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抗がん剤治療期間の様子 -食欲と睡眠
すっかり食欲が戻っているように見える。昨日も一昨日も、2回のご飯のほかに漢方薬入りのカリカリを食べた。実は、これがももの食欲の戻りのバロメーターになっている。治療期間中(後半)、ご飯を2回分完食、その上c/dカリカリを食べるかどうかが食欲が戻る目安となった。
抗がん剤投与後しばらくは、ご飯優先、カリカリは当面お休み。漢方薬を生クリームに混ぜて口元に近づけても、興味を示さなくなる。ももは基本的にカリカリ大好き。今年はじめ食事改善をするまで、主食はカリカリの割合が高かった。ももはシニア猫なので、あまり与えたくないが、投薬用にc/dカリカリを購入。カリカリにはほんとうに助けられる。
とうとう、全面的に投薬は“食べ物頼み”に。飼い主として、失格かもしれないがどうしても本人(猫)が嫌がることができなくなった… でも不思議なもので、肝臓も腎臓も治療期間を通じて検査結果の数値が改善、一定の効果(投薬を含む、その他の方策による効果の合計といえるが)が現れた。どの薬もごはんに混ぜて与えていたのに…
治療の回数を重ねると、抗がん剤に体が慣れるのだろうか?ももの場合、3回目、4回目になるとふだんの行動が落ち着き、のんびりした様子が見られた。食欲の戻りも早まった。4回目は、1週間を待たずに通常の7割程度の食欲の回復が見られた。11~12日後には食事の量(1日2回)がほとんど平常時(抗がん剤投与期間以外)に戻る。また、4回目以降は夜間よく眠るようになる。
治療前半(1~2回目)、治療直後のももの様子。
落ち着きがなくなる。室内でせわしなく動く。鳴く。何度も外に出たがる。理由がわからず、おそらくお互いに困惑。外へ出ると気分転換につながるのか、落ち着きのない状態が緩和される。そのため、気長に待つことにする。
抗がん剤との関連は不明だが、夜中に2回程度屋外へ出ることがよく見られた。はじめは15分程度一緒に外にいたが、一向に戻る気配がなくまだ外は寒かったので、シーンとしたリビングで中庭にももが現れるまで待機した。20-30分待つことが多かった。その間、時々様子を見に行く。時には1時間以上待つこともあった。よその猫とはちあわせすることがなければOK、戻り時間は本人(猫)に任せた。戻るように誘導はするが無理に連れ戻さなかった。
後半(3~4回目)になると、比較的すぐに戻ってくることが増える(5-10分程度)。本でも読もうと、お茶を入れおせんべを一口かじった途端にももが帰ってきたことも。室内に入ると、そそくさと階段を駆け上がり2階へ、もも用のフリースの上で気持ちよさそうに眠り始めた。深夜に外へ出たがること自体が減り、12時前に眠り始めても、途中夜中に起き出すことなく朝まで(7時くらい)眠ることが増えた。