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ネコの腎臓病

年をとると、体のあちこちが弱ってくる。 体格の小さなネコの場合、内臓、ことに腎臓病にかかるケースがきわめて多く、10歳を越えたネコの死因第1位が腎不全ではないかという。 日頃の塩分の取り過ぎがじわじわと腎臓をむしばんでいき、尿毒症など、腎不全特有の症状が出れば、万事休す。症状の緩和治療がせいぜいで、治る見込みはない。 ネコにとっての「地獄の使者」腎臓病とはどんなものだろうか。

・血液をろ過、老廃物を排出
ネコも犬も人間も、胃・腸などで消化・吸収した栄養素と肺呼吸で取り入れた酸素を、血管を流れる血液が不眠不休で体中の細胞に送り込み、反対に、各細胞の出す老廃物と炭酸ガスを回収し、体外に排出することによって生きている。その血液をろ過し、老廃物を水に混ぜ、尿として外に出す大切な臓器が腎臓である。

・機能障害がおこると…
ネコの腎臓が機能障害をおこし、有害な老廃物が排出されないと、尿毒が血液に混じったままで体中を循環する。そうなれば、吐き気がひどく、気分が悪くなって食事どころではない。尿毒が口内粘膜にたまると、口内や舌が潰瘍をおこす。腸粘膜がただれると、下痢や出血が止まらなくなる。尿毒がひどくなれば、脳を侵して硬直性痙攣(けいれん)をおこし、悲惨な最後をとげる。

・老廃物処理、水分調節機能、脱水症状
腎臓には、老廃物処理のほかに重要な役割がいくつもある。身体の水分の調節もその一つだ。ネコは犬に比べて、あまり水を飲まない。だから、貴重な水分をむやみに体外に排出すれば、脱水症状をおこす。老廃物をたっぷりと含んだ濃いオシッコを少しだけ。それが健康なネコのあり方だ。しかし腎臓の水分調節機能がこわれると、尿の量がどんどん増えて脱水状態になる。するとネコは一転して水を大量に飲むようになる。

・尿タンパク、悪性貧血
また、腎臓には血液中の栄養素を体外に排出しない機能や造血ホルモンをつくる機能もある。腎臓が悪化すれば、尿タンパクが出る。結果、げっそりとやせる。造血ホルモンがなくなれば、新たな血液がつくれない。悪性貧血のため、生命を維持できなくなるわけである。

・代替が不可能な腎臓機能
ネコや犬などのノミ退治に、これまで人間はいろいろと知恵をしぼってきた。胃腸が弱って、栄養素や水分を吸収できなければ、点滴によって直接血管に送り込めばいい。しかし、血液のろ過と、老廃物の排泄、水分の調節などを手軽に代行することなどできそうもない。人間なら、腎臓が弱れば、人工透析がある。もっと悪くなれば、腎臓移植というケースも考えられる。

・か弱いのにガマン強い
でも、ネコや犬の場合、現状ではせいぜい、点滴によって水分を血液中に入れ、ろ過機能の衰えた腎臓の働きを助けたり、経口炭素吸着剤を飲ませて、腸内で老廃物を吸着させ、便とともに排泄させるぐらいが関の山。いったん、腎不全になれば、治癒、回復が不可能なのである。おまけに、ネコの腎臓は弱いにもかかわらず、ガマン強い。だから、臓器全体の4/3ほどが機能障害をおこして小さく萎縮するまで、目立った症状は現れない。

・食餌管理が唯一の方法
飼い主が「うちのネコ、このごろ元気がなくて、よく吐く。水をがぶ飲みする。首筋を持つと、皮が元に戻らない。おかしいな」と、異常に気づいたときは、ほとんど手遅れというわけである。となれば、日頃から地道に腎臓病対策をとっていくしか方法はない。そのほとんど唯一の対策が食事管理である。(監修/岸上獣医科病院 院長 岸上正義先生 1995年7月15日)

犬猫病気大百科 > 猫の病気 > 腎臓病より一部を引用しました

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名前:もも
1997年生まれ
毛色:茶色
好きなこと:
玄関脇のかさぎから空を眺めること、柿の木に登ること。

*このブログについて
(by ロングテイル)
物心ついた時から猫が大好きで、猫とともに暮らして30年以上。
2006年秋、もも(当時9歳)が鼻腔内リンパ腫と乳腺癌を同時に発症。
猫の病気や食事のあり方についての理解不足を反省し、このブログを作りました。特に、鼻腔腫瘍に対する放射線治療、乳腺切除手術と回復の過程について書いています。そのほかに、治療後の様子や日々感じたこと、病気について調べたことなどを書きとめていきます。

*主な内容は次のとおりです。
 ・鼻腔内リンパ腫の治療と予後
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