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ペットの歯石と麻酔

獣医療の中で、麻酔技術の向上はペットの治療の幅を広げてきたのだという。

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Q.動物病院での健康診断時に、歯垢が見つかり歯石除去を勧められました。全身麻酔をかけて行う処置にためらいを感じています。麻酔のリスクについて教えてください(久喜市K・S)。

現在の獣医学では、100%安全な全身麻酔方法はありません。ただし10年前と比べると、麻酔薬の進歩や技術の向上により、危険性はかなり低くなっています。そのため、動物が安静にしていないと安全に出来ない処置、痛みを伴う処置、そして確実に行わなければならない検査などにも全身麻酔が広く用いられるようになってきました。

例えば歯石除去などの処置、組織生検、一部の眼科検査、CT検査、MRI検査、内視鏡検査などは、麻酔技術の向上と共に進歩してきた獣医療と言うことも出来ます。その結果、今まであきらめてきた獣医療を治療の選択肢の中に入れることが可能となり、動物と飼い主さんに多くのメリットを提供できるようになってきています。このように全身麻酔は、正しいリスク管理の下に行われるのであれば、動物として適切なQOL(生活の質)を維持しながら長寿を全うすることに結びついているのです。

動物の麻酔に対するリスクは、心肺機能、肝機能そして腎機能などに影響を受けますから、体の状態によって異なります。従って全身麻酔をかける前には、まず必要な身体検査(視診、聴診、触診、血液検査や心電図検査など)を行い、体の状態を調べて麻酔がかけられるかを検討します。今回お尋ねの歯石除去は、一般的には健康で長生きしてもらうために行う処置治療になりますので、このようにきちんとした検討のうえで麻酔をかけることはとても低いリスクと考えられます。

歯垢・歯石に関する害は、局所的には歯肉炎や口内炎などの歯周疾患を起こし、食べにくそうな動作を示すことや強い口臭をもたらす原因にもなります。さらに進行すると顎の骨が溶けて歯が抜け落ち、骨の吸収などを引き起こします。また全身的には腎臓の機能低下や心弁膜障害などを起こすことが知られています。このように歯垢は、歯周疾患を起こす原因の1つとなるほか、全身的にも重大な病気を招く恐れがあります。

もし、既に歯垢・歯石が付いてしまった場合は、かかりつけの動物病院で現在の歯垢の付いている程度や歯周疾患の有無などについて診断を受け、歯石除去の時期、方法そして予防方法について相談することをお勧めします。

メトロガイド.jp >ペット相談室6月号 ペットの歯石と麻酔(東京都家庭動物愛護協会常任理事、さとう動物病院院長 佐藤志伸先生)より一部を引用しました

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高齢動物の手術 -加齢による影響

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・麻酔薬の代謝
加齢に伴って多くの臓器の機能が低下することは人も動物も同じです。高齢動物では若くて健康な動物に比べ、麻酔薬の代謝が低下しているために同じ量では麻酔の効果が強く出たり、麻酔からの覚醒が悪い可能性があるので麻酔管理には注意が必要です。また、何かトラブルが起こったときに対処しようとしても使える薬に制限があったり、使った薬に対する反応が強く出てしまったり、副作用が強く出てしまうこともあります。

・免疫力の低下
さらに、年齢が高くなるにつれて免疫力も低下するので、手術自体はうまくいってもその後の傷の治り方が悪かったり、感染しやすかったりといった問題が生じる可能性も高くなります。

以上のように、年齢を理由に手術ができないということはありませんが、同じ手術をする場合でも、いろいろな危険性が高くなるということは理解していただきたいと思います。

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『ペットががんになった時』(鷲巣月美 編 三省堂)p104-105より一部を引用しました


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麻酔の負担とリスク

麻酔って体に負担があるの?
麻酔は体にどのような負担をかけるのでしょうか。第一に肝臓です。肝臓はもともと毒物を解毒させる働きをします。麻酔薬も一種の毒物なので、麻酔がかかると肝臓は麻酔を解毒しようと一生懸命働きます。よって麻酔後はたいてい肝臓が疲れてしまい、機能が悪くなります。そのため、年をとっている子やもともと肝臓が悪い子に麻酔をかけるとさらに肝臓の状態を悪化させてしまう、もしくは麻酔の解毒ができないなどの障害が出てきてしまいます。

また、腎臓は麻酔薬が排泄される所です。つまり、手術前から腎臓の機能が低下していると麻酔薬が体からスムーズに排泄できないため、体の中に長く残ってしまう可能性があります。また以前から心臓が悪い子や、リスクを伴いながら麻酔をかけた子、麻酔中に何かしらの異常があったような子も、麻酔後に何らかの影響が残ることがあります。

よって特に大きな手術や老齢の子に対しては、麻酔をかける前に血液検査や心電図などで健康状態を調べておくことが必須です。そして、それに対応した麻酔方法や麻酔後の管理を行うことが重要なのです。

麻酔のリスク
いくら短時間の麻酔であったとしても、麻酔をかけるということに変わりはありません。麻酔の目指すものは「安全にかけて、確実に覚ます」ことなのです。昔に比べると、安全性の面では進歩していますが、今でもまだ体に対してまったくリスクのない麻酔方法は存在していないのも事実です。麻酔は魔法ではありません。麻酔だからこそ、飼主さんが少しでも麻酔に対する知識と理解をもっていることが大切です。


※gooペット > 読みもの > 麻酔の知識より引用しました

全身麻酔とは

全身麻酔とは、脳に麻酔をかけて伝達を“わからなく”するものです。まず、麻酔をかける前に「麻酔前投与薬」を注射します。これは麻酔がかかるほどしっかりと寝てしまうものではありませんが、使うことによりその子の不安を取り除いたり、麻酔の導入をスムーズにしたり、術前術後の痛みをやわらげる効果があります。その10分~15分後に「注射麻酔」を行います。これによりしっかりと「寝てしまう」状況になります。注射麻酔は静脈注射や筋肉注射で投与されます。

その後の「吸入麻酔」は麻酔を維持する目的で使われます。短い時間での手術は注射麻酔で終了する場合もありますが、大きな手術や長い時間麻酔が必要な場合には吸入麻酔を行います。マスクを使うかもしくは気管内に気管チューブを入れ、呼吸をすることで麻酔ガスを吸入し麻酔状態を維持させます。吸入麻酔は麻酔薬の濃度の調節性にすぐれ、麻酔からの覚醒も早いため、麻酔の方法の中でも安全性が高いという特質を持ちます。

麻酔って危険?
使用する麻酔薬にはたくさんの種類があります。その中で、もしその子に合わない麻酔薬を使ってしまうと麻酔中に副作用が起きることがあります。その副作用とは心拍数が少なくなったり、呼吸が抑制されたり、血圧が低くなったりすることです。この状態が続くと命に危険性を及ぼす場合もあります。

健康な若い子には体にもともと予備機能があるため、副作用により呼吸や循環機能が多少低下しても麻酔に耐えることができます。しかし年をとっていたり病気などで予備機能が低下している子は、それだけ麻酔をかけるときに一緒にリスクも伴います。 したがって、どんな時も、年齢や体質、既往症や術式を考えてその子に最も合った麻酔薬を選び、副作用ができる限り起こらないようにすることがとても重要になります。

麻酔中の管理に欠かせないモニター
全身麻酔がかかっている間は、体にいつ、どのような変化が起こるかわかりません。麻酔中も、循環器系をはじめ体の各臓器が正常に機能しているかどうかを見るためにモニターをとります。このモニターはいち早く異常を見つけるための、とても大事な役割をしているのです。

◎ 心電モニター:正常に心臓が動いているか、波形に異常はないかを見ます。
◎ パルスオキシメーター:血液中にどのくらい酸素が流れているかを見ます。
◎ 血圧モニター:最高血圧と最低血圧、平均の血圧を見ます。
◎ 呼吸モニター:正常に呼吸をしているかどうかを見ます。


※gooペット > 読みもの > 麻酔の知識より引用しました

放射線治療期間における飼い主の役割

「体重が減る、元気、食欲がない」このような状況が、治療期間中に続く可能性があるという。それは放射線の影響というより、全身麻酔によるもの。もし、体重が減り元気がないようなら、治療と治療との間に、点滴を受けることを勧められる。毎週ベストな状態で、放射線治療を受けられるようにすることが、治療期間中の飼い主の役割。

中には、体力を消耗しそれが原因で放射線治療を中断する患者(猫)もいるという。食欲がないまま一週間が過ぎ、弱った体のままでいるとその可能性がももにも生じかねない。気をつけないと。

実際に、CT検査の翌々日、点滴後のももは見違えるようだった。顔の表情も足取りも、もっとも活力のある時のもものようだった。そうとわかっていたら、体調が悪くて、まるで“紙のように”軽くなる時、そのままにしていないで、点滴を受ければよかったのに…と、家族で話した。猫はどこかが不調だと回復するまで、じっとして食べずに動かないことがある。そうしてひとりで、回復を待つ習性があるようだ。その代わり、体が小さいので、食べないとすぐに軽くなる。空気のように、軽くなる。体重管理と体調管理。

そう思うと、主治医の先生が言わんとしていることが理解できた。

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ロングテイル

Author:ロングテイル
名前:もも
1997年生まれ
毛色:茶色
好きなこと:
玄関脇のかさぎから空を眺めること、柿の木に登ること。

*このブログについて
(by ロングテイル)
物心ついた時から猫が大好きで、猫とともに暮らして30年以上。
2006年秋、もも(当時9歳)が鼻腔内リンパ腫と乳腺癌を同時に発症。
猫の病気や食事のあり方についての理解不足を反省し、このブログを作りました。特に、鼻腔腫瘍に対する放射線治療、乳腺切除手術と回復の過程について書いています。そのほかに、治療後の様子や日々感じたこと、病気について調べたことなどを書きとめていきます。

*主な内容は次のとおりです。
 ・鼻腔内リンパ腫の治療と予後
 ・乳腺切除手術後の回復過程
 ・がんの猫の食餌管理
 ・猫の乳がん
 ・おすすめの猫本
 ・ももの食事

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