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放射線治療についての一般的知識

放射線治療に関する説明は、最新のものと少し前に書かれたものとでは内容が異なっていることがある。数年以上前に書かれた本やウェブには“放射線による治療の効果はまだまだ未知数です”と紹介されている場合が多い。そうやって、医療技術は日々進歩し、普及しているのだろう。

放射線とその治療方法について、体系的にしかも素朴な疑問まで事細かに書かれているのが、『放射線治療についての一般的知識』というページ(国立がんセンターHPに掲載)。

ほかの資料には書かれていないことろを中心に、内容の一部を抜き出してみた。

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放射線治療の目的:
悪性リンパ腫細胞を壊して病巣を消失させたり、小さくしたりするために、高いエネルギーのX線を用いて放射線治療を行います。早期の悪性リンパ腫では、治すことを目的に放射線治療が行われます。また、進行した病巣や再発した病巣、転移した病巣による痛みを軽くし、苦痛を和らげる目的でも行われます。

一般に悪性リンパ腫細胞は、他のがん細胞に比べて放射線に弱い傾向があるので、病巣が大きくがん細胞の数が多い場合でも放射線治療が有効です。


原理:
放射線とは?

治療に用いる放射線は、高エネルギーのX線・電子線です。放射線は、がん細胞にあたるとがん細胞を壊すエネルギーに変わります。体にあたった放射線はエネルギーに変わって消滅するので、放射能としていつまでも残ることはありません。放射線治療の効果や副作用は、照射したところだけに出ます。放射線照射を受けているときには、痛くもかゆくもありません。

悪性リンパ腫細胞の壊れ方
高エネルギー放射線は、悪性リンパ腫細胞の大事なところ(DNAなど)を瞬時に傷つけます。その傷が原因となって、照射後数時間から数十日で悪性リンパ腫細胞は壊れます。悪性リンパ腫細胞は放射線による傷を修復する力が弱く、壊れやすい細胞です。周囲にある正常細胞も放射線によって同様に傷を負いますが、幸いなことに正常細胞の多くは、数時間後に傷を修復できます。正常組織のダメージが大きくならないように放射線を少量ずつ何回かに分割して照射していくと(分割照射)、悪性リンパ腫細胞はだんだん壊れて数が減ります。正常細胞は弱っても回復力があるので、数の減りかたは緩(ゆる)やかです。この差を利用して放射線治療をします。

正常細胞は放射線により少しは壊れますが、多くは回復します。この正常細胞の減少が、治療中に起こる有害な副作用の原因です。正常細胞の減少による有害な副作用が重くならないような、放射線照射の線量、回数がわかっています。


方法(ステップ):
放射線治療には、大きく分けて「(1)診察」→「(2)放射線治療計画」→「(3)実際の放射線治療」→「(4)経過観察」の4つのステップがあります。

照射する線量の決め方
放射線治療の方法が決まったら、照射する線量の計算をします。悪性リンパ腫の状態によっても異なりますが、計画に要する時間は1時間から3日と幅があります。位置を決めた日から放射線治療をはじめることができない場合があります。かたまりとしては目に触れなくても、悪性リンパ腫細胞のいくつかが残っていることがあるので、決められた回数の放射線治療をします。放射線治療したところから再発することはほとんどありません。

治療期間中の生活
放射線治療中の生活は、おおむね普段どおりでけっこうです。少し体が疲れやすくなるので、十分な休息や睡眠をとってください。治療中でも入浴してかまいませんが、疲れない程度にしてください。栄養のあるバランスのとれた食事を心がけてください。

効果の現れ方
放射線治療効果は、悪性リンパ腫の種類や部位によって、開始後すぐに現れるものから~2ヵ月してから現れるものまでさまざまです。放射線治療終了後も、血液内科の診察日に合わせて放射線腫瘍医による定期検診が必要な場合があります。


効果:
体の外観や機能を損なわずに、体の表面や奥の悪性リンパ腫を治療できます。悪性リンパ腫の種類や広がりによって、放射線治療の効果は異なります。局所的、つまり限られた範囲の治療法である放射線治療は、悪性リンパ腫病巣部の広がりがある一定の範囲に限られている場合に、最も効力を発揮することができます。悪性リンパ腫を治癒しうる可能性は、年々高まっているといってよいでしょう。(以下、省略)

悪性リンパ腫が治る条件
遠隔転移がなく、悪性リンパ腫病巣が小さくてがん細胞の数が少ない場合:例えば、目の結膜にできた悪性リンパ腫は早期発見されることが多く、悪性リンパ腫細胞の数が少ないので、放射線治療単独でも90%程度治癒します。

治らない悪性リンパ腫
遠隔転移がある場合では、部分的な治療である放射線治療では治りません。全身的な治療(化学療法、抗体療法等)が必要です。放射線に弱い器官である肺、小腸にできた悪性リンパ腫の場合は、たくさんの放射線をあてることができないため、放射線治療では治りにくい傾向があります。繰り返して多種類の化学療法剤に抵抗性があった悪性リンパ腫細胞は、放射線に対しても抵抗性になります。


副作用:
遅れて発生する副作用

放射線治療後に最も問題になることは、特徴的な遅発性有害反応です。遅発性の有害な副作用とは治療中の副作用の延長ではなく、照射野内の細胞分裂の遅い正常細胞の死、機能低下が原因で、放射線治療後数ヵ月から数年の潜伏期間の後に発症する、回復しにくい副作用です。例えば、治療数年後に血管の細胞が壊れるために、小さな血管が詰まりやすくなります。放射線治療を行う場合は、重篤(じゅうとく)な遅発性有害反応を起こさないように総照射線量を決めます。脊髄に過剰な線量が照射されると、数年後に手足が麻痺して動けなくなったり、感覚が鈍くなったり、排泄(はいせつ)の感覚がなくなったりすることがあるからです。こうした後遺症は放射線脊髄症と呼ばれ、もとのように回復しない場合が大多数のため、注意する必要があります。

体のほかの場所、家族への影響
理の項目で述べたように、体にあたった高エネルギーX線は、エネルギーに変わって消滅するので残留することはありません。放射線治療は、高エネルギーX線を照射したところだけに効果が出ます。放射線をあてていないところには、効果も副作用も起こりません。ましてや家族や同居している人への影響はありません。

治療のあと
通常の放射線治療では皮膚にあとは残りませんが、皮膚が乾燥肌になり、血管が浮き出るようになる場合があります。

副作用に使う薬
副作用の種類によって、症状を軽減する方法はさまざまです。残念ながら放射線治療の副作用を治す薬はありませんが、症状を薬で軽減することは可能です。例えば、粘膜が荒れて痛くなってきた場合には、粘膜保護剤や痛み止めを処方します。

(※出典:国立がんセンター がん対策情報センター 各種がんの解説 > 放射線治療の実際 より一部を引用)

*この記事は人を対象として書かれたものです。

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リンパ腫の管理

もし、自分の猫が余命宣告をされたら、いま目の前にいるその猫の個別のケースに対する主治医の先生の考えや見通しをある程度示してほしいと思う。この段階になると、飼い主的には一般論ではどうも納得がいかない。同じ病気のほとんどの症例に当てはまる症状や先行きに関する説明だと、余計に不安が残る。

ももの場合、さいわいなことに誠意のある回答やアドバイスを得ることができた。いつも、主治医の先生を質問攻めにしていたとはいえ…

実際に腫瘍の治療をしている獣医師の先生が、リンパ腫について包括的で平易にしかも個別の症例や抗がん剤についての説明をされている。

(*記事内の小見出し(太字)は当サイト管理人によるものです。)

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リンパ腫は、その発生部位によって、全身のリンパ腺が大きく腫れてくる「多中心型リンパ腫」、皮膚病変として現れてくる「皮膚型リンパ腫」、胃や腸管に出てくる「消化管型リンパ腫」、胸の縦隔という部分の「縦隔型リンパ腫」、腎臓や眼、鼻咽頭、神経に出来る「節外型リンパ腫」などの分類がある。

また、その細胞の分類による病理組織学的分類とか、免疫表現型分類とかいろいろな分類法があって、それぞれ予後(臨床上の将来的見通し)に影響したり、なかなか学問的には難しい点もあるのだが、細かく書き始めると切りがないのでなるべく簡単に行こう。

犬にもっとも多い「多中心型リンパ腫」
普通の動物病院で比較的容易に診断出来るリンパ腫は、何と言っても「多中心型リンパ腫」である。 このタイプは犬では最も一般的なリンパ腫であるし誰の目でも非常に判りやすい。 何せ、全身のリンパ節が大きく腫れてくるのだから、臨床症状もはっきりしているし、腫れたリンパ節を細い目の注射針で突いて細胞を採取して顕微鏡で観察すれば、少し慣れれば、普通の黒っぽい小さなリンパ球とは異なる大きな豆大福のような模様のリンパ芽球が主体で、中には細胞分裂像を示すものも結構あったりする特有の組織像が観察されるのだ。

皮膚型リンパ腫や、腸管型リンパ腫などは診断がつくまでにかなりてこずることが多い。 なんだか判らないが治療に反応しない皮膚炎だとか、嘔吐下痢や食欲不振だとかがだらだら続くのは結構要注意なのである。

犬と猫ではリンパ腫の出方も少し違う点がある。 猫にはFeLV(猫白血病ウィルス)という厄介なウィルスが存在して、特に若い猫のリンパ腫はもっぱらこれが原因であることが多いし、猫の場合は犬と違って全身性リンパ節障害よりも内臓機能の異常が出現する割合が高いようである。

リンパ腫の診断方法も基本的には他の腫瘍と同じく細胞診であるとか病理組織診断という腫瘍細胞の検査によって行なわれる。 私の場合、病理学的な知識にはあまり自信がないので、なるべく検査センターの病理の専門の先生に細胞や組織を送って、文書で診断名をはっきりさせてから治療にとりかかるよう心掛けている。

完全寛解
リンパ腫の治療は、基本的には抗癌剤を注射や内服で使用する化学療法という方法を取るのだが、治療に対する反応は発生部位や病理組織学的分類などでさまざまなようである。 しかし、多中心型リンパ腫の場合化学療法にはかなり良好に反応を示す症例が多く、臨床症状が全くなくなって、完全に治ったかとまで思われるくらいになったいわゆる「完全寛解」という状態が、症例によっては半年から9ヶ月、長い例では2年以上も続くことがある。誤解してはいけないのだが、この「完全寛解」という状態は、決して完全に治癒して再発しないということではない。

抗癌剤の投与によって、リンパの腫瘍細胞の99パーセントが死ぬとするならば、毎週の抗癌剤投与によって毎回99パーセントの腫瘍細胞が死んでいくので、治療を続けることにより、腫瘍細胞の数は限りなくゼロに近づいていくのである。 しかし、決してゼロそのものにはならないのだ。そして、毎週の投薬で叩き続けていても、いつしか生き残った腫瘍細胞は、その細胞膜上に「P糖蛋白」という細胞に対する毒物を細胞外に排出するポンプのような器官をたくさん備えるという薬剤耐性を獲得して、再び増殖を始めるのである。

リンパの腫瘍細胞が薬剤に対する耐性を獲得すると、これを叩くのはなかなか困難になり、いったんはやっつけるのに成功しても、それによって得られた臨床的に良好な寛解期間は最初の寛解期間よりも著しく短いものに終わることがほとんどである。

寛解期間の評価
そういうわけで、リンパ腫の治療は結局のところ死に至るまでの期間を延長させるというものでしかないのかも知れない。 しかし、多中心型リンパ腫で、症例によっては半年から9ヶ月、長いものでは2年以上という非常に元気でまるで病気ではないかのごとき素晴らしい期間をどのように評価するのかで、この治療の評価は大きく分かれることであろう。

あるクライアントは、数ヶ月くらいの寛解期間であるのならばそれはぬか喜びでしかないので、多額の治療費を費やす価値はないと治療しない方を選択されるし、またあるクライアントは、たとえ数ヶ月でも健康上非常に良い期間が作れるのであれば、それはそれで価値あることとして、その間に動物との思い出を積極的に作るのだと言って治療を選択される。

リンパ腫の治療に対する評価は、クライアントの生きる姿勢というか死生観というものに大きく左右されるように感じているので、治療をするしないのどちらを選択されてもそれはその人の人生哲学の現われであると解釈するようにしている。

結局のところ獣医の私としては、クライアントに対して、自分が診察して収集した臨床上の知見をなるべく正確にお伝えして、それから先はクライアントに判断していただくしかないのである。

抗癌剤療法
なお、抗癌剤療法で気になるのが、薬剤の副作用の問題である。 普通、薬というものは量が少ないと生体に作用を及ぼさず、ある量から望ましい効果が出始めて、量を増やしていくと今度は有害な作用が出てくるものである。 抗癌剤という範疇の薬剤の特徴として、この有効量と中毒量の範囲が狭いということが挙げられる。

従って、抗癌剤の投与量を決定するのに、体重あたりでなく体表面積あたりいくらという計算をすることが多い。 薬剤は身体の細胞の表面に作用するので、身体の長さに対して三乗倍で増加していく体重よりも、実際の体表面積の方が薬剤の投与量の決定により正確な指標となり得るのだ。

抗癌剤に対する動物の反応であるが、多くの犬猫は言われるほどそんなにひどい副作用は出ないものだ。 ただ、中には嘔吐であるとか急な衰弱、下痢、食欲不振などの副作用が現われる個体もあるのであまりにも楽観的に考え過ぎるのも落とし穴に落ちることになりかねない。副作用に対しては、悲観的にも楽観的にもならず、油断せずという感じで行きたいところである。

リンパ腫に限らず、腫瘍性疾患はその対応に難しいところが多々あるのだが、自分としてはなるべく逃げることをせずに、クライアントがやる気であるのならば積極的に立ち向かいたいと思うのである。

※リンパ腫の管理 グリーンピース動物病院HPより一部を引用

猫の鼻腔節外型リンパ腫

鼻腔節外型リンパ腫が、化学療法により消失したという猫の記事。6ヶ月の化学療法で寛解になり、その後も元気にしているという。ほんとうによかった。

*記事内には、次の事柄が書かれている。
鼻腔腫瘍は手術をしても再発が多く、抗がん剤治療の反応も悪い難治性の疾患である
リンパ腫の場合には治療の可能性が拡がる
猫の鼻腔が腫脹した場合、約半数は節外型のリンパ腫であったとする報告もある
・節外型リンパ腫に対する治療は局所に照射する放射線療法が効果的であったとする報告がある
・猫の鼻腔節外型リンパ腫は高齢の猫に多く発生する
猫白血病ウイルス陰性で全身状態が良好の場合予後が良いといわれる

獣医師の先生が書かれたブログ記事の紹介です。

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猫の鼻腔に発生するリンパ腫

数週間の経過で猫の鼻が腫れ上がってきました。触ると骨のように硬い感触があります。猫本人はくしゃみが多くなったものの元気です。鼻腔腫瘍は手術をしても再発が多く、抗がん剤治療の反応も悪い難治性の疾患ですが、リンパ腫だった場合には治療の可能性が拡がります。猫の鼻腔が腫脹した場合、約半数は節外型のリンパ腫であったとする報告もあります。

この症例は針吸引細胞診を含む各種検査により鼻腔に発生した節外型リンパ腫と診断しました。このタイプのリンパ腫に対する治療は局所に照射する放射線療法が効果的であったとする報告があります。この症例はオーナーとの話し合いの結果、抗がん剤治療を行うことにしました。

治療開始から1週間後、腫瘤は消失し、元の顔に戻りました。この症例は6ヶ月間化学療法を続け治療を終了しましたが、その後も再燃傾向は認められず元気にしています。猫の鼻腔節外型リンパ腫は高齢の猫に多く発生し、猫白血病ウイルス陰性で全身状態が良好の場合予後が良いといわれています。鼻腔腫瘍の確定診断には病理組織検査が必要ですが、まずは針生検を行うと良いでしょう。リンパ腫のような特徴的な細胞が採取できることがあります。

※ペットの「がん」-レオどうぶつ病院腫瘍科-猫の鼻腔に発生するリンパ腫より引用

ネットを張る

ガレージにネットを張る。昼夜をとわず、ももがいつでも外に出られるようになる。これで、枯れた葉や花がらを摘みながら、ももから目を離しても大丈夫。ガレージのフェンスは地上から数センチのスペースがあり、ここからももが移動できたためだ。

最近は歩くスピードが早くなった上に、深夜は標準サイズの懐中電灯を照らしても、ももの毛色は闇夜に同化しやすいので気が気ではなかった。

車を出すのは基本的に週末だけ。そこで平日は両前輪のうしろに、50cmx170cm程度のネット(地元のホームセンターで購入したアクリル製のネット)を車体の下から左右に広げ、ネットの両端をフェンスのポールから伸ばしたフックにかける。車体の下の見えない部分でネットがたるまないように気をつけながら。

ももは、鼻が障害物に触れるとユーターンする。ネットに1回、鼻がつくとそれからは手前に留まり、外の空気に触れ、それなりにいまの自分の居場所を楽しんでいるようだという。家族によると、今日はネットに背中を寄りかかって横になり、陽に当たっていたという(ももは人やものに寄りかかるのが大好き)。

ぐっすり眠る

朝まで1度も目を覚まさずに、ももがよく眠るようになる。
夏の間、一晩に2回、3回と起きることも珍しくなかった。今月に入り目立って視力が衰えてからは、懐中電灯を持って一緒に外へ。周辺には宿無しの猫もいるし、少ないとはいえ車やバイクも通る。歩くのが早くなり目が離せなかった。

発症以前は、玄関の下駄箱の窓をももの体の幅だけ開けておけばよかった。あるいは、2階の窓を自分で開けて屋根ずたいにお隣のガレージの屋根を経由、地上へ行き来していた。ほんとうに手がかからなかった。

夜、2回目のごはんを食べて外に出る。外の空気を吸うと、きっと気持ちが晴れ晴れするのだろう。家に入ると、階段を軽快な足取りで登っていく。家族によると、午後から夕刻の時間帯にも、2階で静かに座っていたり眠っているようになったという。

季節がかわると猫の好む場所も変る。たぶん、もっと寒くなると外に出る時間もぐっと減るだろう(猫は寒がりだから…)。

落ち葉

落ち葉
大好きなコンクリートの上にたたずむ。ももの背後には落ち葉…

紫式部 紫式部

休日 なにを見ているのだろう

歩く姿 少し、スリムになった?


本日の体重:4.05kg


秋晴れ

秋晴れ
朝から晴天。日差しがあたたかい

放射線と白内障

こどもの頃、よく猫の顔を横から覗き込んで透きとおって盛り上がっている眼球の様子を観察した。猫の眼は大きく、観察するにはぴったりだった。水のように透きとおって、美しく、不思議でもあった。

水晶体の上皮細胞は、放射線感受性が高い細胞の筆頭のうちのひとつ。放射線による白内障はすでに水晶体細胞が死滅しており、その影響が時間を経て現れただけなのだという。徐々に進行する老年性とこの点が著しく異なっている。

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概要:
眼の水晶体は本来透明であるが、何等かの原因によって発生した混濁状態が即ち白内障(俗に白そこひと言われ、自覚的には視力障害がみられる)である。その原因として糖尿病のような代謝性疾患や外傷ばかりでなく、電離放射線も含まれている。放射線によって誘発された白内障は特異的な病像を示す。また発症には線量のしきい値(X線、1回照射、2Gy)があるが確実的影響に分類され、潜伏期はほぼ8年(2.5~6.0Gyの範囲)である。また、放射線の中でも速中性子線被ばくによる白内障の誘発効果はX線より大きく、動物実験の結果では、ほぼ10倍の誘発効果(高線量域)がある。

晩発性放射線の影響
水晶体は線維被膜に被われたレンズ状透明体で、前方被膜下には一層の上皮細胞層があり、その内側には中央の水晶体核の周囲に向かって水晶体線維細胞がほぼ同心状に配列して水晶体を構成している( 図1)。この上皮細胞は水晶体の前面の胚細胞帯でのみ細胞分裂をし、水晶体線維に分化しながら赤道に移動する。この細胞分裂は生涯を通じて起こっているので自己複製能を具えた組織と認められている( 図2)。

しかし、水晶体にはこれら細胞を体外に排除する機序はなく、胎生時の線維細胞の遺残は水晶体の核となって認められる。生後増殖した線維細胞は核のない細胞が板状となって、核周囲に存在する。また血管と結合組織が存在していない、細胞だけから構成されている特色が備わっている。

動物実験では、眼球組織の中でも水晶体の上皮細胞、特に細胞分裂後の幼若細胞は放射線に感受性が高い( 図3-1図3-2および 図3-3)。放射線により障害を受けると、正常な線維化が起こらず、不透明な異常線維ができる。異常線維は水晶体から排除されることなく、後極へと移動し、その場に留まるため、水晶体の混濁として見られる。

実際に、X線の治療線量を被ばくした人の症例においては早期放射線誘発白内障の細隙燈顕微鏡所見は最初、被膜下後極の斑点として認められ、それが大きくなるにつれ、その周りに小顆粒混濁や空胞が出現する。斑点が数ミリメートルになると混濁はドーナツ状となる。また、同時に瞳孔域の前被膜下にも顆粒状混濁と空胞が発生する。この白内障はこの状態で停ることもある。しかし、白内障がこれ以上に進行すると放射線誘発白内障としての特異性は失われて、他の原因で誘発された白内障とは鑑別できなくなる。

混濁は進行する症例とそうでない症例とがあり被ばく線量に相関している。症例データからは2.2~6.5Gyの被ばくでは、大多数は進行せず12%の症例で進行した。一方、6.5~11.5Gyの被ばくでは12%の症例のみが進行しないで停滞したが、他症例には進行がみられた。白内障発症までの潜伏期も照射線量と関連があり、低い線量の2.5~6.5Gyでは平均8年(6か月~35年)で、より高い6.51~11.5Gyの被ばくでは平均4年であった。

白内障発症にはしきい値が認められ、X線照射量が0.5Gy以下では混濁は認められず、1回2Gy照射では2%の症例に非進行性の白内障が発症し、5Gy以上の線量では進行性白内障が発症する。水晶体の放射線に対する耐容線量は分割により照射時間が長くなると高くなる。即ち、白内障発症に要する線量は3週~3か月間にわたる照射では4Gy,3か月以上にわたる照射では5Gyとされている。

放射線の線質効果についてはマウスを用いた中性子線とX線との比較では、数GyレベルでのRBE(生物学的効果比:Relative Biological Effectiveness)は10であるが、cGyのレベルでは50になると報告されている。

(※出典:原子力図書館 原子力百科事典ATOMICA > 09 放射線影響と放射線防護 > 放射線による生物影響 > 放射線による生物影響 > 白内障より一部を引用)

*この記事は人の白内障についてかかれたものです。

放射線医学より抜粋

放射線についてわかりやすくまとめられたレジメを発見。
とてもわかりやすい。まとまりに欠け、断片的だった知識がつながっていくような気がする。

CT検査を受ける以前、もしかしたら口の中、上あごにも急性の副作用が見られるかもしれないと説明があった。検査後、病巣の正確な位置が確認できると、その心配はないことがわかった。口腔は感受性の高い臓器のひとつであるからだ(下の資料によると)。

*「白内障」「水晶体」等のボールド(太字)による表示は当サイト管理人によるものです。

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放射線の性質
a.透過作用:物質を透過する作用 →X線診断への利用
b.電離作用:物質を透過するさい、その物質を作っている原子や分子にエネルギーを与えて、原子や分子から電子を分離させる性質→治療への利用
c.蛍光作用:物質にあてると、その物質に特有な波長の光を放出する性質 →蛍光倍増管とテレビジョンによる透視画像
d.写真作用:写真フィルムを感光させる性質 →画像のフィルム表示
e.生物学的作用:生物を構成する細胞の重要部分に放射線が当り、電離作用により細胞が損傷を受ける性質→治療への利用

人体に対する放射線の影響
2.正常組織に対する放射線の影響
a.正常組織の放射線感受性
1)放射線感受性高い:
 生殖腺、造血組織、腸上皮、皮膚、水晶体などの細胞再生系を持つ組織は細胞分裂を繰り返しており、感受性が高い。
2)放射線感受性低い:
 筋肉、神経のように細胞分裂能力が制限されたり、失われて機能部位に達したものは感受性が低い。

3.各臓器における放射線障害
a.骨髄:リンパ球が最も感受性が高い
 リンパ球>白血球>血小板>赤血球    
b.生殖腺:(**数値と症状を省略)
c.水晶体:白内障
d.咽頭・口腔・食道粘膜:照射開始2~3週間の間に出現
 粘膜のビラン、疼痛、嚥下障害、唾液腺分泌障害(唾液が粘稠になり口内・咽頭の灼熱感 が出現)、味覚障害

放射線障害の分類
1)身体的影響、遺伝的影響:急性、晩発性放射線障害
2)非確率的影響と確率的影響

・非確率的影響:
放射線による影響、障害がある一定線量以上でなければ発現しない。主として急性障害であるが、骨髄細胞や生殖細胞の減少、不妊、骨髄や皮膚の障害などの急性障害と、白内障などある潜状期を経て起こる晩発障害がある。多くの細胞死があり、それに細胞修復が追いつかないと考えられる。
その特徴は、
(1)同程度の線量を受けた人には誰にでもにでもほぼ同じ症状が出現する。  
(2)症状は一定値(しきい値)以上の線量を受けた場合に出現する。
(3)症状の重篤度は線量に依存する。


(※出典:ナースのための放射線医学(改訂版)高知医療センター放射線療法科 森田荘二郎先生)
**:一部内容を省略しました

*この記事は人の白内障についてかかれたものです。

フットワーク

ももの足取りが軽くなる。
外に一緒に出ると、周りが開けていて障害物がないと早くて追いつけないくらいサッサと歩く。体の張りもある。少しずつ、見えにくくても歩くことに慣れてきたようだ。つい2週間前、ももとは思えないようなへっぴり腰な格好で表を歩くのを見て、これからどうなるものかと思った。でも、きっと自分の置かれる状況に順応するだろうと思い、ももの変化に注意を向けるようにした。

音に敏感になる。
ワンブロック先から聞こえる、車やバイクの音を意識していることがわかる。人や自転車が通ると、すこし身構えて玄関のほうへ近づいたり、植木のそばへ身を寄せようとする。ただ、そうはいっても突然、車が急に角を曲がりこちらへ直進してこないとも限らないので、外が静かなときでも道路のはじをいつも歩くように誘導する。

嗅覚を使っている?のか。
これまで大きな鼻息(呼気)をすることがあったが、室内外を問わず、匂いで状況判断をしようとしているような姿が目立つ。周りを確めるように、時々大きく空気を吸い込んでいる。

階段の昇り降りもなめらかになった。室内の段差には時々、足を取られるがそのときも以前ほどバランスを崩したり、あわてなくなった。もう一匹の猫と廊下でぶつかりそうになり、直前まで相手に気づかなかったらしく声をあげ、尻尾が太くなった(猫は恐怖感を感じると尻尾の被毛が広がる)。もう一匹の猫はそのあと、母親に注意されていた。

玄関の外の段差を降りるときに、あまりバランスを崩さなくなった。段差の前でそーっと前脚を伸ばして、足裏を地面に着地させていることろをよく見かける。そうやって、どんどん慣れてくれればいいと思う。


本日の体重:4.10kg

放射線の晩発性影響

老年性白内障とのもっとも大きな違いは、老年性が進行性であるのに対して放射線白内障は過去において受けたダメージの発現であるという。しかし現状はどうかというと、鼻の主治医の先生によると、水晶体の周辺の組織の状態や進行の度合い、個体差によって老年性白内障も混ざっている場合もあるそうだ。

ももは、すでに放射線による治療の恩恵を十分に受けていると家族みなで思っている。視力もかすみ目程度でいてくれたらと思うのはやまやまだが…

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概要
放射線影響には潜伏期間、即ち、放射線被ばくから臨床症状としての影響が出現するまでにある期間が存在する。この潜伏期間が数週間以内の影響を急性影響、数ヶ月以上のものを晩発性影響と呼ぶ。急性影響は、被ばくした器官や組織の細胞が死ぬことによって起こる。

一方、晩発性影響は、被ばく後生き残った細胞内に修復不可能な“傷”(突然変異)が残ることによって起こる。晩発性影響の代表的なものとして、がんの誘発、白内障、寿命の短縮等が上げられる。放射線誘発性がんの潜伏期間は特に長く、数年(白血病)から数十年におよぶ。

白内障
放射線の照射をうけた動物およびヒトの水晶体に混濁(白内障)が起こることがある。これは水晶体上皮細胞が被ばくにより損傷をうけ、それが水晶体繊維の破壊を引き起こすことによると考えられている。
 
放射線白内障の重篤度や潜伏期間の長さ、進行の速さは、被ばく線量に依存する。X線やγ線の1回照射によって白内障が発生する最低線量は2Gyだが、照射が分割されると最低線量は高くなり、3-14週の分割では4Gy、15週以上では5.5Gyである。しかし11.5Gy以上照射すると、照射法の時間的分布に関係なく白内障は必発する。 表2は、放射線治療をうけた患者のデータをもとに、水晶体被ばく線量と白内障発生の潜伏期間の関係を表したものである。比較的低線量の被ばくでは、混濁がある程度以上進行しない停止性のものが多く、高線量では進行性のものが増加する。

(※出典:原子力図書館 原子力百科事典ATOMICA > 09 放射線影響と放射線防護 > 放射線の人体への影響 > 放射線の晩発性影響より一部を引用)

*この記事は人の白内障についてかかれたものです。

放射線白内障(水晶体混濁)

放射線による白内障に関する説明。なぜ白濁するかそのメカニズムがわかりやすく説明されている。放射線によりダメージをうけた水晶体の細胞は水晶体の後方、中央部に集まりこれらが濁りとなって光の透過を妨げているのだという。

「老人性白内障とは異なり、多くは進展せず、視力障害を生じることは少ないと言われています。」と書かれているが、別の資料によると、「比較的低線量の被ばくでは、混濁がある程度以上進行しない停止性のものが多く、高線量では進行性のものが増加する。」(原子力図書館 原子力百科事典ATOMICAより引用)と書かれている。照射線量により異なるようだ。

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水晶体はカメラのレンズに相当するものです。放射線白内障というのは、この水晶体の一部ににごりが生じるものです。放射線被ばく後、数カ月以上(平均2-3年)の潜伏期を経て症状があらわれますが、老人性白内障とは異なり、多くは進展せず、視力障害を生じることは少ないと言われています。また、放射線の量が少ない場合には影響が認められない“閾値”があると考えられている点が、癌の発生とは違うところです。図1は、広島、長崎の被爆者における被ばく放射線量と水晶体混濁を生じた人の割合の関係を示します。

放射線によって水晶体ににごりが生じる理由については図2を見てください。水晶体全体を包んでいる袋(嚢:のう)の内側には前側に透明な細胞の層があります(上皮細胞)。この層は、水晶体の縁(赤道部という)で細胞が分裂して、中央部に向かってゆっくりと動くことにより、水晶体の機能を保っているのです。放射線は、分裂している細胞に特に傷を与えやすいので、まず赤道部で細胞に異常が生じます。そのような細胞は理由は不明ですが水晶体の後方にまわって、中央部に集まります。それらの変性した細胞は光の直進を妨げるため、にごりとなるのです。

*図1.放射線被ばく線量と水晶体混濁を示した人の割合、図2.放射線による後極部後嚢下混濁の発症は、こちらから参照してください。

(※出典:財団法人放射線影響研究所 調査研究活動 > 放射線の健康影響 > 水晶体混濁(白内障)より引用)

*この記事は人の白内障についてかかれたものです。

白内障の症状とは

「もの」がどのようなしくみで見えているのか、ずっと昔メカニズムを習った記憶がある。見えることも聞こえることも、まるで生活の一部のように感じるものだが、いまさらながら人や動物の体や器官はなんて精密に、ひとつのむだも過不足もなくつくられているのだろうと思われる。

猫はもともとあまり視力が良くないと言われる。それにモノクロで世の中を見ていると書いてあるものもある。もし視力を失った場合、人と異なり猫は研ぎ澄まされた五感(プラス第6感)を総動員して、住み慣れた我が家の周辺なら困難なく移動することができるのだという。きのう、ももを診ていただいたかかりつけの病院の若い先生もそう話してくれた。

+ + +

水晶体が白く濁り、ひどくなると失明する
「眼が見える」とは、どういうことか。まず、まぶたが開き、角膜を通過した光(=見える物)は、虹彩(こうさい=瞳孔)で光量を調節され、次の水晶体(レンズ)で遠近の焦点を調整され、眼底の網膜上にくっきりした「像」を描く。その光の情報が電気信号に変換され、視神経によって脳に伝わり、脳内でその「像」を再現する。それが「見える」ということだ。

眼球のなかで、光を通し、焦点を合わす「水晶体」が白く濁ってくる病気が「白内障」である。白濁が始まると、眼がかすみ、視覚がぼやけてくる。水晶体の白濁が進むと、ちょうど白雲に包まれたように、物が見えなくなっていく。

人の場合なら、だんだんと新聞や本、テレビが見づらくなり、歩いたり、車を運転することもできなくなってくる。これは大変と、眼科に行き、検査を受け、白内障で手術が必要となれば、治療に専念する。しかし犬や猫などは、自分で飼い主に「このごろ、見えにくい」と訴えることはない。また、勝手知った自宅や散歩道なら、ぼんやり見える程度であれば、意外にスイスイと歩いたりする。飼い主が、「うちの子、最近、階段の上り下りが下手になった」「よく溝に落ちる」と、視力の低下を察知して、動物病院に連れてこられるまでわからないケースが多いのである。


※犬猫病気百科>犬の病気>白内障2(監修/奥本動物病院 院長 奥本利美先生2002年9月20日)より一部を引用しました

白内障の状態

午前中、ももの様子をよく観察する。
階段を比較的スムーズに登り下りすることもある。外に出たときも、比較的足早にさっさと移動する場合もある。歩くときの体にしなやかさが少し戻ったように見える。慣れたのかもしれない。

室内では、顔の脇もだが、下が見えにくいようだ。高いところから低いところへ移動するときに、段差を認知しにくい。前脚を前へ伸ばしたときにはじめて気づいてよろける。高いところへ登るときは事前に高低さを認識しこれまでと変わりない。

ものに良くぶつかる。
対象物の色に関係があるいかどうか不明だが、白っぽいものや壁面に鼻の頭がついてはじめて行き止まりであることを認識しているようだ。

外を歩く様子。これまでより一層、周囲の音に敏感になっているように見える。散歩中の犬が通りかかると、車の下に入り様子をうかがう。20m程度離れた道路を車が徐行してくると、音のするほうへ顔を向け身をかわして玄関の方向あるいは車の下に入る体勢をつくる。

午後、かかりつけの病院へ。院長先生が留守のため、ほかの先生に診ていただく。

いまのももの状況。
・光を感じる状態だが、水晶体の白濁が黒目の大きさにまで広がっている。
・老年性白内障の場合は年単位でゆるやかに進行するが、そのほかの白内障(先天性、病気に伴い発症する場合)はそれよりも進行が早い。
・症状がかなり進んでいると思われる。水晶体の混濁が進み光を通さなくなると視力を失う。

緑内障になる可能性は?
症例としては少数。初期の症状は次のようなもの。
・白目の部分が赤くなる。
・頻繁に目をしばつかせ、涙目になる。

緑内障になる可能性は低いようだ。進行を止める目薬を出していただく。ただし、犬用のもので猫用の製品は現状ないとのこと。老年性初期白内障の進行防止用であるため、ももの場合そもそも効くかどうかは不明。また、猫にとって点眼がストレスになる可能性がある。点眼薬によって症状にマイナス効果が表れることはない。刺激性もない。若年性や先天性の場合の外科手術は別として、白内障は内服薬等によるこれといった治療方法はないのだという。


本日の体重:4.06kg

+ + +

最も多いのは、老年性白内障である。これは、簡単にいえば、老化が原因だ。おもに六、七歳以降(早ければ五歳)になると、老化が進み、水晶体の中心部の「核」が硬くなり、白く濁ってくる。ついでその周辺の「皮質」が硬化して、白濁が広がっていく。

そのまま放置すれば、水晶体の前部にある虹彩に炎症がおき、さらにその前部の角膜まで白濁していく。また、水晶体が白濁して、光が透過しなくなれば、網膜の視細胞もダメージを受け、失明状態となる(そうなれば、水晶体の代わりに人工レンズを入れても、視覚は回復しない)。

若年性白内障は、おもに遺伝性の病気が多い。一歳未満、あるいは二歳未満で、遺伝的に進行性網膜萎縮という網膜疾患になる犬たちが、白内障を併発することが多い(犬種的には、ミニチュアシュナウザーやプードルなどにめだつ)。ただし、若年性白内障の場合、まず水晶体を前後から包むふくろ(前嚢と後嚢)のすぐ下が白濁し、のち水晶体の皮質に白濁が広がっていく(なお、網膜の病気があれば、手術で眼内レンズを入れても、視覚は回復しない)。

糖尿病の場合、網膜疾患と白内障を併発して失明するケースがあることはよく知られている。また、近年は、アトピー性皮膚炎から白内障を併発するケースのあることも論じられるようになった。これらの場合、もとの病気を治療することが先決問題となる。

※犬猫病気百科>犬の病気>白内障2(監修/奥本動物病院 院長 奥本利美先生2002年9月20日)より一部を引用しました

視力の衰え

ももの視力の衰えがはっきりと表れた。
階段を一歩ずつ注意を払いながら降りてくる。玄関先の段差に気がつかないで前脚を前に出し、体を急に前に傾けて降りていく。外を歩く姿が前かがみになった。ももはいつも、外で体を生き生きとさせて、さっそうと、コンクリートの上を闊歩していた。この一週間くらいでだいぶ様子が変わったように思う。

7月以降、椅子に飛び乗ろうとしてテープルの角に背中をぶつけたり、90cmくらいのチェストにこれまでは朝飯前でジャンプしていたのが後脚がひっかかりそうになったり、ということが時々見られるようになる。最近になると、階段を登るときによく脚をとられて途中でバランスが取れずなめらかに上まで登っていけない姿を見かけるようになる。

6月の検診で、かかりつけの先生が懐中電灯をももの眼球にかざして、目の中心にある白内障のわずかな影を見せてくれた。しかしその後も、ももはふだんと変わりはなかった。先月検診に行ったときも、白内障については少し進みましたねくらいの説明だった。それが、症状を見ていると、ガタっと進んだように見える。

正面からももの眼をみると、黒目が全体に白くなっているように見える。白濁というほどではないが、以前よりは白くなっているようだ。ももには、「目はちょっと悪くなったが、鼻が治ってよかったね」と話しかけた。放射線のおかけで鼻が治って良かったと。

放射線治療が終了して10ヶ月が経過。1年後くらいに症状が出ますと、主治医の先生から説明があった。もう、その一年後に近づこうとしている。徐々にだんだん症状がでてくるものと思っていたが、白内障は、ある日を境に一気にはっきりとした症状が現れるようた。

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プロフィール

ロングテイル

Author:ロングテイル
名前:もも
1997年生まれ
毛色:茶色
好きなこと:
玄関脇のかさぎから空を眺めること、柿の木に登ること。

*このブログについて
(by ロングテイル)
物心ついた時から猫が大好きで、猫とともに暮らして30年以上。
2006年秋、もも(当時9歳)が鼻腔内リンパ腫と乳腺癌を同時に発症。
猫の病気や食事のあり方についての理解不足を反省し、このブログを作りました。特に、鼻腔腫瘍に対する放射線治療、乳腺切除手術と回復の過程について書いています。そのほかに、治療後の様子や日々感じたこと、病気について調べたことなどを書きとめていきます。

*主な内容は次のとおりです。
 ・鼻腔内リンパ腫の治療と予後
 ・乳腺切除手術後の回復過程
 ・がんの猫の食餌管理
 ・猫の乳がん
 ・おすすめの猫本
 ・ももの食事

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