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抗がん剤治療2回目・翌日~翌々日

翌日。
朝から雨。東京は桜が満開。きのうから今日にかけて一気に桜が開花したようだ。お昼前には雨が上がり、陽がさすが日陰は冷んやりとしている。夕方から冷え込み強風。夜桜を見に行った人たちはきっと震えているにちがいない… 

ももはさすがに食欲減退。ごはんはいつもの半分。カリカリなら多少、食が進ように見えるというのは家族の意見。外はすこし寒いせいか昼間、眠る時間も多いが、昼間も夕方も落ち着きがなかったという。最近、ちょっとそれが気にかかっている。食事の内容が不満とか、もっと外に出たいとか、そういうことなのか、もっと重大な意味があるのかが不明なので。本人(猫)に聞いてみたいのはやまやまだが…

翌々日。
曇り空。桜が満開。白い空にソメイヨシノの花びらが余計に桃色がかって映る。やはりももは、前回同様に消化管症状が軽いようだ。午前中はカリカリのみ。やや食欲がない。午後、新鮮なプロッコリーと水煮の真鯵でいつもより少なめにご飯をつくる。おいしそうに食べる。

午前、何も食べないよりはと…思い、少量の猫缶(c/d)にネフガードを混ぜカリカリに張り付くようにしてひとつまみ与える。大好きなカリカリがお腹の中に入って満足感が得られた様子。本来なら、消化器症状のピークがくる頃。様子をみながら好きなものを少しづつ食べてくれればいい。

ももは元気というか、タフ。よく動く。体の中に癌があることを忘れそうになる。外に出るのを止めるとストレスを感じるようなので、引き止めないで時々様子を見に行き本人(猫)が帰ってくるのを待つ。代わりに、その間こちらがストレスに…。しかし、帰ってくると挙動が格段に落ち着き、リビングにある“自分の家”に入りうとうとし始めた。

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結晶ができる理由

- - - - -
尿の中に結晶ができる理由は2つあります。ひとつはネコの尿がもともと濃いこと、もうひとつは食事です。本来は乾燥地帯に住む動物であるネコは、水をひんぱんに飲もうとはせず、むしろ体内で水を再利用します。つまり、ネコは他の動物よりも尿を濃縮する傾向が強いのです。

ふつうネコの尿は弱酸性ですが、食事の影響で尿がアルカリ性になると、尿中にストルバイトという結晶がつくられます。この結晶が尿道に詰まったり、膀胱を傷つけたりします。これが尿路症候群です。

この病気はネコの食生活にも原因があり、ミネラル分の多いドライフードなどを食べさせると、たいへん発症しやすくなります。実際、ネコの食事をミネラル分の少ないもの(とくにマグネシウムの少ないもの)に変えるか、尿が酸性になる食事を与えると、この病気が再発することはありません。この病気は冬に多く見られます。これは、ネコが冬には水を多く飲まなくなり、また不活発になって脂肪を消費しにくくなるため、体内で水分がつくられなくなるためと見られます。

予防の方法
飼い主が食事をきちんと管理することが重要です。ネコの一生を通じて適切な食事を与えます。キャットフードを与えるとき、マグネシウムの少ないものを選びます。食事の中のマグネシウムの量が1%(100キロカロリーあたり25mg)以下であれば、この病気を予防できます。(途中、省略)

マグネシウムが少なければ、ドライフードでも缶詰などのウェットフードでもかまいません。しかし、ドライフードは動物にとっては不自然な食べ物です。とくにネコのように、必要なときにも水を飲まない動物は、食物によって水分を補給することが望まれます。またウェットフードでも魚の缶詰は、魚の身でもマグネシウムの多い部分を使う傾向があるため、結石を予防することはできません(マグネシウムは魚の白身に少なく、血合いに多い)。

最近のキャットフードは、アルカリ性の結石を予防するために、たんぱく質を増やして尿を酸性に近づけようとするものが主流になっています。ただしその場合、尿中に酸性の結晶ができることもあるので、注意が必要です。やはり結石は、食事中のマグネシウムをおさえて予防した方がよいでしょう。(以下、省略)


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「もっともくわしいネコの病気百科 -ネコの病気・ケガの知識と治療」(矢沢サイエンスオフィス編 学習研究社)p163-165より引用しました

もっともくわしいネコの病気百科

目次:
ネコ・23の疑問にスピード回答
捨てネコ・殺処分・虐待・動物実験
こんな症状が出たら
ネコの病気の知識と治療
子ネコの病気と健康管理
老齢ネコの病気と世話
心の病気と問題行動
感染症
泌尿器の病気
呼吸器の病気
皮膚の病気
目と鼻の病気
栄養性の病気
消化器の病気
歯と口腔の病気
寄生虫病
ケガ・ヤケド・熱中症
中毒
生殖器の病気
心臓の病気
肝臓とすい臓の病気
ガン(腫瘍)
脳と神経の病気
ホルモン(内分泌)の病気
血液の病気
ネコの病気の検査
ネコの病気の薬
ネコの病気に使われる薬・一覧


もっともくわしいネコの病気百科―ネコの病気・ケガの知識と治療 もっともくわしいネコの病気百科―ネコの病気・ケガの知識と治療
矢沢サイエンスオフィス (2002/04)
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心地よく眠る

深夜に起き出して、外へ行くというときがある。外の空気を吸いたい、それくらいの動機ならおとなしく朝までそのまま眠ってほしい…といつも思う。思いとどまりそうもないので、一緒に玄関先まで出る。深夜、外はまだ寒いのでリビングで待機。それから時々様子を見に行くが、名前を呼んでもぜんぜんももの気配、猫の気配がしない(どこかへ、足を伸ばしているにちがいない…)。30分後、中庭に姿を現した。どうやら裏手の家々の方面へ行っていたようだ。

少し落ち着いた様子。しかし、その後もちょっといたずら。チェストに登って小物を落としてみたり、本棚の一番上に飛び上がってみたり… それから間もなく、静かにカーペットの上に座った。おだやかな顔つき。そのうちにかけ布団の上のもも用のフリースの上に静かに座り、ここちよさそうに眠り始めた。全身の力が抜けて、体を横たえている。室内外を走り回るときの引き締まった筋肉を緩め、安心して体を休めているように見える。

ほんの30分前、外に出たくてそわそわして落ち着きがなかったのに。こんなに気持ち良さそうに眠るのなら、深夜、外に行くのを止めずに、戻ってくるのを待つことにしよう… 何だか、妙に説得力のある寝姿。

外気にふれ、深夜の静まりかえった空気を吸って、気持ちが晴れ晴れしたのだろうか?30分くらい(夜中とはいえ…)で、気分が落ち着いて、なおかつ眠りの質まで高まるならそう、心配性になることもない。ももが外でシーンと静まり返った空気にふれている間、その静寂を想い心静かに時間を一緒に過ごしてみよう。

外猫

最近、だんだん行動範囲が広がり、元のペースに戻ってきた気配。現在、世間では室内飼いが主流だという、おそらくももは少数派。行方が心配になるくらい外が好き。ももが我が家に来たころは、お隣も裏手もまだ家が建っていなかった。特に裏手は一時期、家庭菜園だったので、柔らかい土で覆われ猫にとってはかなり恵まれた環境だったように思う。ももはすっかり外猫に成長した。

病気をしてからあまり遠出しなくなった、やれやれという感じ。それが!ちょっとだけ足を伸ばして、戻ってきた!!深夜、外に出たいという。季節柄、ふだん見慣れない猫が来ることもあるので、白血球が減って抗生剤を飲んでいるのにケガでしたらと思うと余計に心配。トイレ以外夜間はずっと家にいてほしいが、それは土台無理な話。

窓を少し開けて、耳を済ませて帰りを待つ。今までで一番長い。およそ30分が経過。やがて「チリチリチリ、チリチリ」とももの鈴の音がする、それも家の裏手から… きっと、体も気分も良いあかしなのだろうとは思う。窓から静かに帰ってくると、間もなく気持ち良さそうに眠りはじめる。

きっと、外の空気をすって気分が晴れたのだろう。

抗がん剤治療・2回目

桜が満開もしくはその一歩手前。季節が変わるのはなんて早いのだろう。駅から病院までの間に、見事な枝ぶりの桜の古木がある。道路の上を高く長く伸びた枝が覆い、桜のトンネルができている。今日は7部咲というところ。明日はきっと満開。

10:10 主治医の先生にももを引き渡す。血液検査とレントゲン撮影を経て、抗がん剤投与2回目。肝臓の数値が少し上昇。基準値レンジを超える(GPT:85)。先週、肝臓の薬が終わってしまってから日にちが経った。そのためだろうか?でもそれじゃあ、肝臓自体が回復していることにはならないような気もする(薬による対処療法)… 

肝臓にはどんな食餌がいいのだろう?たとえば、腎臓の場合(腎疾患ではなくストルバイト結石がある場合)は低塩・低タンパク食といった、機能をサポートするためにわかりやすい目標が立てられるが。

ちなみにヒルズのプリスクリプション・ダイエットにおける各疾患の療法食の特徴は次のとおり。
l/d:高品質の蛋白質、脂肪、炭水化物/L-カルニチン配合/ビタミンK、亜鉛強化
c/d:リン、マグネシウムの制限/抗酸化成分配合

肝臓のサポートに必要なのは、タンパク質のほか、炭水化物やビタミンK、亜鉛などのようだ。ももは現在たくさんのタンパク質や炭水化物を摂ることはできないので、いまの食事がいいようだ。

+ + +

13:00 お迎え。今日の待合室は人も動物もまばら(年度末だから?)。すぐに呼ばれる。ももはキャリーバックの中で落ち着いた表情をしている。本日は輸液治療はなし。抗がん剤投与におけるももの体の状態や変化がわかるまで、とても慎重にその過程をすすめていただいたことがわかる。お薬を各3週間分いただく。次回は3週間後。

家に着くと、すごい食欲。それから夕方までこたつの外で眠る。爆睡。8時ごろ、起き出してくる、またご飯。その前に肝臓の薬を細かく刻んだまぐろ混ぜて与える(投薬方法としては完全にまずいがやむなし)。


本日の体重:3.78kg


(※ご参考)
日本ヒルズ・コルゲート(株)HP


大学病院の近くの桜、満開


2007年の桜、3月29日
*2007年の桜

ストルバイト

ももは現在、尿pHはアルカリ性でストルバイト(結石)の影がレントゲンに写っている。ももの場合、さいわいに血液検査で指摘を受けた。あまり大幅な数値の上昇でないのに?と感じたが、早期に見逃さないことが大切なようだ。

猫は高齢になると必ずといっていいくらい腎臓に疾患が見られるという。腎臓はその機能の大部分が損なわれるまで、目立つ症状が現れず、症状が出たときにはすでに機能が回復しない段階にさしかかっているらしい。つまり猫の腎臓は先手先手で予防していくしかないようだ。


ストルバイト
(結晶)
・リン、アンモニウム、マグネシウムを多く摂取するとできやすい。
・アルカリ性の尿にできやすい。
・酸性の尿の中では溶ける。
・成猫期の猫に比較的多い。
(尿石)
食事管理で溶解可能。
尿のpHを酸性になるようにする。
このような石が何個も出来ることもあります。
(※日本ヒルズコルゲートHP > FLUTDってどんな病気?より一部を引用しました)

・最適な食事は?
ストルバイトの発症 →
マグネシウムを制限し尿を酸性にする食事を与えます。

腎機能が低下してくることによりシュウ酸カルシウムの発症 →
塩分を制限し尿をアルカリ側にする食事を与えます。
(※日本ヒルズコルゲートHP > 食事管理で予防をサポートより一部を引用しました)

(※ご参考)
FLUTDってどんな病気?
食事管理で予防をサポート
c/dあなたの猫は大丈夫?

カリカリの効用

夕刻、ももがまたリビングであばれたらしい。ポニーテールにまたレジ袋がかぶせてある。時には、両前脚を樹にかけて、ゆさぶってひらひらして垂れる葉を噛もうとしていることもある。帰宅したときには、“運動会”がひと段落したところだった。でもなにかまだ、未達成項目がある様子… TV台や床に座って、キョロキョロしている。カリカリ(が食べたい)?

いまがチャンス!薬にチーズを巻いて、ひとつまみのカリカリに忍び込ませる。完食。いつもはおちょぼ口で猫缶を食べているのに、豪快な食べっぷり。食べ終わるとほどなくして、椅子で眠り始めた。きっとひとと同じ。食べたかったものを食べて満足感が得られ、気持ちにゆとりが生まれるのだろう。

となりのお引越し

先週末、左隣のお宅に4人家族が引っ越してきた。それまで、隅に花壇がありガレージをかねた家の前のスペースがガランとしており、もものお気に入りの場所のひとつだった。ところが、2-3日前から外に出ても隣の敷地に踏み入らずに、道路のはじに座って様子をみている。今までと雰囲気が違うことを、ももは察しているようだ。

ももはコンクリートが大好き。外に出るとまずはじめにガレージでゴロゴロ。お天気の日は、3段の階段を駆け上がり玄関の前で陽にあたる。でも、いままでなかった自動車や自転車(3台)や人の気配。以前と同じように振舞えない何かを感じ取っている様子… 少し遠慮気味に、でも大胆に、ガレージの一番隅ですばやく、ゴロゴロをして戻ってくる。



乳ガン(乳腺の腫瘍)

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10歳以上の雌猫に多く見られます。最近、ネコの平均寿命が延びるのに伴って乳ガンも増えています。ネコでは、皮膚ガンと血液のガンについて、3番目に多い腫瘍です。

症状
ふつうは雌猫の乳腺に触れると硬いしこりが感じられます。しかし中には、乳腺が張っているように感じられるだけで硬くならないこともあり、しこりがないというだけで判断するのは危険です。治療をせずに放置すると、乳ガンは大きくなり、ついには表面の皮膚が破れます。このときにはネコは貧血になり、食欲もなくなります。その結果、体力がなくなって手術に耐えられなくなることがあります。

ネコの乳ガンの特徴は肺に転移しやすいことです。ネコの呼吸が速く、息苦しそうであれば転移を疑わなくてはなりません。乳腺のガンは、まずわきの下のリンパ節に転移すると考えられています。そこで、すでにガンがそのリンパ節に転移しているときには、そこから肺に転移する可能性が高いといえます。

原因
不妊手術をして卵巣を取り除いたネコは、あまり乳ガンにはなりません。そこで、人間やイヌと同じように、卵巣が出す性ホルモンが原因になっているか、またはガンの症状を進めるとみられています。ただし、不妊手術をしたネコも乳ガンになることがあるので、注意が必要です。

診断・治療・予防
・診断の方法
乳腺の触診を行えば、腫瘍かどうかはほぼわかります。手術後、切り取った組織を病理学的に調べて乳ガンかどうかを確認します。乳ガンと思って乳腺を切り取っても、両性の腫瘍であったり、乳腺の組織が単純に増殖しているだけ(過形成)のこともあります。しかし診断のために乳腺を一部だけ切除することは治療を遅らせる上、ガンを転移させるおそれもあるため、すすめられません。乳ガンが疑われるときにはエックス線検査を行い、肺に転移しているかどうかを調べます。

・治療方法
乳腺はリンパ菅でつながっているので、ガンになった乳腺だけでなく、すべての乳腺を手術で切除します。高齢のネコでも健康状態が良ければ手術はできます。原則として体の右側の乳腺と左側の乳腺を片側ずつ手術します。つまりはじめに右側なら、1度に右側の乳腺を上から下まですべて、まわりの皮膚ごと切り取ります。その後、日を改めて、残りの左側の乳腺を切除します。

左側と右側のどちらを先に切るかはそのときの腫瘍の状態で決めます。ガンの進行状態にによっては、両方同時に切除することもあります。しかし、この方法は皮膚を大きくとり除くために傷の治りが遅くなります。乳ガンに多い腺ガンでは、抗ガン剤にはあまり治療効果を期待できません。しかし乳ガンでも、腺ガンでなければ、治療効果を示すことがあります。

乳ガンは早期に切除すれば、再発しにくいようです。治療後、4~5年は再発せずに生きることも少なくありません。死ぬまで再発しないこともあります。しかし、乳ガンが進んでリンパ節や肺に転移していると、手術をしてもふつう数ヶ月しか生きられません。

・予防の方法
不妊手術をすれば、乳ガンになる確率は大幅に減ります。ただし不妊手術をしても乳ガンになることがあるので、飼い主はときどき乳腺を触って異常がないか調べる必要があります。


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「もっともくわしいネコの病気百科」(矢沢サイエンスオフィス編 学研)p308-309より引用しました


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猫への薬の与え方(2) -ももの場合

抗がん剤治療のあと、骨髄抑制により体の抵抗力が低下する期間に処方された、細くて真ん中からふたつに割れるオレンジ色の抗生剤。割ると大きさ・形状がカリカリ(ヒルズ・シニア用)に似ていたので、混ぜるとはじめは一緒に食べた。しかし、それは1-2回の出来事。それ以降は、オレンジ色の四角っぽい薬のみを残すようになる。匂いはあまりないようだが、カリカリじゃあないことはお見通しということのよう。

チーズの登場。
チーズ(やわからかめ、本人(猫)が好んで食べることを確認済み)でコーティング。チーズは温めなくても手でつまめる程度の硬さのものを使用(*ここで使用しているチーズと同じ)、薬をカムフラージュできる程度に薄めに包む。またはいつものご飯(猫缶)をほんの少し薬のまわりに塗りつける。その状態でひとつまみのカリカリに紛れ込ませる。大きさはほとんどかわらない。当分、この方法でいけそうだ!

*カリカリは薬のときと、深夜どうしてもお腹が空いたときのみ与えている。

猫への薬の与え方 -ももの場合

最近、ももに薬が処方されると必ず聞いてしまうこと。“この薬はご飯に混ぜてもいいですか?”ご飯に混ぜてもいい薬なんてそう多くはないと思うし、ほんとうは良くない場合が多いのかも知れない… 主治医の先生が、新しい薬を出すときに、「薬の数が増えますが…」と、投薬に負担感がないかどうか、事前に確認してくださる。猫の投薬が難しいことについても理解を示してくださる。

犬(ここでいう犬とは、柴犬程度の大きさ以上)くらいの体格があれば、薬も飲ませやすいのにとよく思うことがある。猫は顔も口も、それにのどはもっと小さいので、決められた方法で投薬をすればちゃんとのどを通るのだと理解はしていても不安になるものだ。概して、カプセル、錠剤は猫にとり大きめなので。

食事による腎臓の負担を減らすためのお薬、ネフガードをご飯に降りかけている飼い主さんが多いようだ(顆粒状タイプに場合)。しかし、ほんとうはこの薬剤の性格上、食後時間を置いて与えるのが望ましいとされる。

いろいろ試した中で、うまくいった方法。
チーズ(特別な食材店ではなくスーパーで手に入る程度のチーズ;モッツァレラ:クリームチームの配合が6:4、柔らかめ)をレンジで4-5秒あたためる。柔らかくしたチーズにネフガード(顆粒状)をサックリ混ぜる。

猫はたいてい小刻みに自分のお皿に戻ってきてご飯を何度も食べるので、その性質を利用。チーズを置いておくと、いつの間にか食べている!難点がひとつ。よく冷まさないとチーズがお皿にくっつき、本人(猫)が食べようとしても取れないことがある。チーズが冷めてからやや丸めてお皿につく面を小さくしておく。

免疫力

健康を支える免疫力とは
免疫とは、元々「疫病の難から免れる」という意味です。生死にかかわるような恐ろしい伝染病にかかっても、その病気に打ち勝つことができれば、次に同じ伝染病が流行したときには、その病気にかかりにくくなるということが経験的に知られていました。このように動物が本来持っている病気を克服するための力は免疫力と呼ばれ、リンパ球をはじめとする血液中の多くの細胞によって支えられています。

免疫反応において、ウイルスや細菌のような体内に侵入する異物は「抗原」と呼ばれています。一方、抗原に対して、感染防御のために産生される特別な蛋白質は「抗体」と呼ばれています。伝染病の予防では、抗体が再び侵入してきた抗原(病原体)と速やかに結合し排除することによって感染を未然に防ぎます。また感染症のみならず、免疫力はがん細胞と戦うときにも、その力を発揮します。

免疫力の維持を助ける抗酸化成分
加齢やストレスなどによって体内の活性酸素の量が増えると、リンパ球をはじめとする免疫力を支える血液中の多くの細胞も、ダメージを受けやすくなります。このような活性酸素のダメージから細胞膜を守ってくれるのが抗酸化成分です。

ワクチンを接種することで、病気に対する抵抗力を高めることができますが、これは免疫力の一つの応用例といえます。現在、抗酸化成分を多く含む食事を続けた場合、ワクチンの効果がより確実なものとなることが期待され、研究が進められていますが、免疫力の維持にビタミンEが重要な役割を果たすことが徐々に明らかになってきました。


日本ヒルズ・コルゲート株式会社HP > 愛猫の食餌健康相談室 > 免疫力より一部を引用しました

曇り空

朝7時、ご飯。よく食べる。午前中、しばらくリビングで家族の中にまぎれていたが、その内に丸くなって眠リはじめた。それからベランダにも行ったし、柿の木にも登った。午後も誘導しなくてもこたつや2階で眠る時間が多い。空の色が白い、寒くはないが風もある。この分だと、きっと明日は雨だろう。

今週、ももの体重が3.85kgを記録。
抱き上げると、すっしり重かった、久しぶりの感覚。お腹のあたりに厚みがある。考えすぎなことはわかっていても、癌になって体重増量はいいのか?ストレス?(人間じゃあ、ないっていうのに…)栄養の摂り過ぎ?腎臓に負担が? 一時的なもので、肥満猫になるのでも、病気が悪化しているのでもないだろう、そう思えるまでに2-3日かかる。

さすがに本人(猫)も“食べ過ぎた感”があったのかどうか(は不明だが)、それから(週後半は)すこしご飯が減る。来週は2回目の抗がん剤治療。体調を万全に整えないと。


本日の体重:3.75kg

腎臓の健康

腎臓の働き
腎臓はネフロンと呼ばれる小さなろ過装置がたくさん集まったものです。エネルギー産生など体内の様々な反応において、いらなくなった老廃物は細胞から血管の中に入り腎臓に送られます。そして血液中の老廃物は腎臓でろ過され尿として排泄されます。ちなみに猫の腎臓は、約20万個のネフロンからできているといわれています。年をとるにつれてネフロンのろ過機能は徐々に失われてゆきますが、それ以外にも高血圧などの病気は腎臓(ネフロン)の機能に悪い影響を与えると考えられています。

老化と腎臓の健康
老化によりネフロンのダメージは徐々に進んで行きますが、残ったネフロンが痛んだ部分の機能をある程度肩代わりしてくれることから、腎臓の働きがどれくらい低下しているかというのは外見からはわかりにくいという特性があります。

腎臓のろ過機能は、クレアチニンや血中尿素窒素(BUN)などの血液中の特殊な成分の濃度を測定することによって推測することができます。しかしながら、検査値に異常が認められたときには、すでにかなりの部分(75%以上)のネフロンがダメージを受けた状態にあると言われています。

老化や病気など原因は様々ですが、腎臓の機能が低下するとネフロンのろ過機能が失われ、老廃物を体外に排泄できなくなります。残念ながらダメージを受けたネフロンを復活させることは困難であり、そのため高齢期になったら、早めに腎臓の健康維持に配慮した高齢猫用のフードに切り替えることをお勧めします。

腎臓の健康に配慮した高齢猫の食事
高齢猫の腎臓の健康維持を考えた場合、蛋白質、核酸(プリン体)、リンを多く含む肉類の過剰摂取には注意が必要です。蛋白質は丈夫な体格を維持するため重要な栄養素ですが、余剰な蛋白質がエネルギーとして利用されるときアンモニアが産生されます。

また核酸(プリン体)も、体内で代謝され尿素やアンモニアとなります。大量に産生されたアンモニアの処理は腎臓への負担となります。

また働きが悪くなった腎臓は尿中にリンを排泄することができないため、血液中のリンの濃度が上昇します。血液中のリンの濃度が上昇すると、バランスをとるため骨からカルシウムが血液中に溶け出てきます。結果的にリンの過剰摂取は、骨ももろくすることにつながります。また高血圧は腎臓への負担となるため、塩分(ナトリウム)の濃い食事も避けたほうが良いでしょう。


日本ヒルズ・コルゲート株式会社HP > 愛猫の食餌健康相談室 > 腎臓の健康より一部を引用しました

年齢によってかかりやすい病気

高齢期の猫の食餌の注意点:
・歯周病
毎日のデンタルケアが十分でないと、多くの成猫で歯石の沈着や口臭が認められます。沈着した歯石は歯茎を刺激し、歯肉炎、歯周病へと進行します。

・肥満
動物病院に来院する猫の約30%が肥満または太り気味といわれています。肥満は糖尿病、高血圧、関節の痛みなど、色々な病気の引き金となるといわれており、日頃から太りすぎにならないよう注意が必要です。

・尿石症
膀胱内や尿道に結石ができると、尿に血が混じったり、尿が出なくなったりします。特にオス猫は尿道が細長く、尿石が詰まりやすいことから症状が重くなることがあります。尿石の種類は、尿中に排泄されるミネラルの種類によって異なります。猫の代表的な尿石症であるストルバイト尿石症は若い成猫で、逆に高齢猫ではシュウ酸カルシウム尿石症が多くみられるようになります。

・腎疾患
腎臓は血液をろ過し老廃物を尿中に排泄する臓器です。年をとると、徐々に腎臓のろ過機能は失われて行きますが、ダメージを受けている部分を健康な部分がある程度肩代わりしてくれるので、実際には腎臓の働きがどの程度低下したのかは外見からはわかりにくいという特徴があります。そのため症状は見られなくても、高齢期になったら、早めに腎臓への負担の少ない食事に切り替えることが重要です。

・心疾患
高齢期になったら、高血圧による心臓の負担を避けるため、塩分を控えめにした食事をとるようにしましょう。

・腫瘍(がん)
高齢期になると乳腺や皮膚に腫瘍ができやすくなります。腫瘍のできた場所にもよりますが、手術で取り除くとともに、専門的な栄養管理も重要となります。がん細胞の活動が活発になると、がん細胞が体内のエネルギーを独り占めしてしまうため、猫は著しく体力を消耗します。

がん細胞は主に炭水化物をエネルギー源としているため、炭水化物を減らし、その代わりに蛋白質や脂肪を増やした食事に切り替えることで、猫は体力維持に必要なエネルギーを確保することができるようになります。また猫白血病ウイルスは猫同士の接触で感染し、リンパ腫をはじめとする血液細胞のがんを発症します。


日本ヒルズ・コルゲート株式会社HP > 愛猫の食餌健康相談室 > 年齢によってかかりやすい病気より一部を引用しました

高齢猫の食事

猫も年をとるにつれて心臓や腎臓をはじめとする内臓の働きが徐々に低下してきます。「いつまでも健康で長生きしてほしい」、そのためには毎日の食事にも気をつけたいものです。人間同様、育ち盛りの子猫と、高齢猫では、必要とするカロリーや栄養素も当然違ってきます。

筋肉の維持
年をとっても、筋肉質のしまった体を維持するためには、食事から良質な蛋白質を摂取することが重要です。ただし蛋白質の摂りすぎには注意が必要です。蛋白質がエネルギーとして利用されるとき産生される大量のアンモニアは腎臓への負担となります。

骨格の維持
高齢猫は消化管の働きが低下するので便秘を起こしやすくなります。そのためセルロースなどの食物繊維を添加することで、便の形成を助け、便秘を起こしにくくなります。

心臓と腎臓
余剰な蛋白質がエネルギーとして利用されるときアンモニアが産生されます。また核酸(プリン体)*も、体内で代謝され尿素やアンモニアとなります。大量に産生されたアンモニアの処理は腎臓への負担となります。また高血圧は心臓や腎臓への負担となるため、塩分(ナトリウム)の濃い食事も避けたほうが良いでしょう。

日本ヒルズ・コルゲート株式会社HP > 愛猫の食餌健康相談室 > 高齢猫の食事より一部を引用しました


*プリン体:
(※ご参考)
・プリン体とは(はてなダイアリー)
・「プリン体」と人体の関係について(キリンビール)

免疫力をアップする食べ物

ウイルスなどの外敵をしっかりとブロックしてからだを守るためには、免疫力を強くする攻めの食材と、ウィルスから体を守る粘膜を鍛える守りの食材をバランスよく食べることが大切です。

攻めの食材:
ビタミンC
・イチゴ・カキ・レンコン
βグルカン
・シイタケ・エノキタケ・エリンギ
ポリフェノール
・大豆・春菊・ブドウ
イソチオンシアナート
・ブロッコリー・キャベツ・カブ
アリシン
・ニンニク・長ネギ※

守りの食材:
ビタミンB群
・玄米・そば・サヤインゲン
βカロチン
・ニンジン・ホウレンソウ・モロヘイヤ
ビタミンE
・アボガド・アーモンド
ムチン・フコイダン
・ナメコ・生ヒジキ・ヤマイモ

攻めの食材も守りの食材も、野菜や果物、穀物などの植物性のものが中心です。緑黄色野菜がからだにいいということはよく知られていますが、実は、免疫力をアップさせるためには、大根やカリフラワーなどの淡色野菜のほうがすぐれているのです。その理由は、免疫力をアップさせる「ファイトケミカル」*という成分がたっぷり含まれているからなのです。緑黄色野菜だけではなく、ニンニク、タマネギ、ブロッコリー、ダイコン、キャベツなどの淡色野菜もバランスよく食べましょう。

*ファイトケミカル(phytochemical)の「ファイト」とは、ギリシャ語で「植物」のこと。植物が紫外線の害や虫などから自らを守るために作り出した物質。主に植物の色素や香り成分などに含まれている。活性酸素から体をガードする抗酸化作用も注目されている。

免疫生活 > がんと免疫(統合医療ビレッジグループ 監修:星野泰三先生)より引用しました


(※ご参考)
・猫に与えてはいけない食べ物(花王ペット > 愛猫と暮らす生活事典)

※ネギ類(タマネギや長ネギなど)は猫に与えてはいけないといわれています。なお、上記の食材はすべて対象をひとを想定して書かれています。

免疫と漢方

免疫力と深い係りのある漢方薬。
漢方では、体のバランスが崩れて病気が起こると考えます。そのため、患者さんが感じている自覚症状や、医師の診察による他覚所見から得られた体質・体力・抵抗力の現れ方の個人差である「証(しょう)」を決めて治療方針を立てます。その中でも「気(き)・血(けつ)・水(すい)」の状態を把握することは特に重要です。気・血・水とは、生体の異常を説明する漢方の考え方です。この3つは体内を循環していて、流れが滞ったり偏在したりすることによってさまざまな症状や障害が起こると考えられているのです。

気は目に見えないエネルギー、血は血液、水は血液以外の体液全般のことです。気と血と水のすべてが滞りなく流れているのが健康な状態であり、いずれかに異常が起きると、心身にもさまざまな不調が現われます。気・血・水のバランスを整えること、これが漢方治療です。

漢方による免疫環境の改善のポイントは、第一段階は「気」の流れをスムーズにすることから始まります。第二段階が「血」「水」の滞りを良くする漢方薬を用います。そして最後に「気」を強くする漢方を用いる、という順番です。順番を間違えてしまうと、病状が悪化してしまうこともありますので要注意です。

さて、免疫力を高める漢方薬には、「気」「血液」「水」環境を改善するものの他にも、免疫環境を強くするものや、抗がん剤の副作用を軽減したり、緩和するものもあります。漢方薬は副作用がないと思われがちですが、そんなことはありません。漢方薬も「薬」なのです。専門的な知識を持っている医師や薬剤師のアドバイスに従って、自分に合った漢方薬で免疫力をアップしましょう。


免疫生活 > がんと免疫(統合医療ビレッジグループ 監修:星野泰三先生)より引用しました

ただ一緒にいること

時々、室内をあばれ回りたい衝動、植物やラインマーカーに跳びかかりたい衝動を抑えきれない様子も見られるが、家族の間にまぎれて座りゆったりした気分でいるように見えることも増えた。夜、ひと通り自分の仕事(ご飯やトイレ)が終了すると(?)2階へ行き、たいていそこにまだ誰もいないと(人を呼ぶかのように)ニャーニャー鳴くので、アイロンかけの手を休めて、また読みかけの本をテーブルに伏せて、しばらく一緒にいて何がしたいのか見ていると、気分が落ち着いたのか体勢をととのえて眠り始める。ここのところ、何回か繰り返した。

ももの前では病気の話はしないし、背中に手を触れるときも、ネガティブな(彼女に伝えたくない)考えや思いを抱かないようにもしている。リビングにももと家族が集まるとき、何気なくももを観察する。もし、ももの頭の上で誰かが、ほかの話題で突然大声を上げ、音的にはももにそのことばをかけたように振舞うと一瞬ももの顔が曇るように見える。

語気、言葉を解さなくても言葉に込められたエネルギーやそれを発する人間(が持つ思い)のエネルギーを感じとり、吸収しているようにさえ見える。たとえ本人(猫)の体に触れていなくても、猫にはひとの思いのエネルギーが伝わってしまうと思える瞬間。

夜、やや落ち着きがなくリビングでそわそわしているときは抱き上げて少しの間そのままでいる。するとそのあと、落ち着きを取り戻したかのように、2階やこたつで眠り始めることがある。ただ、傍らに一緒にいること。ふだんなかなか時間がとれなくて、見過ごしがちだが、ほんとうはとても大切で実りの多い時間の過ごし方であるように思う。


本日の体重:3.85kg

体重増加!

ももの体重が3.80kgに増加。昨年秋、かかりつけの動物病院で鼻の腫瘍を切除した頃(10月、リンパ腫と診断される以前)以来の水準を回復。

当時との違いは、ももがひとに甘えるようになったこと。たとえば、2階へ行きそこに誰もいないとニャーニャー鳴いてひとを呼ぶ(そう、人間が考えているだけだと思うが…)。柿の木~屋根に飛び移り、そこに誰もいないのは当然だとしても…そこでもニャーニャー鳴く。そのたびに誰かがベランダのドアを開けに走る。以前なら自分で窓を開けて室内に戻ってきたのに。

これまでずっとクールで手のかからない猫だったので、これからはその分まで、その時したいことの手助けのためにどんどんひとに依存してくれたらいいと思う。


本日の体重:3.80kg

ネコが部屋中を駆け回る理由

- - - - -

Q:いつもはクールな私が、なぜ突然部屋中を駆け回り、「死の壁」をやってしまうのでしょう?

A:人間や、特にイヌと比べると、確かに君たちは王者のごとく威厳を備えているね。君らは決して屈服しないし、迎合もしない。不必要な感情を表さず、危険に直面したときも、他のネコとの関係でも、狩の時も、リラックスする時でさえ抑制が効いているようだ。

ところが、シャムネコの場合はちょっと違う。外見で平静を保っているからといって、内面もそうだとは限らないんだ。危険に直面すると、全身にアドレナリンが送り出され、心拍は早まり、血圧に変化が起こり、皮膚温度が上昇する。もっとも、人間にはそんなこと分からないんだけどね。

危険が去ると、体は普通に戻る。ところが、そうした感情は外に出す機会がないものだらから、うちに溜まっていく。たとえ最も抑制の効いたネコでさえ、うっぷんを晴らす必要はあるんだよ。野生の狩人は、猟の後に獲物を殺し、興奮と快楽の幻想に体を踊らせる。ところが、イエネコにはその機会がない。その代わりとして起こるのが、「狂気の30分」だ。

君らは涌き起こるエネルギーを、突然の室内レースで解消するんだよ。多くの場合、家具を利用することになる。カーペットを横切り、椅子やソファーに駆け上がり、別の部屋に飛び込んでいく。あるいは、危険な速度に達するまで部屋の中をぐるぐる回る。重力を拒み、遠心力を利用し、可能な限りの壁を駆け回るんだ。我に帰った君が、威厳を取り戻すまでには、少なくとも数分を要するだろうね。


- - - - -
「ネコのカウンセリング」(ブルース・フォーグル著 監修/日高敏隆 訳/太田 收 八坂書房)p50-51より引用しました


(※ご参考)
・日清ペットフード > 愛猫のお作法教室

癌性悪液質とは

末期のがん患者の方が、ごはんを食べてもどんどん痩せてきてしまう状態を、癌性悪液質といいます。食事からの栄養素をエネルギーに変換する代謝の仕組みが変わってしまうために、食べれば食べるほど逆にエネルギーを消費してしまう現象が起こるのです。

正常な代謝では糖分はすぐにエネルギーに変換されるのですが、癌性悪液質になるとブドウ糖からごくわずかなエネルギーしか産生されず、乳酸に変わります。乳酸をエネルギーとして利用するために再びブドウ糖に変換するのに産生した以上のエネルギーを消費してしまうので、栄養を取ったつもりで実は消耗してしまう現象が起こるのです。ですから、がんになった動物が痩せてきたから甘い物をあげるというのは逆効果なのです。では、どんな食事ががんの動物には最適なのでしょうか?ご飯やパン、うどんといった炭水化物は糖に分解されますので避けましょう。たんぱく質もたくさん与えすぎるとがんのえさになります。

がんの動物に最適な栄養素は脂肪なのです。それもオメガ3と呼ばれる脂肪酸で、植物油ではなく動物性のもの、特に海の魚に多く含まれる脂なのです。お魚の好きな猫や犬には是非、魚を与えてください。そうした栄養バランスに注意して作られた、担癌犬の為の処方食がヒルズのn/d缶です。糖、炭水化物を省き、良質のたんぱく質を厳選し、魚の脂であるオメガ3脂肪酸をたっぷり含んでいますので、急にたくさんあげると消化不良を起こすことがありますので今食べている食事に徐々に混ぜていき切り替えてください。


ペットの「がん」 -レオ動物病院腫瘍科- > 食べても痩せてしまう癌性悪液質より引用しました

風の強い日

早朝は曇っていたが、陽がのぼるにつれて青空になり、快晴。風が強い。外から「ゴーゴー」と風の音がする。おそらく頭痛はこのせい。朝からももが落ち着かない様子。家の中と外とを行き来しいている(ひょっとして、ももはヴァータ体質*?)。

部屋が乾燥している、気温も低く肌寒い。こういう日は日がな一日、部屋の中で家仕事をしているに限る。外出日和ではないことは確か。

1回目の治療日から今日でちょうど10日目。ももの体の中の変化はピークに達し、これから徐々に回復しようとしているのだろうか。ももはすこし食欲がない、おそらく、昨日まで比較的多めにごはんを食べていたからだと思うが…

朝からあばれている時間が目立つ。お昼過ぎ、こたつに誘導。やっと落ち着く。


本日の体重:3.75kg


*ヴァータとはインドの伝承医学、アーユルヴェーダの中に規定される3つの体質のうちのひとつ。ヒトは3つの組合せである7通りの傾向を備えているといわれる。ヴァータは「風のエネルギー」を意味しエネルギーが過剰になる(ドーシャが乱れる)と、その影響が体調の変化に現れると考えられている。

+ + +

・アーユルヴェーダ:
インドの伝統的な学問で、その名はサンスクリット語の「アーユス(生気、生命)」と「ヴェーダ(知識)」の複合語である。現代でいう医学のみならず、生活の知恵、生命科学、哲学の概念も含んでいる。約五千年の歴史があり、チベット医学や古代ギリシア、ペルシアの医学等にも影響を与えたといわれ ており、インドの占星術とアーユルヴェーダも深い関わりがあるとされている。

・トリドーシャ(3つのドーシャ):
トリドーシャ理論は、鉱物、植物、動物、人間および環境世界はヴァータ・ピッタ・カパ(カファ)という3要素を持っているとする説。人間は個人により3要素の強さの違いがあり、性格や体質の違いとして現れるという。また、それに合わせた食生活、病気の治療法があるという。 各ドーシャにおいて、ヴァータは「空・風」、ピッタは「火」、カパ(カファ)は「水・地」を表している。

ドーシャは一日のなかでカパ、ピッタ、ヴァータの順で変化のサイクルがあり、一年のなかでもサイクルがあり、人の一生の中でも変化する。また、食べ物や行動などでも変化する。


※フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より引用しました


(※ご参考)
・“生命の科学”アーユルヴェーダとは(統合医療ビレッジ 中村裕恵先生インタビュー)

化学療法の利益とリスク

利益とリスクを天秤にかけるということ

重大な副作用の発現

化学療法の副作用は、軽度なもの(一時的でペットへの影響も少なく回復可能)と重度なもの(持続しており影響が深刻で回復不能)と2種類に分けることができます。重度な副作用の発現は、不適切な抗がん剤の選択や投与量、投与間隔、副作用の発現兆候をチェックする体制の甘さなどから生じるため、獣医師側が抗がん治療に対して十分な知識と注意を持ち、飼主の方も治療に積極的に協力(投薬やペットの日常生活の管理に関して指示に従う、ペットの状態の変化をよく観察する等)してもらえるならばまず防ぎうる問題です。

それでも重大な副作用が発現してしまった場合には直ちにそれまでの治療内容を変更し、副作用に対する治療を行います。なぜなら、重大な副作用はペットのQOL(生活の質)を低下させてしまい、命まで縮めてしまう可能性があるからです。しかし、軽度な副作用の場合は少し解釈が異なります。何らかの処置を施してあげれば症状は治まりますし(嘔吐や下痢)回復もします(一時的な白血球の減少など)。

軽度な副作用の許容と動物の命
もしペットの悪性腫瘍が中程度に進行しており、根治できるかできないかの境目であったらどうでしょうか。フルパワーで癌と戦わねば癌が完治しない、癌により死んでしまう可能性が高いとしたら、それでもあなたは「この子のヒゲが抜けてカッコ悪いから抗がん治療もうイヤ」と考えますか?いえ、抗がん治療を続ける事を選んでくださいと言っているわけではありません。「軽度な副作用=直接ペットの生死に関わったりQOLの低下を招かない程度の副作用」と比べなければならないものは、ペットの癌が根治するかどうか、つまり「ペットの命」だということをはっきりと認識して欲しいのです。

脱毛や、薬でおさまる一時的な嘔吐や下痢と、癌で命を縮めることを天秤にかけてみて下さい。それでも脱毛の方が許容できないと結論が出たのなら、抗がん剤は中止します。治療をする、しないの最終決定権は飼主のあなたにあるからです。もちろん私たち獣医師は、小さな副作用なら出ても仕方ないなどとは全く思っていませんし、どんな副作用も出さないように最大限の努力を払います。しかし、副作用が出た場合でも、それが許容範囲であれば容認しなければならない場面が確かに存在します。

治療の目標
要は、何が一番大切で、優先されるべき治療の目標なのかということです。この考えからすれば、根治可能な進行度であればある程度の副作用もその都度の対症療法で乗り越えてもらい、まずは完治することを優先するのが必要だろうし、既に根治を望めない段階であれば、一番の目標はできるだけ苦痛や不自由がなく生活してもらうことでしょう。その上でもし癌の進行を遅らせたり症状を軽減させることができるのであれば抗がん治療を実施することになります。しかし、この場合は優先項目がQOLの向上ですから、小さな副作用でも出ないように治療を施さないといけないわけです。

私たちはペットの癌が今どういう状態で、そのため治療の目標がどこにあるかを明確にしてお知らせします。そして、抗がん治療によって得られる利益と副作用をはじめとするリスクについても全て説明します。腫瘍についての知識不足から来る誤解や先入観が誤った判断を生じないよう、今まで述べてきたような腫瘍についての知識をできるだけお話します。飼主のあなたが、それらを天秤にかけられるように。


児玉どうぶつ病院HPより引用しました

「副作用を出さない」工夫

ペットではヒトと比べて副作用がかなり出にくいのは事実なのですが、使用する薬剤から副作用が出ることもまた事実です。副作用にはどんなものがあるか主な例を挙げてみましょう。

副作用の種類:
・骨髄抑制

骨髄では白血球、血小板、赤血球が作られているため、抑制が起こると白血球の減少→細菌感染、敗血症、血小板の減少→点状・斑状出血、赤血球の減少→貧血などが起こります。抑制を引き起こす強さの度合い、その抑制が薬剤投与後何日でピークになるかは薬剤によって異なりますから、それを見越して血液検査を実施しピーク時の抑制が許容範囲内であるかをチェックします。

ある程度の抑制が起こってもそれは一時的なもので普通時間と共に問題なく正常に回復します。もし何らかの症状が現れた場合にはそれらについての治療を行い、さらに抑制を引き起こした薬剤は骨髄の機能が回復するまで投与を中止、以後も減量する、もしくは薬剤を変更する等の処置をとります。
 
・消化管毒性
主な症状は嘔吐と下痢です。症状が現れた場合には制吐剤や胃腸粘膜保護剤、消化管運動調節剤などを使用しますが症状の現れる頻度が高い薬剤では症状が現れる前に予防的に投与しておくこともあります。
 
・脱毛
体毛が常に成長し続けているような動物(マルチーズ、プードル、シュナウザー、オールドイングリッシュシープドッグなど)には見られることがありますが、それ以外ではまれです。猫ではヒゲが抜けることがあります。
 
・その他
心筋毒性、腎毒性、出血性膀胱炎、アレルギー反応などがあります。

抗がん剤は細胞が分裂・増殖する過程を阻害して、その効力を発揮しているため癌細胞以外の正常細胞でも「さかんに増殖している」細胞は癌細胞と同様に攻撃されてしまいます。そのため上記のような「さかんに増殖し新陳代謝の激しい組織」に副作用が発現するのです。

しかし正常細胞は腫瘍細胞とは異なり、抗がん剤の攻撃を受けて障害されてもそれをうまく修復する能力を備えています。ですから抗がん剤の投与は、影響を受けた正常細胞は元通りに回復しているが癌細胞はまだ増えることができないという間隔で投与することが必要なのです。最も良いタイミングで投与を行わないと、早すぎては正常組織の回復が遅れ(重い副作用の発現)遅すぎては効果が現れません(癌細胞も回復して増えてしまう)。

また、使用した薬剤の種類により、どんな組織にどんな症状の副作用がいつ頃現れるのかはあらかじめ予想がつくため、先手を打って異常がないかどうか定期的に検査をし、または予防的に何らかの対処をしておくことにより副作用の発現を無くす、軽減させることが可能になります。そこで、ペットが化学療法を受けている場合には安全かつ有効に治療が行われるために、飼主の方にも次回の治療予定日や検査予定来院日を守って頂く事が大切になります。


児玉どうぶつ病院HPより引用しました

ヒトとペットの副作用の違い

まず初めに知っておくべきことは、ペット(犬猫)ではヒトよりも副作用自体がかなりでにくいという事実です。獣医療において使用される化学療法剤(抗がん剤)は全てヒト用のものを利用しています(動物専用の抗がん剤は存在しない)。そして、そのプロトコール(使用方法)もまずヒトでの方法を基礎にしてペットに適したものに改良されています。

しかし、ヒトと同じ薬品を使用してもペットの方が明らかに副作用の出方が少ないことが分かっています。それは薬剤に対する感受性の違いから生じているためで、それゆえヒトで副作用がひどいから犬猫でもそうだろうという考えを当てはめることは必ずしも正しくはありません。


児玉どうぶつ病院HPより引用しました

化学療法の副作用

「抗がん剤」-誰しも聞いたことのある言葉のひとつでしょう。そして、そこからイメージされるものといえば、辛く苦しい治療ー大体そういう感じではないでしょうか。実際腫瘍の治療方法を飼主さんと話し合う最初の場面でも、「抗がん剤を使って…」という説明が始まるやいなや「抗がん剤を使うのは嫌です!」と即答されることがしばしばあり、皆さんの持たれている抗がん剤に対するイメージの悪さを実感します。

多分それは、ヒトの医療でも頻繁に行われているものであるため、知人家族など身近な人で化学療法の経験を持つ方がいらっしゃったりして、その話を聞いたことがあるとか、本やドラマの中でその治療の様子が取り上げられているといったことから知りえた知識だと思います。

私たちはヒトでの抗がん治療に関しては全く知識がありませんから、そのことについては何も語れませんが、ペット(犬猫)に限って言えるとすればそこまで恐れおののき毛嫌いする程のものでは決して無いということです。

確かに副作用が無いのかといえば、副作用はあります。しかし、「副作用が存在する」ということと「副作用が実際ペットに発現する」ということは別の事です。また、副作用の事を考える時には、副作用の内容も軽度な副作用と重度な副作用とに分けることが必要になってきます。


児玉どうぶつ病院HPより引用しました

化学療法

いわゆる抗がん剤を使用する治療方法です。化学療法自体が主役になる治療もあれば、他の治療の補助として再発を遅らせる、転移性腫瘍を治療する、生存期間を延長させる等のために使用されたり、外科療法、放射線療法前に腫瘍を縮めてそれらの処置がしやすいように行われることもあります。しかし、基本的には化学療法開始前に腫瘍の大きさと細胞数を減らしておいてから適用する場合に最も有効な効果がもたらされます。投与方法は、経口投与、皮下、筋肉、血管内注射などが中心になります。

化学療法実施までの流れ

腫瘍が何か、そしてその進行度はどの程度かを把握する
化学療法は悪性腫瘍「がん」にのみ適用される手段です。そのためには(外科療法で説明しましたが)病理組織検査で腫瘍の正体が正確に「悪性腫瘍である」と判明していることがまず第一の条件になります。一部の腫瘍、皮膚のリンパ腫やTVT(可移植性性器肉腫)などでは簡易なバイオプシーでも腫瘍細胞の特徴、発生部位等から確定診断に到る事ができますが、ほとんど全ての腫瘍に関して病理組織検査抜きでは診断がつきません。

ペットの全身状態をチェックする
現在の状態はどうか、持病はあるか、腫瘍に伴う合併症はどの程度か、内臓や他の諸機能がきちんと働いているかどうか。これらは、化学療法を実施しても体力的に問題が無いか、また問題があるならそれを改善することをはじめ、使用する薬剤の種類を変更する、化学療法そのものを行わない等の判断材料になります。
 
他の手段を検討する
他の治療方法(外科療法)などで根治可能であればそちらを選択するようにします。根治可能な他の方法が無い場合(手術で取りきれない、放射線治療が受けられない)に適用します。

治療に伴う利益とリスクを理解する
化学療法はがんに対して効果をもたらす反面、副作用というリスクももたらします。これを知ることは治療をする獣医師は当然ですが、飼主の方もまたしっかり知る必要があります。使用される抗がん剤の種類やプロトコール(使用方法)によって発現する副作用の種類も程度もさまざまです。これらの知識について治療前に両者がしっかりと話し合い、理解を深めることが大切です。


児玉どうぶつ病院HPより引用しました

悪性腫瘍(がん)の特徴

1)自律性増殖:がん細胞はヒトの正常な新陳代謝の都合を考えず、自律的に勝手に増殖を続け、止まることがない。
2)浸潤と転移:周囲にしみ出るように広がる(浸潤)とともに、体のあちこちに飛び火(転移)し、次から次へと新しいがん組織をつくってしまう。
3)悪液質(あくえきしつ):がん組織は、他の正常組織が摂取しようとする栄養をどんどん取ってしまい、体が衰弱する。

良性の腫瘍は上記の「自律性増殖」をしますが、「浸潤と転移」、「悪液質」を起こすことはありません。増殖のスピードも、悪性腫瘍に比べるとゆっくりしています。臨床的には、圧迫症状を来すことはありますが、外科的に完全切除すれば再発することはありません。

代表的な良性腫瘍として、子宮筋腫があります。その他、卵巣嚢腫(らんそうのうしゅ)、皮様嚢腫(ひようのうしゅ)等があります。ただし、良性腫瘍の中でも脳腫瘍のように発生部位によっては重篤(じゅうとく)な臨床経過を来すものもあります。


国立がんセンターがん対策情報センター がん情報サービス 一般向け情報 > がんについて学ぶ> 悪性腫瘍(がん)とは より引用しました

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プロフィール

ロングテイル

Author:ロングテイル
名前:もも
1997年生まれ
毛色:茶色
好きなこと:
玄関脇のかさぎから空を眺めること、柿の木に登ること。

*このブログについて
(by ロングテイル)
物心ついた時から猫が大好きで、猫とともに暮らして30年以上。
2006年秋、もも(当時9歳)が鼻腔内リンパ腫と乳腺癌を同時に発症。
猫の病気や食事のあり方についての理解不足を反省し、このブログを作りました。特に、鼻腔腫瘍に対する放射線治療、乳腺切除手術と回復の過程について書いています。そのほかに、治療後の様子や日々感じたこと、病気について調べたことなどを書きとめていきます。

*主な内容は次のとおりです。
 ・鼻腔内リンパ腫の治療と予後
 ・乳腺切除手術後の回復過程
 ・がんの猫の食餌管理
 ・猫の乳がん
 ・おすすめの猫本
 ・ももの食事

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