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定期検診 -2008/12月

空が明るくて気持ちのいい朝。
気温も高く、道もすいている。今年最後の検診へ。

師走はとにかく早かった ももの検診が月末にずれこんでしまった…

本日の予定:
血液検査
レントゲン撮影
尿検査 *採尿できず中止

お腹、鼠蹊(そけい)部も腋窩も異常なし
念入りにお腹、リンパ節を触診していただく。異常なし。
デジタル画像で、左右と正面からの肺の写真を見せていただく。異常が認められず肺はきれい。肝臓の大きさは相変わらず小さめ。ストラバイトも写りこんでいる。撮った角度のせいか少しまた細くなったように見えた。正面の写真にはお腹を挟んで、左右の肘関節と橈骨と尺骨が折り重なって途中まで写っていた。X線をみて思うこと。猫の骨はいつもながら、体のどこをとっても華奢で、標本みたいに形状が美しい 鼻の様子もこれといった問題や症状(片側だけ鼻水が出るとか)がなければ、異常がないだろうとのこと。

放射線治療から2年、乳がんの外科手術からもまもなく2年、抗がん剤が終わってから1年半以上が経過する。さいわいにも寛解が続いている。ももはリンパ腫の猫の余命の中央値を突破した。きっと、いろいろな幸運に恵まれたのだろう。新しい年をももと一緒にまた迎えられる。

*猫の骨の構造(名称入り)はこちらから。

・過熟白内障
最近のももの3次元移動や人を見分けて行動することなどを院長先生に報告する。
ライトを顔面の至近距離から左右に振りぬくと、ももが顔を左右に振る。“確実に”見えている(=光を認識してい)。1年前、診断直後は見えなくなったが、現在は適度に見えているのだという。でも進行がとまったわけではない。白内障は進行が止まることはないとのこと。

そのメカニズムはというと…
水晶体の中の白濁したたんぱく質が、当初は水晶体の中央に固定的に分布していた(診断後~成熟白内障)。過熟白内障になると、たんぱく質が可動性を帯び水晶体の中で移動するようになるのだという。そのため、光を通す部分が増え視力が回復したように見えるのだという。

今後の注意点としては、まれにたんぱく質が水晶体から漏れ出すことがある。このたんぱく質は目のほかの組織のとって好ましくないので、白目が充血していたり、頻繁に目を擦るようになったり目を不自然にしばつかせるようになったら早めに処置が必要。

・GPTが上昇
血液検査もGPTを除いて異常なし。
現在、健康面でこれといって思いあたるふしがない。下痢、嘔吐などはぜんぜんない。元気もある。今年は5月に歯石除去、9月に抜歯のため全身麻酔をした。おそらく、抜歯のための麻酔のダメージの回復途中にあるのだろう。

GPT数値の推移:     
2007/12/9   135 IU/L  →前回(65)より上昇。 
2008/3/30   157 IU/L  →前回(135)より上昇。 
2008/5/25    83 IU/L   →正常値を回復!!
2008/9/10    42 IU/l   →正常値
2008/12/28   241 IU/L

ももの肝臓は、これまでほんとうに頑張ってくれた。一昨年以来、治療のための頻回な全身麻酔。あの小さな体で、時間が経つと数値がちゃんと元に戻り働き続けてくれた。肝臓のために何をしたらいいのだろう? わからないが、これまでずっとももが健康でいられるようにがんばってきてくれたことに感謝

・レメディの効果
ももを預けてから待合室で待っていると、ももの声が聞こえた。「にゃ~お~~、うぅ~(うなり声)」機嫌が悪いらしい。採血を嫌がっているのかもしれない。そういえば、院長先生に診察していただいたときも、挙動がそわそわしていた。前回、夜鳴きのために始めたレスキューレメディが功を奏して、診察台の上に“スフィンクス座り”して涼しげな表情を浮かべていたのとは大違い。

今回の検診のために、レスキューレメディを与えたのは昨日から。ちょっと遅かった… しかし、以前のように全身を低くして石のように固まる様子はぜんぜん見られない。通院のときは、ももの場合は前日ではなく3~4日くらい余裕を見て与えておいた方がいいかもしれない。


<血液検査結果> 2008/12/28

検査項目  -  参考正常値  -  検査値
ヘマトクリット   24-45%        36
赤血球数     500-1000*      821
ヘモグロビン   8-15g/dl       14.4
MCV        39.0-55.0 fl      45.9
MCH       12.5-17.5 pg     17.5
MCHC       30.0-36.0 g/dl 38.2
総蛋白(TS)   5.4-7.8g/dl 7.0
血小板数     30.0-80.0*      38.9
白血球数    5500-19500/μl 12100

血糖      41-153 mg/dl    92
総コレステロール <224 mg/dl   142
尿素窒素     12-41 mg/dl    18
クレアチニン    0.7-2.5mg/dl    1.2
総ビリルビン   <0.4 mg/dl    0.2以下
GOT        <45 IU/l     42
GPT        <86 IU/l    241 
ALP        <151 IU/l     53


単位:
* 10 x 4乗/μl


尿検査結果(2008/12/28)
尿色調  淡黄色
尿比重  高
(*十分に採尿できず)


本日の体重:3.50kg


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がん(癌)と栄養状態


がんを罹患したのち、栄養状態が低下してきたらどのようにしたらいいのだろう? またその時、体の中ではどのようなことが起こっているのだろう? このふたつは、がんに関してずっと持っている疑問。

PDQ®(Physician Data Query®)日本語版の関連のありそうなところを読んでみた。

+ + +

・良好な栄養の実践はQOL(生活の質)を改善
栄養は、癌の発生と治療の多くの側面で大きな(必ずしも十分に解明されてはいないが)役割を果たしている。 [1] 栄養不良は癌患者において、罹病率および死亡率の増加および生活の質の低下など不良な治療成績の重要な要素として認識されている一般的な問題である。体重減少は癌患者における不良な予後の指標として同定されている。 [2] 診断時に、上部消化管癌患者の80%および肺癌患者の60%が6カ月間に少なくとも10%以上の体重の減少として一般的に定義される重大な体重減少 [3] を既に経験していることが示されている。 [4]

良好な栄養の実践は、癌患者の体重維持および体内の栄養貯蔵量の維持に役立ち、栄養の影響による症状を緩和し、生活の質を改善する。 [5] 栄養摂取の不良は栄養不足を来すことがあり、治療による副作用の発生率および重症度に寄与し、感染症のリスクが高くなり、そのため生存の可能性が低下する。 [6] 栄養の影響による症状とは、経口摂取を妨げる症状である。これらの症状には、食欲不振、吐き気、嘔吐、下痢、便秘、口内炎、粘膜炎、嚥下困難、味覚および嗅覚の変化、および疼痛があるが、これらに限定されない。 [7] (以下、省略)

・タンパク質-カロリー栄養失調症(PCM)
しばしば栄養状態は、腫瘍の自然な進行により冒される。(腫瘍による栄養状態への影響のセクションを参照のこと。)栄養状態の変化は、心理社会的問題も食事の摂取にマイナスに影響する診断時に始まり、治療と回復の過程を経る。タンパク質-カロリー栄養失調症(PCM)は、癌患者における最も一般的な二次的診断であり、代謝要求量を満たすには不十分な糖質、タンパク質、脂肪の摂取量および/または多量栄養素の吸収減少により発症する。癌におけるPCMは、癌患者がよく経験する食欲不振、悪液質および早期の満腹感に最もしばしば関連する複数の因子に起因する。

こうした因子は、味覚変化から食事の摂取または消化における身体的機能低下に及び、栄養摂取量を減少させるに至る。癌による主要栄養素の代謝異常もPCMの発生率を増加させる。こうした異常には、グルコース不耐症およびインスリン抵抗性、脂肪分解の亢進、および全身のタンパク代謝回転増加が含まれる。PCMは治療しないまま放置すると、タンパク質合成の低下と除脂肪体重の減少につれて進行性の衰弱、脱力および疲労の原因になり、死亡することもある。 [9]

・癌性悪液質
脱力や顕著かつ進行性の体重減少、体脂肪および筋肉の低下が示すように、食欲不振は、進行性の消耗症候群のひとつである悪液質 [3] の進行を速める。悪液質は、癌患者の20~40%において直接の死因になると推定されており、カロリーおよびタンパク質を十分に摂取しているように見えるが実際にはこの疾患のために栄養素の吸収不良を来たしている患者に発症する。特に消化管に疾患のある患者は危険である。

癌性悪液質の病因は、完全には理解されていない。悪液質は転移癌患者のほか、限局性の癌患者にも発症する。悪液質は、腫瘍の大きさ、種類または進展度の結果として発症した症状とは考えにくい。複数の理論が、悪液質は腫瘍によって生じた因子や代謝系の異常など変数の複雑な混在が原因になっていることを示唆している。 [11] 悪液質患者は、基礎代謝率に適応性がなく、増大するか、低下するか、正常のままである。 [12] 一部の患者は栄養療法に反応するが、ほとんどは積極的な治療を行っても症候群が完全に逆転するわけではない。 [6] そのため、悪液質に対する最も賢明で有益なアプローチは、栄養モニタリングおよび栄養介入を実施してその発症を防止することである。 [13] (以下、省略)

PDQ日本語版 癌医療における栄養(PDQR): 支持療法 > 概要(最終更新日 : 2008-08-22)より一部を引用しました

*[(数字)]:文中のカッコ書きの数字は、出典を表すものです。一部引用に当たりそのまま掲載しました。出典についてご覧になる場合は、PDQR日本語版(下記URLを参照)をご覧ください。
*小見出しは当ブログ管理人によるものです。


がん情報サイト PDQR日本語版

Nutrition in Cancer Care (PDQR) 最新版はこちらから。※英文サイト

Happy Holidays! 2008

Happy Holidays! 2008

今年も残りあとわずか。
とてもいい年だった。
そう言える年になってほんとうに良かった。
(ももにとっては、風邪をひいたり歯が痛くなったり、災難だったかもしれないが…)

1年かけて、ゆるやかにももはイエネコに変身した。
もうあまり、外遊びや木登りはそれほど気にならない様子。
時間をかけてゆっくり取り組むほかない。なんでも。

まだまだわからないことはたくさんある。
食事のこと、これからのこと。
それはそれで、あせらず、まず“今日、ももがしあわせでいられるように”見守っていこう。
生かされていることに感謝をしながら。

2009年が、ももにとって、ももと同じ病気の猫たちにとって、そして愛すべき友人であるすべての動物たちにとって、良い年になりますように。


It's a very merry Christmas!

ももの歯磨き

ももの歯磨きを綿棒で開始する。
夜、リビングのチェストに上がって、こちらを向いてお座りしていることがある。
そのときがチャンス! まずはじめに、今週一週間だけ処方されたシロップ状の抗生剤をまずシリンジで口の脇からすこしづつ流し込む。そのあと、ジェルをつけた綿棒で、上顎頬側の歯と歯ぐきの境目をそっとふき取る。

指+ガーゼよりずっと気分的に楽。白い綿棒の先が変色するのが目で見てすぐわかるし、患部に近くとも遠からずの場所に触れているだろうという安心感+手ごたえもあり。本人(猫)も、綿棒が口に入ることにあまり抵抗がない様子。じっとお座りしていてくれる。加減を見ながら綿棒を歯茎に沿わせていく。わずかなひとかきだが、きっと、毎日継続したら、いくらかでもちがってくるにちがいない…

でも、、そのあとすぐにカリカリを食べ始めたりもする…
夜寝る前に歯磨き、これはムリそうだ


本日の体重:3.60kg

破歯性吸収病変(はしせいきゅうしゅうびょうへん)

破歯性吸収病変(はしせいきゅうしゅうびょうへん;FORL)または、歯茎部吸収病巣に関して、「ペピイキャッツ2008年秋冬号」に解説が載っている。

FORLについてわかること:
・炎症を誘発するような伝達物質によって歯を壊す破歯細胞が引き寄せられ、猫自身の細胞が歯を溶かす
・歯周病はFORLの原因にはならない
・激烈な痛みがあり、ものを噛むということに大きな苦痛をともなう
・北米では4歳以上の飼い猫の約50%に一箇所以上のFORLが発見されているとの報告がある


記事では「激烈な痛みとものを噛むときに大きな苦痛をともなうようです」と書かれているが、ももの痛がりようは相当なものだったので、かなりの激痛だと思われる。虫歯は止められないとはいえ、ほんとうに、かわいそうなことをしたと思う… そういう痛みを、あの小さな体に経験させたかと思うと。

ももの場合、歯のぐらつきがなく、口内炎でもなかった。その割にはひどく痛がる様子と歯ぐきの腫れ具合とのギャップがたびたび指摘された。歯根部に病巣があることはレントゲンを撮るまではわからなかった。猫がごはんを食べるときに、理由がわからずに口の中のどこかを痛がっていたら「破歯性吸収病変(FORL)/歯茎部吸収病巣」の可能性も早目に疑ってみてほしいと思う。相当な痛みと苦痛をともなうので。

+ + +

アルファベットが並ぶとどうも敬遠したくなるというのが人情ですが、北米獣医大会(The NorthAmerican Vetrinary Conference)というアメリカでもっとも多くの獣医さんが集まる学術大会で、4歳以上の飼い猫の約50%に一箇所以上のFORLが発見されているとの報告がありました。

このFORLというのは、少し虫歯と似ているのですが、歯の付け根の歯茎と接触している部分に吸収病変ができる、つまり歯が虫食いのように溶けてくるという病気なのです。ひとの虫歯がエネメル質が腐食するのに対して、このFORLというのは、炎症を誘発するような伝達物質によって歯を壊す破歯細胞が引き寄せられ、猫自身の細胞が歯を溶かしてしまうのです。虫歯と同じように激烈な痛みがあり、ものを噛むということに大きな苦痛をともなうようです。

しかし、解っていることはそこまでで、

○なぜそんなことが起こるのか?
○他の動物にはなぜ起こらないのか?
○年々増加傾向にあるのはなぜか?
○どうしたら予防できるのか?

など、わからないことだらけというのが現実なのです。

以前といってもつい最近まで、歯周病によって炎症を誘発するような伝達物質ができてくると考えられていましたが、現在では研究が進むにつれて、歯周病もFORLも高齢になるほど増加し、そして悪化するのですが、それぞれが互いの悪化要因にはなるものの、歯周病がFORLの原因ではないことが分かってきています。


「ドクターズアドバイス ペピイキャッツ2008年秋冬号」(ペピイ解説委員/獣医師 吉内龍策先生)より一部を引用しました


犬・猫の総合情報サイト『PEPPY(ペピイ)』

★ペピイは動物病院で配布(無料)されています。
こちらからも上記の記事掲載のPEPPY(ペピイ)が請求できます


「ガギガギ」するので受診

午後、F動物病院へ。
噛み合わせが良くないのか、時折、“ガギガギ”上下の歯を(おそらく)擦り合わせ、加えて前脚で宙をかく動作をする。痛みがある様子ではない。ごはんのときに始まっても、おさまるとすぐに食べ始めるので。きっと、何か違和感があるのでは?ないかと思う。

久しぶりにF先生に診ていただく。
『体重が増えましたね~。体も肉付きが良くなってしっかりしてきましたね…』とF先生。うれしいお言葉 ほんとうに体重はなかなか思うようには増えなかった。ももは子猫の頃から、おちょぼ口でガツガツ食べるタイプでもないので余計に。

患部を診ていただく。下顎の臼歯が上顎の歯頚に当たっているが、傷になるほどではない。少し歯型がついている。頬側の歯頚部には歯垢が…。この歯垢が歯ぐきを刺激しているためだろうとのこと。ほかの歯ぐきの部分と比べると、多少炎症を起こしているように見られるという。ほんのすこし赤み(皮膚のピンクの色がまわりより濃い程度)があるように見えた。おそらく、放っておくと歯頚部にポケットが形成された場合その中で細菌が繁殖して痛み出す原因にもなるという。

どうやら、ふだんから歯垢がつかないようにももの場合はすこし注意を払っていないといけないようだ。猫の歯磨き、たしかに口の周りを触ることも指にガーゼを巻いて口の中に入れることもできるようになった。でも猫の口は小さいので、実際どれくらい歯垢がとれているか、また歯垢に届いているかはよくわからないでいた。ジェルだけはずっと継続していた。

綿棒で歯垢を取ることを教えていただく。
1日一回、市販の綿棒にジェルをつけて歯と歯頚部をきれいにする(上顎のみでOK)。力を入れないこと。さっと汚れを落とす程度でOK。綿棒なら細くて長いので、猫の小さな口にも十分に対応が可能。どうして、いままで気がつかなかったんだろう?とちょっと思ったりする…


本日の体重:3.60kg

腫瘍による栄養状態への影響

医療家向けに書かれた内容を、よーく、噛み砕いて読んでみた。
というのも、イマイチ悪疫質のしくみや、病態について詳しいいものがなかったからだ。がんの進行と食欲不振、そのとき体の中ではどのようなことが起こっているのか、打つ手はあるのか…、少しばかりは知っていたかった。

進行性のタンパク質-カロリー栄養失調症の1つの病態を「悪疫質」といい、腫瘍が誘発する代謝の変化によって栄養状態が悪化していく。進行すると、カロリー摂取を増加させても消耗の進行には対抗できないことが研究から明らかになっている。消耗の進行、すなわち代謝率の増加はホメオスタシスループを破綻させる腫瘍、免疫系の直接的な反応であるという理論が現在支持されている。ただし、代謝率の低下または増加は癌の種類、癌進行の病期によっても異なることがある。
※以上は、当ブログ管理人の解釈によるものです。詳細は、PDQ日本語版、または原典(下記URLを参照)をご覧ください。

+ + +

・悪液質の病態と病因
栄養状態は、腫瘍によって誘発される代謝の変化に直接反応して悪化しうる。悪液質としても知られるこの病態は、進行性のタンパク質-カロリー栄養失調症の1つであり、不随意の体重減少、筋力の消耗、生活の質の低下を特徴とする。 [1] [2] 腫瘍によって誘発される体重減少は、肺、膵、および上部消化管の固形腫瘍患者に頻繁に起こり、乳癌または下部消化管の癌患者では頻度が低い。食欲不振も認められるが、エネルギー欠乏だけでは悪液質の病因の説明にはならない。いくつかの因子が提案されている。 [3] サイトカイン、神経ペプチド、神経伝達物質、および腫瘍に由来する因子などのメディエータが、この症候群の一因になっていると仮定されている。 [4]

腫瘍壊死因子α、インターロイキン-1、インターロイキン-6、インターフェロンγ、白血病抑制因子などの宿主組織の生成物のほか、脂質動員因子およびタンパク質分解誘導因子など、宿主組織に対する直接異化作用を有する腫瘍生成物は全て、この複合的な症候群のメディエータとして同定されている。 [3] 脂肪、タンパク質、および炭水化物の代謝異常が悪液質の癌患者において明らかである。腫瘍はグルコースの取り込みおよびグルコース酸化を低下させ、グルコース-脂肪酸サイクルを増大させる。 [5]

体重減少はエネルギー摂取量の減少、エネルギー消費量の増加、またはこれら2つの複合から起こる。食欲不振は癌患者によくみられる症状であるが、諸種の研究から、経口的ルートまたは完全非経口栄養法による補給によってカロリー摂取を増加させても消耗の進行に対抗できないことが示されている。このことから、代謝率の増加は体重調整のホメオスタシスループを調整する経路を破綻させる腫瘍および免疫系による直接的な反応であるという理論が支持される。 [4]

・代謝率の変化と悪疫質の発症
現在の研究は、基礎代謝率が生存の予後指標としての役割を果たすことを示唆している。癌の進行につれて基礎代謝率の低下とともに悪液質が発症するため、長期生存率が低下する。 [6] 全基礎代謝率の変化が認められていない集団も一部にはあるが [7] 、小児癌 [8] 、乳癌 [9] 、肺癌 [8] 、栄養不良 [10] 、およびその他の癌 [11] を認める患者集団では基礎代謝率の増加が報告されている;しかしながら、こうした不一致は癌進行の病期に関連していることがある。 [12] 代謝率が変化しても除脂肪体重および皮下脂肪貯蔵量を維持するように意図された栄養支持療法は、最終的に患者の生活の質を改善し全生存に影響を与える。(以下、省略)

PDQ日本語版 癌医療における栄養(PDQR): 支持療法 > 腫瘍による栄養状態への影響(最終更新日 : 2008-08-22)より一部を引用しました

*[(数字)]:文中のカッコ書きの数字は、出典を表すものです。一部引用に当たりそのまま掲載しました。出典についてご覧になる場合は、PDQR日本語版(こちらから参考文献)をご覧ください。
*小見出しは当ブログ管理人によるものです。


がん情報サイト PDQ®日本語版 ※月1回更新されます。

Nutrition in Cancer Care (PDQR) はこちらから。※英文サイト

猫の認知症

ももの“先代”は20歳の大台にのるころから、認知症の症状を示し始めた。
目・歯が悪くなり、耳が遠くなり、足腰が弱り…という風に加齢(老化)による身体的な変化は、まるで人の人生の縮図を見ているようだった。

当時、もっとも献身的に彼女の世話をしたのは母親で、雪の降る寒い日母親の腕の中で天寿をまっとうした。本人(猫)はつらかったかもしれないが、最期の日まで面倒を見られて良かった(交通事故死などではなくて)と思う。その一方で、いまなら、その頃よりずっと老人性の疾患について理解をもって、接することができたのにとも思う。

+ + +

Q. 5月で17歳になる『ミーコ』(メス)ですが、まだまだ元気いっぱいです。
ところが、去年の夏の終わり頃から、とても大きな声で鳴くようになってしまいました。発情期のような、あの独特のうなり声とも感じられる声を出すのです。

朝は4時頃から、夜は私が床に入ると、すぐに鳴きはじめます。これはどうしてなのでしょう。猫の認知症ではないでしょうか?ちなみにミーコは完全室内飼いで、生後7カ月で避妊手術を済ませています。

A. 犬の認知症は、夜鳴きや徘徊など、飼い主を困らせる行動を伴うので、よく知られるようになってきました。しかし猫に関しては、「猫はボケない」という認識が今でも一般的です。認知症になっても“困った行動”を引き起こすことが少ないし、寝ている時間が長くなった、と感じられるくらいでは、認知症の症状が出ているのかどうか、よくわからないからです。

獣医学の進歩や、食事・予防などの飼育環境の改善などによって、猫の寿命はとても長くなってきました。これに伴って、いろいろな加齢による疾患(成人病や腫瘍など)も増えて来ています。その1つに『認知障害症候群』、いわゆる認知症があります。 英国の研究機関は、11~14歳の飼い猫の28%、15歳を超えると50%以上が、加齢による行動障害を、少なくとも1つは発症していると発表しています。猫の神経系が傷つく過程は、人のアルツハイマー病とよく似ていることもわかってきました。

通常の生活に変化が
猫の認知症の症状は、犬とほぽ同じと考えられています。

主な症状は、次のようなものです。
・動きが鈍くなる
・寝てばかりいる
・突然大きな声で鳴く
・人や物によくぶつかる
・昼夜の逆転
・狭いところに入りこんで、出られなくなって鳴く
・名前を呼んでも反応しない
・無関心
・排泄の失敗
・食べ物の嗜好が変わった
・食べ物を異常に欲しがる

症状によっては、甲状腺機能亢進症、副腎皮質機能亢進症、糖尿病などの代謝性疾患や、泌尿器系疾患などとの鑑別診断が必要になります。認知症の症状に当てはまっても、安易に認知症と判断しないで、必ず動物病院で診察を受けて下さい。

早期対処で進行遅れる
『ミーコ』ちゃんの場合、上記の代謝性疾患などとの鑑別が必要です。認知症の可能性も十分に考えられます。

仮に認知症であったとしても、悲観することも落胆することもありません。早い時期から対処すれば、症状の進行を遅らせることができるかもしれないからです。

猫と触れ合うのも重要 認知症を示す人の血液中の不飽和脂肪酸の濃度が低い、という報告から、DHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)などの不飽和脂肪酸を給与することは、やってみる価値があります。

また、人とのコミュニケーションの機会が少なく、脳に対する刺激が少ないと発症しやすいと言われているので、

・一緒に遊ぶ
・声をかける
・やさしく撫でる


など、コミュニケーションの時間を十分にとって、適度な刺激を与えてあげるようにしましょう。

高円寺アニマルクリニックHPより、一部を引用しました 

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プロフィール

ロングテイル

Author:ロングテイル
名前:もも
1997年生まれ
毛色:茶色
好きなこと:
玄関脇のかさぎから空を眺めること、柿の木に登ること。

*このブログについて
(by ロングテイル)
物心ついた時から猫が大好きで、猫とともに暮らして30年以上。
2006年秋、もも(当時9歳)が鼻腔内リンパ腫と乳腺癌を同時に発症。
猫の病気や食事のあり方についての理解不足を反省し、このブログを作りました。特に、鼻腔腫瘍に対する放射線治療、乳腺切除手術と回復の過程について書いています。そのほかに、治療後の様子や日々感じたこと、病気について調べたことなどを書きとめていきます。

*主な内容は次のとおりです。
 ・鼻腔内リンパ腫の治療と予後
 ・乳腺切除手術後の回復過程
 ・がんの猫の食餌管理
 ・猫の乳がん
 ・おすすめの猫本
 ・ももの食事

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