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抗がん剤治療期間の様子 -遊ぶ、行動範囲
猫は遊びの天才。テーブルの下で、封筒の切れ端、お菓子の包み紙、ティッシュなどを見つけると、器用に前脚をを使いじゃれて遊んだ。伸ばした前足に張りがあり、対象物を見つめる眼には集中力と“目ヂカラ”も。とても病人とは思えないような身のこなし。
ももが家と外とを自由自在に出入りしていると話すと、同じ猫の飼い主に驚かれることが多い。住宅事情にもよると思われるが、やはり、時代は室内飼いが主流なようだ。子猫の時から室内で育てられた猫は、外を怖がり出ようとしないという。また、雄猫の場合すきを見て外に逃げ出そうとすることもあるという。
ももは外が大好き。発症する以前は、となりのブロックのマンションやそのとなりの空き地へよく足を伸ばしていた。長時間姿が見えないときはたいてい、そこにいるようだった。今年になり、乳腺切除手術(1月)以降、見知らぬ猫と遭遇しけがをするのが心配で、とにかく目の届く範囲にとどまるように仕向けた。よく家の裏手から隣接する住宅を通り、となりのブロックへ行くのがお決まりのコースだったがそれも阻止。
行動範囲の制限はストレスだったかもしれないが、本人(猫)は元々コンクリート好き。両隣りのガレージで日に何度もゴロゴロをする。抜糸後は、柿の木に登る回数が倍増。行動範囲が狭まった分、3次元の方向へ行き先が変った。
桜が満開を過ぎるころから、玄関先やお隣りのガレージに静かに座ることが増えた。家族によると、日中もずっと(20-30分くらい)車の下や同じ場所から外を眺めていることがあったという。また同時期に、どうも柿の木に登らなくなったと思ったら、小さな新芽が青々とした葉に成長し屋根までの空間をふさいだ。そのため、屋根へは飛び移れなくなった。
裏手の東側に隣接するお宅は、もものお気に入りの場所のひとつ。L字型の敷地内はゆったりしていて、いつも季節の花がプランターのこじんまりと植えられている。ももはその辺りをひとりで歩くのが好きなようだ。治療後半(3~4回目)以降、足を伸ばす後姿をよく見かけるようになる。また、家の前の道沿いに数10メートル離れたところから、ももがこちらへ向かって歩いてくるところを家族が目撃。少しずつ家から離れた場所に足が向かうようになる。
室内でも、床の上、階段の途中や上がりきったところにちょこんと座っていることが増える。以前はがらんとした誰もいない部屋の中を、しっぽをぴんと立て早足でぐるぐる歩き回ることが多かったのに。現在ももは、治療前半に見られたあの落ち着きのなさとは対照的に、行動も表情もゆったりしていることが多い。
本日の体重:3.90kg(増え過ぎ?)
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