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「腫瘍」と「がん」
たいてい良性腫瘍は「脂肪腫」「肛門周囲腺腫」のように○○腫と呼ばれ、悪性腫瘍は「脂肪肉腫」「肛門周囲腺癌」と××肉腫、△△癌になりますが、先の例で紹介した肥満細胞腫など悪性腫瘍でありながら「腫」が付く例外もいくつか存在します。このように、仮にペットにできたしこりが「腫瘍の可能性がある」と診断されても即それが「がん」であるとは限りません。
腫瘍の良性・悪性を正確に知るためには、その腫瘍を専門の検査センターに送り、病理組織学診断によって調べてもらうことが必要です。ただし、いくつかの特殊な腫瘍については前出の針生検などによる細胞診で腫瘍の種類まで診断することが可能なことがあります。
「がん」は不治の病?
良性腫瘍の場合は離れた場所に転移もせず、しこりの成長もゆっくりであるという特徴があるため無処置で経過を観察する等の方法を取ることもあれば、しこりの発生した場所が口腔内で食事を取るのに邪魔であるとか、運動するのに動きづらい、またしょっちゅう傷ついて出血をするなど日常生活に支障が出る時や飼主の方の希望がある時には手術で取り除く等の治療を行います。「良性」腫瘍ですから基本的に治療後の経過も良好です。
では、悪性腫瘍「がん」の場合の治療はどうなのでしょうか。治療はできるのか、できたとしても命は助かるのか、結局治らないのではないか等いろいろ疑問があると思います。ひとことで言えば「早期に発見して適切な治療を施せば、治るがんはたくさんある」ということです。時期を逸してしまったり、早期発見でもベストの治療をしなければ治せるものも治らないということです。(以下、省略)
腫瘍:
●良性腫瘍 *名称 ○○腫など
●悪性腫瘍(がん) *名称 △△癌、××肉腫など
(例外)
悪性でもリンパ腫、肥満細胞腫等の○○腫名称がついているものもある。
※児島どうぶつ病院HP > 「腫瘍」について良く知ろう より引用しました
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