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6月14日が来るたびに
12年前、両手のひらにのるくらいの茶色い痩せた子猫(もも)をもらってきました。
翌日からは、まるでこの家で生まれてその小さな体に成長したかのように、廊下を疾走、つきあたりでいったんストップすると、リビングの中の様子をうかがい、また走り始める、この繰り返し。まるで、この世に生まれてきたことがうれしくてたまらず動き回っているようでした。そのうちに疲れて座布団の真ん中で眠りこけていました。猫という動物は、なんて無邪気でいとおしい生き物でしょう。
リンパ腫の治療をしてから2年半が経過。
今年はこれまでに特に体の不調もなく、無事に過ごすことができました(昨年は、かぜをひき、歯が痛くて抜歯などつらい思いをさせてしまいました…)。
いま、外はあじさんがとてもきれい。(そうか、ももが来たのは、アジサイの頃だったんだ…) ももがこれからもすこやかにすごせますように。

Shimizu Mariさんのイラスト
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