったらどうなるのでしょう。できた2つの細胞は元の細胞とは違ったおばけのようなものになって死んでしまいます(実はこのとき生き残ったものががん細胞なのです)。

さて、染色体が複製されるときは非常に不安定な状態になります。このとき染色体が放射線を受けると正常な複製ができなくなり、細胞は死んでしまいます。ですから、放射線は、細胞分裂がさかんな細胞ほど殺しやすい性質を持っているのです。このことは残念ながら、がん細胞にも正常な細胞にも言えることです。もし、がん細胞の遺伝子だけを攻撃できればこれほどすばらしいことはありませんし、がんも制圧されていることでしょう。なぜなら、正常な細胞に影響を与えないとすると、副作用が出ないことになるからです。そして、いくらでも放射線をかけることもできることになります。

しかし、現実には、正常な細胞も細胞分裂をしているので(神経の細胞は例外。これは生まれてから減る一方です)そうはいきません。やたらに放射線をかけると副作用ばかりが出ることになりかねないのです。

ではどうして放射線ががんの治療に使われるのでしょうか。それは、がん細胞が正常な細胞より細胞分裂が盛んだからです。正常な細胞はその細胞の役割を果たすように特定の性質を持っています。そして、必要でない場合は、分裂もそれほど行いません。それに対して、癌細胞はたとえて言えば落ち着きのない子供といっしょで常に分裂しています。がんがどんどん大きくなっていくのはこのためです。この“落ち着きのなさ”はがんの種類によって異なり、細胞分裂の激しいものほど放射線は効くことになります。逆に正常細胞でも分裂が激しい細胞、例えば腸の粘膜の細胞や生殖腺の細胞などは放射線に弱いのです。

そして、放射線ががん治療に使われる理由としてもう1つ大事なことは、がん細胞と違って、正常細胞が放射線によるダメージから回復する力を持っていることです。正常な細胞の染色体は放射線によってダメージを受けても、そこから回復することができます。この能力はがん細胞にはほとんどありません。このため、結果的には、がん細胞だけが消滅してその周りにある正常な組織は元のままでいられるのです。


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『放射線をかけると言われたら 新版』(青木幸昌、中川恵一著 三省堂 2000)p172-174より引用しました


放射線をかけると言われたら―患者の疑問に答える放射線をかけると言われたら―患者の疑問に答える
(2000/07)
青木 幸昌中川 恵一

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ロングテイル

Author:ロングテイル
名前:もも
1997年生まれ
毛色:茶色
好きなこと:
玄関脇のかさぎから空を眺めること、柿の木に登ること。

*このブログについて
(by ロングテイル)
物心ついた時から猫が大好きで、猫とともに暮らして30年以上。
2006年秋、もも(当時9歳)が鼻腔内リンパ腫と乳腺癌を同時に発症。
猫の病気や食事のあり方についての理解不足を反省し、このブログを作りました。特に、鼻腔腫瘍に対する放射線治療、乳腺切除手術と回復の過程について書いています。そのほかに、治療後の様子や日々感じたこと、病気について調べたことなどを書きとめていきます。

*主な内容は次のとおりです。
 ・鼻腔内リンパ腫の治療と予後
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