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新しいフード

ももは比較的、食餌には神経質で、ちょっとでもいやなことがあると食べないで立ち去っていく。また、ふだんもしばらく考えてからごはんを食べ始めることも多く、わが家ではこれを“お祈り”と呼んでいる。「もーちゃん、お祈りしてるだけだよねェ~~」そう言いながら待っていると、2~3分おいて、食べ始めることがよくある。ももの先祖は獲物を捕って暮らしていたはず。だとしたら、目の前にある食料をすぐにお腹の中に入れないと他の動物に横取りされてしまうと思うんだけど… 

ももがまだ子猫の頃、ひとつのお皿で他の猫と一緒に給餌すると、他の猫が食べ終わるまでよくそばで静かに待っていた。相棒が満腹になって立ち去ると、やおら食べ始めた。家族によると、傍らで待っている間にお皿の外、つまりももの足元にカリカリが飛ばされてくるとそれは食べていたらしい…。

新しい猫缶+カリカリを買ってみた。
ANIMONDA インテグラ プロテクト ストラバイトケア(低マグネシウム)
家族によると、初日なので何も混ぜずに与えると間髪を入れずに食べ始めたという!! 2回目のごはん(夕方以降)に、2回に分けて計50gをペロリと食べたらしい。ネットではじめてアニモンダを見たとき、肉がたくさん詰まっていていいなと思った。何となく食いつきが良さそうな予感がした。

ANIMONDA インテグラプロテクト(ウェット)について。
ストラバイトの予防のためのごはんで、ウェットは牛肉と肉(鶏、豚、牛を使用)の2種類。
なめらかなパテ状ではなく、猫の口に入るくらいの肉片?とパテが混ざっている。適度に柔らかく肉っぽい匂いがして、目からも鼻からも食欲がわいてきそうな印象。ももがこれまで食べていたH社のシーフード入り(缶)はもっと水分が多く匂いはほとんどない。飼い主的には水分が取れて安心ではあったが、あまり食欲のないときには食べさせるのに苦労することが多かった… 

味見をしてみると(こんなことははじめて)、肉のコクがあって香ばしい。ベーコンかソーセージに似た匂いがほんのりとする。ももに薬が処方されると、よく家族が甘いか苦いか薬の味を確かめている。私は今までそんなことも1度もしたことがないのに、どういうわかけか確かめたくなった。

ももの食餌を考えるとき、いろいろとジレンマがある。
がんに対しては脂質とともに良質のたんぱく質を多く摂りたいが、ストラバイト予防にはたんぱく質を摂り過ぎてはいけないらしい。また、成猫・健康体用フードはオメガ6脂肪酸が4~10の割合で配合されているものが多いように感じられるが、「n-3脂肪酸の多いフード(乾物で5%以上)、n-6:n-3比3.0以下のフードを供給」が推奨されている(『小動物の臨床栄養学』p1009参照)。大抵のシニア向けフードは脂質を抑えて炭水化物が多い。ももはシニアでもあるが、がんはエネルギーの多くを脂肪から摂取することが推奨されている。

いろいろな意味で“肉食獣”には肉を与えてみようかと思う。筋肉や体重維持になるかもしれないし脂質、たんぱく質も摂れる。加工されていない生肉には及ばないとしても、まず缶詰の内容から。これまではチキン、ターキーどまりだった…(両方ともバランスよく作られた栄養価の高い製品だが、ももが摂取する肉の割合はかなり控えめだったようにも思う)。大学病院の最後の日、以降の食餌について質問すると本人(猫)が喜んで食べるものであることの他に、「肉をたべさせてください」と主治医の先生がおっしゃったことを思い出した。良質なたんぱく質と脂質を多く摂ることを意図したものだったかもしれない。100%手作り食は飼い主の都合により現状、実現できないが、フードの助けを借りて+αできたらいいと思う。


ANIMONDA(アニモンダ)インテグラ プロテクト ストラバイトケア(低マグネシウム)
【原材料】
肉類(牛肉・豚肉・鳥肉), シリアル, 油脂類, 野菜,
ミネラル, DL-メチオニン,ビタミンD3,ビタミンE

【 分析値 】
粗蛋白9.5%、粗脂肪6.5%、粗繊維0.6%、粗灰分1.4%、水分80%、カルシウム0.2%、リン0.17%、
マグネシウム0.011%、ナトリウム0.18%、カリウム0.17%、塩化物0.3%

【カロリー】
88kcal/100g

【成分】*乾物量に計算
粗蛋白   47.5%
粗脂肪   32.5%
粗繊維   3%
粗灰分   7%
(注)乾物量換算は当ブログ管理人が行いました。

※この記事は特定のペットフードを推奨することを目的としたものではありません。


(※ご参考)
キャットフード・猫缶試食レビュー/アニモンダ・インテグラ
ジャーマンペット(ナチュラルサプリメント株式会社)
アニモンダ カリカリ


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がん「遺伝病」は誤解

漠然と、がん=遺伝性の病気でもあるように考えていた。しかし一卵性双生児が同じがんになる確率は10%程度なのだという。ハワイやブラジル移民の人たちを調べてみると、人種、遺伝よりも生活習慣の変化がもっともがんの発症に影響を与えていると考えられるという。

+ + +

◇生活習慣が大きく影響
がんは、簡単に言えば、遺伝子(DNA)の複製の失敗が原因です。遺伝子の複製ミスによってキズが積み重なり、「死なない細胞」が生まれます。そして、これを免疫機能が取り逃がして生き残った、たった一つのがん細胞が10年以上の時間を経て、検査で確認できる「がん」になります。

「遺伝子がかかわる」といっても、がんは「遺伝病」とは言えません。DNAの複製失敗、免疫の取りこぼし、というミスが重なった結果できる病気です。このミスの確率を左右するのは、喫煙、食生活、運動などの生活習慣です。特に、たばこは最もミスを誘発する要因です。たばこを吸わず、野菜中心の食事に心がけ、お酒や塩分を控えて、定期的に運動すれば、がんになるリスクを半分くらいにまで下げられます。このため、がんは「遺伝病」ではなく、「生活習慣病」と言えます。

ところが、社会には「がんは遺伝する」という誤解がまだあります。確かに、一家そろって、がんになった例は珍しくありません。たとえば、ご主人が家の中でたばこを吸えば、本人だけでなく家族もがんになる可能性が高くなります。そもそも、日本人の2人に1人ががんになりますから、3人家族の全員ががんになる確率は、計算の上では8分の1になり、珍しいわけではありません。

ハワイに移民した日本人の子どもたちは、2世、3世になるにしたがって、胃がんが減り、乳がんや前立腺がんといった欧米型のがんが増えます。ブラジルに移民した場合には、胃がんはあまり減らず、乳がんや前立腺がんもそうは増えません。ブラジルの食生活が欧米より日本に近いためです。人種や遺伝より生活の方が、がんの発症に影響を与えるのです。

また、一卵性双生児はまったく同じ遺伝子を持って生まれますが、2人が同じがんになる確率は10%程度です。もし、がんが遺伝病で、親からもらった遺伝子によってどんながんになるか決まっているのであれば、一卵性双生児には同じがんができるはずです。がんは生活習慣病なのです。
(中川恵一・東京大付属病院准教授、緩和ケア診療部長) 毎日新聞 2009年1月27日 東京朝刊

毎日jp > ニュースセレクト > サイエンス > Dr.中川のがんを知る:実践編64「遺伝病」は誤解 より引用しました


猫のストルバイト尿石症の管理

「もともと肉食の猫が、尿をアルカリ化するような食事をすることが泌尿器疾患の第一の原因であると言われている」(ドナルド・R・ストロンベック著「犬と猫のための手作り食」*下記を参照)。この一文の中に、すべてが言い尽くされているような気がした。目からうろこが落ちた感じがする。

時代や歴史とともにひとも動物も暮らし方が変化する。イエネコの先祖が真性肉食獣で、食性や習性に今もなお猛獣の生活習慣のなごりを垣間見られるのはほんとうに興味深い(木登りや獲物の捕獲。すずめやカメチョロを捕獲するとももはよく持って帰ってくた)。肉食獣でありながら、日本の猫たちには、猫=魚というイメージがある。きっと、日本にやってきて以来飼い主の食生活や環境に適応したことによるなのだろう(※日本猫以外にも、世界の魚の取れる地域に住む猫の中には魚を好むねこがもちろんいます)。 

+ + +

「小動物の臨床栄養学」より

・ 犬の場合と違って、猫のストルバイト尿石症は尿路感染症との関係はあまりなく、およそ70%が無菌尿である。

■ 尿の酸性化
・ 尿pHが6.4を超えている時には、ストルバイトの沈殿物を形成しやすい。
・ 年齢やその他の危険因子から考えて、シュウ酸カルシウム尿石形成のリスクが高いと思われる猫では、やや高めのpH(6.6~6.8)を目標値とすることが望ましい。
・ 炭酸カルシウム、乳酸カルシウム、クエン酸カルシウムは、尿をアルカリ化する。
・ 塩化カルシウムは、尿を酸性化する。
・ リン酸第二カルシウムとアスコルビン酸は、何の影響もなかった。

アスコルビン酸、乳酸、クエン酸などの有機酸は、相当量が腎臓から排泄されない限り尿pHは変化しない。
・ バランスのとれた食事を与えられている猫に、アスコルビン酸を投与しても、体重あたり1000mg未満であれば、尿pHに有意な影響は及ぼさない。

@はなから
塩化カルシウムについては、雪の上のまくものくらいしかわかりません。アスコルビン酸はビタミンCのことですね、尿は酸性にならないんでしょうか。

■ マグネシウム
・ マグネシウムは、必要量を満たす量は含まれていなければならないが、過剰に含まれていてはならない。

■ 推奨レベル

【水】
ウェットタイプのフードを使用して、水分摂取量を増加させる。

【たんぱく質】
過剰なたんぱく質の摂取を避ける。溶解・予防: 30~45%

【マグネシウム】
過剰なマグネシウムの摂取を避ける。
 溶解 : 0.04~0.06%
 予防 : 0.04~0.1%

【リン】
過剰なリンの摂取を避ける。
 溶解 : 0.5~0.8%
 予防 : 0.5~0.9%

【1日平均尿pH】
酸性尿を維持する食事を与える。
 溶解 : 尿pH=5.9~6.1
 予防 : 尿pH=6.2~6.4  尿pHを計る

%は、すべて乾燥重量あたりです。


ドナルド・R・ストロンベック著「犬と猫のための手作り食」より

・ 肉食の食事なら泌尿器疾患にはほとんどならないが、市販のドライフードには、穀類や大豆が多く含まれている。
・ もともと肉食の猫が、尿をアルカリ化するような食事をすることが泌尿器疾患の第一の原因であると言われている。
・ マグネシウム含量が高い食事がストルバイト尿石症の最大の原因ではない。
・ 食事中のリン酸を調整することで、結石の形成を抑えられるかもしれない。しかし、健康な猫に推奨されるリン酸レベルでは結石形成に影響はなく、むしろリン酸により尿が酸性化し、結石形成を抑制する。
天然のリン酸源 : ビール酵母

■ マグネシウム推奨量 20~40mg/100kcal
  リン酸推奨量 125~250mg/100kcal

わんにゃんごはん はなからくさの部屋 疾患別推奨レベル 猫のストルバイト尿石症 より一部を引用しました


もものごはん -12月~2009/1月

もものごはんがやっと、2食とも猫缶+あじ&ブロッコリーに戻った。
食欲も出たようで(相変わらず、おちょぼ口だが…)、お腹が少し丸くなって体もガッシリしてきた。このひと月余りのもものごはんは次のようなものだった。

12月初旬~中旬
猫缶を半分くらい残すようになる。 そのかわりにカリカリの量が増えはじめる。ももは元々、大のカリカリ好き。これまでいつもは少なめに給餌しているカリカリの味を何かの拍子に思い出して、嗜好性に走ったか…?

12月下旬
ますます猫缶を食べなくなる。
一応、本人(猫)の意向を尊重。カリカリが日に日に多くなる。食欲不振の様子はない。カリカリを十分量食べている。それも、おいしそうに… ひとが食べ物に飽きることがあるように、約2年に渡って給餌してきた基本のメニューにそろそろ飽きたのではないかというのは家族の意見。

年明け以降
カリカリだけになる。
なぜだかわからないが、あじの水煮すら残すようになる。 必要な量(カップに八分目程度)を食べている。時々、お刺身、あじの水煮などを与える。しばらく猫缶はお休み。歯の痛み、口腔内の問題(歯ぐきの腫れなど)はないようだ。たぶん、カリカリは炭水化物が40%くらいあると思われるので、できるだけももの場合は避けたいと思ってもいる。一方、本人(猫)の嗜好性、バランスのとれた栄養価(健康な猫にとっては)それに高カロリー食なので本人が食べたいというときには給餌している。

体重管理以外で、食べたいものを食べられないストレス(猫がどれくらいストレスを感じるのはわからないが)もどういうものかと…、また、昨年2回にわたる数日間の絶食(風邪と歯の痛み)に比べれば、とにかく自力で食べられること以上何も望むものはないくらいに正直いって思っている。なので、カリカリだけでもOK!


1月中旬~
ここ数日、2食のうち1回は猫缶+あじが復活(やれやれ…)。 

1/21(水)~
2食とも猫缶ごはんになる(やや少なめ)。 そのほかに、適宜カリカリ(1/2カップ程度)。

一回分(中身):
ヒルズ・シニア缶1/4
あじ水煮(小)2~3匹または(中)1匹
ブロッコリーをゆでてみじん切り(ティースプーンに山盛り1杯程度)
アガリーペット(0.33g) *1日1回


ももは、いわゆる“だらだら食い”の典型的なタイプ。
日に何度も自分のお皿の前にやってきて、おちょぼ口で食べている。しかし、フードの放置は「絶えず脳が刺激を受けて、胃腸管での消化の準備を始め」るので消化に多くのエネルギーが使われることになり、また尿Hpをアルカリ性に傾けるのでやめたほうがいいという(『もう迷わない!ペットの健康ごはん』本村伸子著 コロ 2004年 p70)。ももはストラバイト。ここに原因があったのかもしれない。

ももは基本、小食なのでごはんが傷みそうな暑い時期をのぞいて、いつでも食べられるようにしているが、もしかしたら、時間的な間隔をおいて給餌したほうが、量をまとめて食べるとも考えられる… 2年前、放射線治療の当日はいつもごはん抜きで、翌朝いつもよりガツガツ食べていたような気がする…。ひとまず食餌内容をもっとつめてそれから考えよう。


本日の体重:3.65kg

拒食症と悪疫質

がん情報サイト(患者向け)の中の、がんと栄養に関するところを読んでみた。
がんによって代謝が変化すると、患者の体は栄養失調の状態になる。その原因は拒食症と悪疫質である。「食欲が低下した状態」を拒食症といい、悪疫質としばしば同時に発生する。拒食症はがんが広範囲に広がった患者のほぼ全員に見られるという。

健康体は摂取カロリーが低下すると、栄養素の消費量を減らそうとする体の働きがあるが、がんはもはやこのメカニズムが起こらない。悪疫質は十分に食べても栄養素を吸収できない患者に発生し、がんの種類や大きさ、進展度には無関係に見られるという。改めて、がんという病気の特質や体に与える影響の過酷さがわかってくる。

+ + +

がん医療における栄養の概要

がん自体やがん治療が原因となって栄養に関する副作用が発生する場合があります。

食事はがん治療において重要な役割を果たしています。治療前、治療中、治療後に適切な食事を摂ることができれば、患者さんはより快適かつ活動的に生活できるようになります。 適切な栄養を確実に摂取できるようにするためには、重要な栄養素(ビタミン、ミネラル、蛋白質、炭水化物、脂肪、および水)を含む食べ物を十分に摂取することが必要になります。しかしながら、多くの患者さんは、がんの症状やがん治療の副作用のために十分な量の食べ物を摂取することができません。

食べ物の摂取を困難にする症状としては、拒食症、吐き気、嘔吐、下痢、便秘、口内炎、嚥下障害、痛みなどが挙げられます。これらの症状は、食欲、味覚、嗅覚、十分な量の食べ物を摂取する能力や摂取物から栄養素を吸収する能力に影響を及ぼします。栄養失調(重要な栄養素が不足している状態)になると、患者さんは衰弱して、疲労し、さらに感染への抵抗力が低下したり、がん治療に耐えられなくなったりします。がんの患者さんの多くは、蛋白質やカロリーを十分に摂取できないという最も一般的な栄養上の問題に直面します。蛋白質とカロリーは、治癒の促進、感染への抵抗、エネルギーの供給などに重要となる要素です。

がんの患者さんでは、拒食症と悪液質が栄養失調の一般的な原因となります。

拒食症(食欲が低下した状態)はがんの患者さんではよくみられる症状です。拒食症は、がんの早期の段階で発生する場合もあれば、腫瘍が増殖して体内で拡がってから発生する場合もあります。患者さんによっては、がんと診断された時点ですでに拒食症がみられる場合もあります。がんが広範囲に拡がっている患者さんでは、そのほぼ全員が拒食症となります。拒食症は、がんの患者さんにみられる栄養失調の原因のなかで最も多くを占めています。

悪液質とは、筋力の低下と体重、体脂肪量、筋肉量の減少が起きる消耗性の症候群です。肺や膵臓、上部消化管などに腫瘍が存在する患者さんによくみられ、頻度は低くなるものの乳がんや下部消化管のがんの患者さんでもみられます。拒食症と悪液質はしばしば同時に発生します。体重の減少は、カロリー摂取量の減少かカロリー消費量の増大もしくはその両方が原因で起こります。悪液質は十分に食べても栄養素を吸収できない患者さんに発生することがあります。また悪液質は腫瘍の大きさや種類、進展度とは無関係に発生します。がんの悪液質は飢餓とは別の状態です。健康な人の体では、栄養素の消費量を減らすことで飢餓に適応することができますが、がんの患者さんの体ではこうした適応が起こりません。

がんの治療中に適切な食事を摂れば、がんによる影響やがん治療の副作用に対する対処が容易になります。

栄養療法を用いれば、体重や体力の維持、組織破壊の予防、組織の再構築、感染への抵抗などに必要となる栄養素の摂取を補助することが可能になります。 がんの患者さんを対象とした食事に関するガイドラインは、通常の健康的な食事として推奨される内容とはかなり異なる可能性があります。がんの患者さんを対象とした栄養に関する推奨は、患者さんががんの症状やがん治療の副作用に対処するのに役立つように作成されています。がんの治療のなかには、栄養状態が良好で食事によりカロリーと蛋白質を十分に摂取できる場合に、より効果が上がるものもあります。がんの治療中も患者さんが十分な量を食べられれば、治療によっては用量を増やすことが可能になる場合もあります。栄養状態が良ければ、予後(回復の見込み)も良好となります。(以下、省略)

がん情報サイト がん医療における栄養(PDQ®): 支持療法 がん医療における栄養の概要より一部を引用しました。
(※がん情報サイトの内容は人のがんに関して書かれています。がんという病気の性質や特異性を理解するために引用しています)

寒い朝

先週日曜日、朝一でかかりつけの病院へ。喉の周りの傷と赤みそれに所々皮膚が厚くなっているのが気にかかったので。その日はこの時間帯しか、ももを連れて行けないので、布団からそうっと引っ張り出して、まだ夢を半分見ているような面持ちのままキャリーバックに入れた(トイレは早朝に済ませているので心配なし)。

空が明るいが、空気が澄み気温が低い。車がなかなか暖まらなくて、ももが寒くないようにキャリーバックのまわりに大判ウールのひざかけを巻く。結論は、軟膏の塗布も必要もないとのこと。1週間経っても、ジクジクしていたら再来院すること。

待合室で、一緒に待っていたわんちゃん。12歳、わりと大きめで耳のたれた全身チョコレート色の犬。両方の目の中心が真っ白だった。おたずねすると、3年前から老人性白内障で、現在は緑内症を併発しているという。眼圧が上昇しないように定期的に受診、点眼をしているのだという。いまはぜんぜん見えないと飼い主さんが話してくれた。

本人(犬)はというと、おっとりした様子で、やさしい顔つきをしている。見えないことにすっかり適応しているように見える。動物は鋭い嗅覚の持ち主なので、自分のいる場所をにおいで正確に把握しているのかもしれない。“ここは病院だな”とか、“散歩のいつもの通り道だな…”とか。そういう安心感が感じられた。ももがもし、近い将来ぜんぜん見えなくなったら、こんなふうになってくれたらいいなと思った。ほんとうに寒い朝だった… 


首輪の呪縛

2年前から、ももはコジマで買った小型犬用のピンクの首輪をしていた。大学病院に通院してたころ、治療前に撮ったX線を見せていただくと、いつもちゃんと首輪をはずして撮影しているのがわかった。おそらく、かなり多数の動物たちが首輪をしているだろうと思うので、それだけでも助手の先生たちはたいへんそうだなと思ったものだ(でも、一度も通院日にあらかじめ首輪をはずして行ったことはなかった…)。

ももはあまり鳴かないので、子猫のときから首輪に鈴をつけた。鈴の音がすることで、本人(猫)の姿が見えなくても廊下をこちらに向かって歩いてるなとか、家の裏手を歩いているなどももの“現在地”が把握しやすくなる。これがないと途端に神出鬼没になる。

先週、ももの喉のあたりが何箇所か被毛がよれて固まっているのを発見した。皮膚も硬くなっているのに気づいた。たぶん、首輪をずっとしているしその上材質が硬いので、皮膚を傷つけたのかもしれない。時々、足で頭や背中をかくと首輪がぐるぐる回っていることがある。触っても痛がる様子はない。1-2日首輪をはずしておくと、次に見たときは毛の固まりがきれいになくなり、患部が赤味を帯びてた。ちょっと痛々しい…。頭をかいたときに、よれていた毛皮を足で剥ぎ取ってしまったようだ。

猫の皮膚は薄くて柔らかいので、硬めの皮革はもうやめよう。どこからそういう発想になったかというと、おとなりの猫さんが皮製でキラキラのついた首輪をずっと以前からしている(材質は不明、何種類かあってアクリルっぽくみえるときと皮革素材のときとがある)ので、いつかはももに光物のついた皮製のベルトをというのが、いつのまにやら潜在意識にインプットされていた… これで首輪の呪縛が解けた。皮はやめて、布製でラインストーン付きの首輪に替えよう… 


本日の体重:3.60kg

肝臓の主な働き

年末の検診で、もものGPTが上昇していることがわかった。これまででもっとも高い。先生方は様子見でもいいとおっしゃっているが気にかかる…

+ + +

肝臓の主な働きは、大別すると、1)代謝 2)解毒 3)排泄 です。それは身体にとって必要なものを取り入れ、分解と合成を繰り返して、そこから毒性のある物質を取り除いて必要な栄養素を身体全体に送る。さらに、その過程で生じた不必要な物質を体外に排泄するという生命維持に非常に重要な役割を果たしているからです。肝臓では、身体が必要とするたんぱく質やエネルギーが合成、蓄積されますが、これはどの動物にとっても同様に必要です。ということは、肉食動物の場合、「解毒と排泄」という機能に草食動物よりも負荷がかかっているのかもしれません。

「食物連鎖」という言葉が栄養学ではあります。それはピラミッド型で示されますが、底辺は「草植物」、そして「草食動物」「肉食動物」と続き、頂点はもちろん「人間」です。食物連鎖の考えでは、上に行くほど毒素を多く含んだ食物を摂取していることになります。ということはそれだけ肝臓にかかる負荷も大きくなるわけです。ちなみに犬は肝臓の大きさが体重の約3%、猫が2.5%、人間は2.3%くらいのようです。人間の場合、食物連鎖の一番上にいますが、その食性は「雑食」であるため、摂取する毒素は半減されていること。また、摂取する食物の「品質」によってもその解毒度は左右されます。

さらに、「肉」の場合、その毒素は「脂肪」に蓄積しやすいといわれています。これらのことを総合して考えると、たんぱく質の摂取源が「肉」であり、脂肪に対して嗜好性、消化とも高い犬や猫の食餌は、必然的に草食動物よりも肝臓は頑張ってもらわないと困るわけです。

しかし、その食性は変えることができません。つまり、a)毒素を多く含まない食材を使用する、b)毒素を少しでも排泄する調理法をする、c)毒素の排泄を促す工夫を食生活に取り入れる。この3点は、私たち飼い主が彼らの肝臓の健康、ひいては生命維持を良好にサポートするために重要な要素だと考えられます。手作り食の場合、食材および調理法の選択、または給餌の工夫などが様々な角度から可能ですが、この場合栄養バランスに注意が必要です。またペットフードの場合は、やはりラベルをしっかりと読んで、使用原材料、添加物、有効期限などを確認して選びたいものです。

肝臓は「沈黙の臓器」といわれ、大変我慢強く、責任感も強い、無理をして頑張ってしまう、そんな性格をもった臓器です。もっと簡単に弱音を吐いてくれれば体調の変化にも気づきやすいのですが…。そんな頑張りやの肝臓に日常から注意を払ってあげることが、健康維持の大きな秘訣です。嘔吐などを起こしやすいコは特に気をつけ、フードや食事内容の見直しをしてみると良いでしょう。また、体外に毒素を排泄するのは十分な水分摂取も重要です。常に新鮮な水を飲めるように用意してあげて下さいね。

Pet Clinic アニホスHP ペット栄養学教室(講師:奈良なぎさ先生)肝臓と肉食 2005.6.30 より一部を引用しました

猫の食餌について考えたこと

ももは大病をしたので、食餌の指導を受けたいが、なかなかそれがむずかしい。
先月、外部の講座で一緒だった若い獣医師さんにそう話すと、実際のところ病院経営的に「お金にならないのでできない」のが現実だという。端的なお答え。アドバイス料をお支払いしてでも指導を受けたいと言うと、有料でも受けたいという飼い主は少数派なのだという。動物病院はたいてい込み合っているのがつねだし、医師は栄養指導の専門家ではない。有料指導を受けたい飼い主=少数派では、リソースを確保することだってできないだろう。

手作り食にするとしたら、さしあたり思いつくのが、玄米、野菜、生肉といった食材。ももは以前トマトをかじったり、野菜に興味を示したことがあった。動物への深い愛情と洞察とで食餌についても著作のある、リチャード・ピトケアン博士は生肉推奨派。猫は真性肉食獣だし、日本でも昔は猫はねずみを取っていた。ねずみ=生肉はピトケアン博士の意図するところではないかもしれないが、日本の猫たちは、ペットフードがなかった時代にそうして健康維持のバランスをとってきたのかもしれない。猫の体は野菜の摂取を必要としない。お刺身を食べるのだから、生肉だってきっと食べるだろう。ももはよく、すずめを捕まえて帰ってきたことがあるし、冷蔵庫にしまい忘れた豚肉のパックを1/4程度ラップまで食べてしまったこともあった。豚肉だったので、お腹の調子が悪くならないかはらはらした。確かに肉食獣に生肉は理にかなっている。

生肉食へ切り替え中で、ストラバイトと皮膚炎のある4歳の猫のクレアチニンの数値の変化について言及するブログ記事を見つけた。火を通した肉と生肉とでは数値に差異があり、肉の部位によってもたんぱく質の種類や含有量などが異なるのだとういう。ほかの食材(野菜等)との割り合いによっても、動物へ与える影響が異なる可能性があるという。さらに、客観的にもっともその子に合う部位のお肉だとしても、本人(猫)の好みに合わず食べてくれないことだってある。

ピトケアン博士の猫、スパローは、若いメスの捨て猫だった。彼女はさいわいにも瀕死のところを博士に拾われて、博士の食餌療法と愛情とで見違えるほどに健康を取り戻した。ガリガリにやせ細り、死にそうだったスパローが成長しやがて子猫を生んだ。そして十数歳の長寿をまっとうした。博士が食餌の一部に生肉を与えることの効用を語るストーリーはこのようなものだった。もし、捨て猫が老猫だったらどうだろうか?とふと思った。ひと口に生肉食といってもその割合、部位、加熱・非加熱によって、おそらく、ライフステージや基礎疾患の有無、病歴等(それに、嗜好性も)によっても個別にメニューを吟味する必要があって、ココが手作り食もしくは生肉食の醍醐味であり実践にあたってのむずかしさでもあるのだろう。

ももはすでに西洋医学の恩恵を十分に受けた。高度医療技術+自然治癒力を高めて予後を良好に維持したいのだが、このあたりは飼い主の自助努力項目と認識して取り組んでいくほがないようだ。そういえば、最近の飼い主さんたちは病気、フード、サプリなどにほんとうに詳しい人がいる。ついつい二の足を踏んでいたが、もっと自由に発想してみよう。


※関連する過去のエントリ
スパローの食餌
ネコの食事ガイド


本日の体重:3.60kg

ひびきあう生と死

スピリチュアルケアに関するシンポジウムの内容が収録されている。現場にいて日々このテーマとじかに向き合っている複数の専門家らによって、実践から得た洞察が淡々と語られている。それも書き言葉としてでなく“話し言葉”であるところが余計に示唆的で、実際について知る手がかりとなっているように思われる。各パネラーの温度差までがわかって興味深い。

その中で、帯津良一先生のお話はシンプルなのに深い内容。断片的だった知識が収まるところに収まっていくような収束感を感じた。他の著書で触れている内容がほとんどだが、きっと他の参加者らとの相互作用によって、同氏がいつも言っているように“場”が形成された結果なのだろう。これまで出会った患者さんの中で生と死を統合している人たちというのは、どういうひとだったかという内容が特に興味深い。

『ひびきあう生と死―未来を拓くスピリチュアルケア』(日本ホスピス在宅ケア研究会飛騨高山大会 (編集) 雲母書房 2008)


目次:

1 ののはな死の広がり
2 生と死の統合
3 スピリチュアルケアを考える(スピリチュアルケアを語るには
死生観教育の必要性
「生きる意味」とケアの視点
家族で命を見守る
人間にとってのスピリチュアリティ)
4 日本人の生き方・死に方とスピリチュアリティ(言葉にすることの大切さ
シンポジウム・日本人の生き方・死に方とスピリチュアリティ)


ひびきあう生と死―未来を拓くスピリチュアルケア
ひびきあう生と死―未来を拓くスピリチュアルケア日本ホスピス在宅ケア研究会飛騨高山大会

雲母書房 2008-05
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プロフィール

ロングテイル

Author:ロングテイル
名前:もも
1997年生まれ
毛色:茶色
好きなこと:
玄関脇のかさぎから空を眺めること、柿の木に登ること。

*このブログについて
(by ロングテイル)
物心ついた時から猫が大好きで、猫とともに暮らして30年以上。
2006年秋、もも(当時9歳)が鼻腔内リンパ腫と乳腺癌を同時に発症。
猫の病気や食事のあり方についての理解不足を反省し、このブログを作りました。特に、鼻腔腫瘍に対する放射線治療、乳腺切除手術と回復の過程について書いています。そのほかに、治療後の様子や日々感じたこと、病気について調べたことなどを書きとめていきます。

*主な内容は次のとおりです。
 ・鼻腔内リンパ腫の治療と予後
 ・乳腺切除手術後の回復過程
 ・がんの猫の食餌管理
 ・猫の乳がん
 ・おすすめの猫本
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