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肝臓について -診断

獣医師の先生が、数値上昇の原因に食事の内容をまず筆頭に挙げる理由がわかりました。「犬が元気でALTが200位の高い値を示すことがよく」あるそうです。

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血液検査で診断可能です。ALT(GPT) ALP bil 等の上昇がみられます。

albの低下、NH3の上昇,BUNの低下、非再生性の貧血 総胆汁酸の上昇等が認められたら肝機能不全です。肝硬変の疑いも強い。 正常値は血液検査のページを見てください。
 
二日酔いでげろげろの状態で自分の血液検査をしても、ALTなんかはわりと正常値です。 毎日、酒飲んだくらいではALTはあがんないんですね。(私だけかも) 犬が元気でALTが200位の高い値を示すことがよくありますが、毎日酒飲むよりよくない食生活を送ってるんですね。

レントゲンで肝臓のサイズを確認することもありますが、エコーの方が診断価値は高いです。肝臓にできた腫瘍はなかなかレントゲンでは写りませんがエコーではよく見つかります。エコーの輝度から肝硬変の診断もできる場合もあり。胆嚢もレントゲンには写らないのでエコーが重要。胆道の太さまででてきます。

腫瘍の確定診断は実物の細胞をとらないと出来ません。お腹をあけてサンプルを取り出す、エコーで見ながら針でさして吸引(これが難しいんです)等で腫瘍細胞をとりだし病理検査により診断します。

門脈シャントの診断はさらにやっかいです。開腹手術で門脈にカテーテルを設置し、一度お腹を閉じて、カテーテルより造影剤を注入しながらレントゲン撮影。手術室にもレントゲンが欲しくなる検査です。手術はもっとやっかいですが。

以上肝臓の病気を浅く、広くひろってみました。 この肝臓病についてもっと詳しくという要望があれば掲示板にでも書いてください。 00/01/12 テッツ

テッツ犬猫病院HP 犬猫の病気 肝疾患(テッツ犬猫病院 院長 大角哲也先生)より引用しました (※ご注意:この記事は、2000/1/12付でアップされたものです)

テッツ犬猫病院HP(仙台市)

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肝臓について -原因と治療

ももは、毎日ビーフジャーキーを食べているわけではないし…
肥満でもないし。

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一般的な慢性肝炎の原因としては普段の食生活によるものが圧倒的に多いです。肉、魚主体の食生活や半生フード、粗悪なペットフード(嗜好性のみを追求した体のことを考えてないフード。この手のフードがなんと多いことか!)、ビーフジャーキーの食べ過ぎなどで慢性肝炎になる例が代表的です。肥満も肝炎の要因のひとつ。

治療には食事を良質なものに換えるのが一番です。強肝剤も使用しますが、強肝剤という物は肝臓を治す薬ではなく、肝臓の酵素の働きを助けて補助をするものなのでたいした効果は期待できません。 使わないよりはましですが。 多くの慢性肝炎は治癒可能です。

ウィルスや細菌、毒物などで肝炎になるときもあります。 多いところでは猫伝染性腹膜炎による肝炎がよくある症例です。高率に黄疸がみられます。 犬伝染性肝炎というのもありますが、診察したことないです。東北にはいないのか? また、総胆管から細菌が感染して胆管炎になる場合もあり。胆管肝炎などと呼びますが、結構やっかいです。微生物が原因の時、抗生物質やインターフェロンなどを使用します。

胆道系といえば、胆石になる犬も、少ないけれどたまに見られます。ころころした石になるよりも胆泥といって泥状にたまるタイプが多いですが。胆道系の場合は利胆剤を併用。 

肝腫瘍  
猫でFELV陽性の場合、結構あり。犬では肝癌、胆管癌もまれにありですが他の部位にできた腫瘍が転移して肝臓にいくほうが多いです。肝臓転移の多い腫瘍としては血管肉腫、細網内皮腫、脂肪肉腫、肥満細胞腫、リンパ腫などがぱっと思いつくところですが、癌であればなんでも可能性あり。腫瘍性であれば治療法は非常に難しく、現在のところ肝腫瘍に効果のある抗癌剤はなしというのが一般的考えです。シスプラチンで小さくなったという例もまれに聞きますが、延命効果はないのではとテッツは思ってます。免疫療法にかけるしかないのでは。猫で肝臓にマスが確認できて免疫療法で長期生存している例はいくつかあります。病理検査してないので学会にだせないんだけど…

少ない症例ですが肝臓に行くべき門脈が肝臓にいかずにそのまま心臓にいってしまう門脈シャントという病気があります。若い個体に多く、肝機能不全の症状がでます。これは手術で助かる場合もあります。発見が遅いと肝硬変になってシャント血管を手術しても、肝臓の再生ができない場合もあり。(現在2勝2敗)肝硬変になる前に診断がついて、シャントの場所が肝臓の中でなければ望みは高いです。猫では診断が難しい。幼犬で発育が悪く神経症状がでていれば要注意。

遺伝的に肝臓が悪くなる犬もいて、ベドリントンテリアの肝炎がそうです。肝臓内のライソゾームに銅が蓄積して肝炎になります。ウェスティーも要注意。また、ドーベルマンにも遺伝的の肝炎が示唆されています。猫では報告なし。

猫の肝リピドーシス  
原因不明で猫が肝硬変になってしまう。太った猫に多いような気はします。現在のところ治癒しません。

肝硬変(肝繊維症)  
肝炎の最終段階で肝細胞がなくなって繊維細胞に置き換わってしまった状態。肝機能は不全状態で骨と皮だけのような外見を示すものが多い。治癒しません。漢方薬で幾分延命が可能です

テッツ犬猫病院HP 犬猫の病気 肝疾患(テッツ犬猫病院 院長 大角哲也先生)より引用しました (※ご注意:この記事は、2000/1/12付でアップされたものです)


肝疾患の種類

「肝臓の細胞が傷害を受けているが、本人は無症状」
この段階で、肝機能不全にならないようにするにはほんとうはどうしたらいいのだろう?

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肝疾患の種類
初めの段階としては、肝臓の細胞が傷害を受けているが、本人は無症状。傷害を受けた細胞が多くなると肝臓の働きが鈍り、様々な症状がでてきます。通常、肝疾患とか肝障害などと言ってます。

ALT(GPT)やALPの上昇が血液に見られるとこれらの診断名が使われます。
 
もっとひどくなると、肝臓の働きがだめになってしまう肝機能不全。肝臓が機能しなくなるという意味ですね。これは非常に重傷です。肝機能不全では血液中の蛋白の低下、アンモニアの上昇、非再生性の貧血、重度の削痩、血糖値の低下など、非常に危険な状態になります。しかし、肝機能不全は急におきることはまずなく、慢性の肝障害が長期間続いて最後に肝臓がだめになった状態というわけです。 もっとも、多くの病院ではこの病名の厳格な使い分けはかなりあいまいで、GPTの上昇ですぐ肝機能不全という先生もかなりいらっしゃいます。テッツも数年前まではそうでした(^^;)勉強不足。

肝臓の中で作った胆汁を送る胆管、蓄えておく胆嚢、十二指腸に送り込む総胆管、これらをまとめて胆道系と呼んだりします。この胆道系に障害がおきても肝障害のうちの一つとして考えます。胆道系統に異常があると、黄疸がみられることが多いです。

肝臓は本来、再生が非常に活発な臓器でかなりの破壊をうけても再生してくれます。ところが、肝臓の細胞が繊維細胞などで置き換えられて、肝細胞がなくなってしまい、繊維でかたい細胞に変わってしまう状態が肝硬変です。肝硬変になる一番多いパターンとしては肥満や脂質代謝の障害から脂肪肝(肝細胞に脂肪がたくさん蓄えられた状態)になり、肝細胞が脂肪に置き換えられ繊維化し肝硬変という順序が一般的です。先天性の門脈血管の奇形でも肝硬変になってしまう例も多いです。肝硬変では、肝機能不全も伴いますのでやはり末期状態です。 書きながら、今夜の酒の量はちょっとセーブした方がいいかな なんて気持ちになってきます。

症状
吐き気 下痢 元気の消失 食欲の減退などが多いところです。 末期では黄疸、低血糖で立てない、ガリガリに痩せる、腹水、浮腫、もうなんでもあり。

テッツ犬猫病院HP 犬猫の病気 肝疾患(テッツ犬猫病院 院長 大角哲也先生)より引用しました (※ご注意:この記事は、2000/1/12付でアップされたものです)

肝臓のしくみと働き

獣医師の先生が書かれた「肝疾患」に関する記事です。
わんちゃん中心ですが、病気の内容について網羅されており、たいへんわかりやすく書かれています。

肝疾患      
「肝臓が悪いですね」とはよく言われがち。肝臓が悪くなるとどうなるんでしょう。
 ←サブタイトル。(飼い主的にそういうことが知りたいんです!と、言いそうになりました)

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肝疾患

肝臓が障害を受けていれば肝疾患と気安く呼んでしまっていますが、症状、病体はさまざまです。 肝疾患を理解するにはまず、肝臓のしくみ、働きを理解しなくては。このページはちょっと長くなりそうです。

肝臓のしくみと働き。
栄養の取り込み、貯蔵、合成。小腸で吸収した栄養素は門脈という血管に集められ、すべて肝臓に入っていきます。肝臓で自分の栄養に作り替えられて利用するわけです。余分な栄養はグリコーゲンというものにされて蓄えられます。食事をたべなくても血糖値を維持できるのはこのグリコーゲンで補給しているためです。脂肪を分解してブドウ糖にかえるには時間がかかりすぎるため、とっさの時に間に合わないんですね。痩せようと思って、絶食しても体重がすぐ減らないのはこの為です。

分解   
小腸から吸収された毒物、薬物の分解を肝臓でします。アンモニアはこのいい例です。腸内細菌によって作られたアンモニアはそのままでは大変な毒物です。これを無毒の尿素というものに分解して体を守っています。尿素は腎臓からおしっことなって体外に排出されます。お酒もそうですね。アルコール>アセトアルデヒド>酢酸とCO2 という課程をへて無毒化されます。アセトアルデヒドはやはり猛毒ですから、これを無毒化してさらに栄養として取り込むとはすごいぞ肝臓。毒物分解、排泄のパターンとしては肝臓で分解、腎臓から排泄という物が多いです。他に胆汁に排泄して糞として外に出すというものもあり。

血液に関与   
血液を凝固させる因子を肝臓で作っています。赤血球の表面を覆う材料も肝臓で合成。破壊された赤血球の残骸(ビリルビン)も肝臓で取り込まれ胆汁中に排泄されます。

消化液の分泌  
肝臓で合成されたコレステロールをもとに消化液を作り、胆汁として腸内に分泌します。脂肪の消化、吸収に使われます。 その他いろいろありますが肝疾患を理解する上で代表的なものだけかいつまんでみました。大学の内科の試験で肝臓の働きを30以上述べよなんてものもありましたが300以上の働きをしているので適当に書けばなんでも当たりだったというぐらい肝臓の働きは多岐にわたります。

テッツ犬猫病院HP 犬猫の病気 肝疾患(テッツ犬猫病院 院長 大角哲也先生)より引用しました
(※ご注意:この記事は、2000/1/12付でアップされたものです)

猫の肝疾患

無症状のときに、積極的に治療をしてくれない先生だったら…? 肝臓に関しては放置できないのではないか、だんだんそんな気がしてきました。

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肝疾患の種類と症状
 
肝疾患の指標としているのは血液中のALT(GPT)やAST(GOT)、ALKP、LDH5、などの数値の上昇が見られると「肝臓がわるい」となります。これらは肝細胞の中にある酵素なのですが、細胞が障害をうけるとそこから漏れ出してくるため、肝疾患の指標としているわけです。数字が高いほど、広範囲にやられていたり、より障害が重度だったりします。肝障害が軽度のうちは無症状ですが進行すると吐気、下痢、食欲不振、黄疸など様々な症状となってあらわれます。
 
さらに長期にわたって肝臓がダメージをうけると、再生しきれなくなった肝細胞が線維に置き換わってしまうことがあります。これを肝硬変といい、肝臓が機能しなくなる状態、すなわち肝機能不全を伴います。これは非常に重傷です。肝機能不全では血液中の蛋白の低下、アンモニアの上昇、非再生性の貧血、重度の削痩、血糖値の低下など、非常に危険な状態になります。

原因

(1)食生活
一般的な慢性肝炎の原因としては、普段の食生活によるものが圧倒的に多いです。自家で調理した肉、魚主体のフードや半生フードの食べ過ぎなどで慢性肝炎になる例が多いです。肥満も要因のひとつ。

(2)ウィルスや細菌、毒物
ウイルスでは猫伝染性腹膜炎に伴う肝炎、高率に黄疸がみられます。総胆管から細菌が感染して胆管炎、胆管肝炎になる場合もあります。

その他は以下のとおり。
(3)肝腫瘍
(4)先天性の奇形
(5)猫の肝リピドーシス
(6)肝硬変(肝繊維症)

診断

血液検査で診断可能です。ALT(GPT) ALP(GOT)、bil等の上昇がみられます。alb、BUNの低下、NH3の上昇,非再生性の貧血 総胆汁酸の上昇等が認められたら肝機能不全です。肝硬変の疑いも強い。エコー診断に適しています。肝臓にできた腫瘍はなかなかレントゲンでは写りませんがエコーではよく見つかります。肝硬変の診断もできる場合もあり。胆嚢もレントゲンには写らないのでエコーが重要。胆道の太さまででてきます。(以下、省略)

アイリスペットどっとコム>といっしょ>病名から調べる 猫の病気>猫の肝疾患 より一部を引用しました

異常に気づきにくい「肝疾患」

猫の肝疾患の主なものは、
・脂肪肝(肝リピドーシス)
・胆管炎・胆管肝炎
・薬物性肝障害
・腫瘍

ももはずっとGPTだけが高かった。
ウィルスに感染しているかどうか、もうし感染していたら
それを元に戻していく治療方法があるのだろうか?

なんだか、だんだん心配になってきた

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初期はほとんど症状がなく、状態が悪くなってから発見されがちな「肝疾患」。
肝疾患には、どのような猫がなりやすく、何が原因になりやすいのだろうか。

【症状】
初期はほとんど無症状。やがて元気や食欲がなくなり、黄疸が出ることも

肝臓は、体に必要な栄養素の合成・分解・貯蔵、食べ物(脂肪分)の消化を助ける胆汁の合成、体に有害な物質の処理など、動物が生きるために不可欠な機能を果たしている。そのため、状態がかなり悪くなるまで、はっきりとした症状を出さずに働き続ける。「沈黙の臓器」と呼ばれるゆえんである。

そこで、「このごろ、うちの猫、元気や食欲がない」と動物病院に連れて行き、重い肝臓疾患と診断されることもある。また、「白目の辺りが黄色くて…」と、黄疸症状が明らかな場合は、重症のケースである。

では、猫の肝疾患にはどんなものが目立つのか。その代表は、「脂肪肝(肝リピドーシス)」である。この病気は、太り気味の猫が何らかの理由で食欲不振に陥り、3日以上絶食状態が続いた時に発症しやすい。その他、病原性細菌などの感染症が引き金になる「胆管炎」や「胆管肝炎」、あるいは、薬物性の「肝障害」、肝臓で発症する「腫瘍」などである。

【原因とメカニズム】
太り過ぎ、細菌感染、薬物、腫瘍など

胆管炎・胆管肝炎
胆管とは、肝臓内にたくさんある細い管で、肝臓内で造られる胆汁を肝管(胆汁を肝臓から排出する管)に送り出す役目を果たしている。肝臓は、腸管から門脈という血管を通して栄養分を取り入れているため、腸管内に繁殖する細菌が侵入しやすい(十二指腸から総胆管を逆流して細菌が侵入することもある)。体調を壊し、また、ウイルス感染症などで免疫力が低下していると、それらの細菌が異常繁殖して肝臓に至り、胆管に炎症を起こすこともある。胆管炎の炎症が周辺の肝細胞に広がった場合を「胆管肝炎」という。

なお、細菌の働きが活発で、急性の症状を現すのが「化膿性胆管肝炎」。炎症が慢性化して免疫異常を起こしたものが「リンパ球性胆管肝炎」で、治療方法はまったく異なる。胆管とその周辺の炎症がひどくなると、胆管がふさがり、胆汁が肝臓にたまる。その後、血流に乗って胆汁色素(ビリルビン)が全身に広がるため、白目が黄色くなったり(顕性黄疸)、オシッコが山吹色になったりする。

【治療】
病因を確定診断して、適切な治療を選択

胆管肝炎  
胆管肝炎の場合、急性の化膿性胆管肝炎なら、抗生物質を投与して細菌繁殖を抑える。しかし、慢性のリンパ球性胆管肝炎なら、ステロイド剤を投与して免疫の過剰反応を抑える必要がある。もし「化膿性―」なのに、「リンパ球性―」と誤診してステロイド剤を投与すれば、免疫力が低下して逆効果である。

【予防】
日ごろの食事管理、健康管理と定期検診

太り過ぎの猫が脂肪肝になりやすく、胆管炎や胆管肝炎の引き金となる細菌感染なども、体調不良やウイルス感染症などによる免疫力、体力の低下にかかわっている。このことからも分かるように、肝臓疾患の予防には、日ごろの食事管理、健康管理が極めて大切である。

また、肝臓はかなり機能障害が進むまで明らかな症状を現さないため、外見的な健康チェックだけでは後手に回りがちである。例えば、年に一度でも定期的に血液検査をして、肝酵素の数値をチェックしていれば、初期の肝機能の異常を発見できる可能性が高い。さらに、猫は薬物性の肝障害にもなりやすいため、人間用のカゼ薬を与えるなど、誤った“素人療法”は決して行うべきではない。 *この記事は、2006年9月20日発行のものです。(監修/井笠動物医療センター 小出動物病院 院長 小出 和欣先生)

犬猫病気大辞典 猫-元気や食欲がなくなる より一部を引用しました


ウルソ -体内で作用するしくみ

ウルソ(=UDCA)には肝細胞を保護する作用があるが、胆汁に含まれる比率は3~5%程度。胆汁酸の濃度が高くなり細胞膜が破壊されると、GOT、GPTが高くなるので肝細胞保護作用のあるウルソを補ってやるということのようです。

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近年、慢性C型肝炎の治療薬としてよく使われるようになってきました。ウルソは肝臓のお薬にしては(笑)、比較的副作用が少ないお薬です。ウルソはもともと肝臓から作られる「胆汁(胆汁酸)」の一成分、「ウルソデオキシコール酸(UDCA)」のことです。

胆汁と腸肝循環
胆汁は肝臓で合成され、その主成分は「胆汁酸」と「ビリルビン」です。胆汁酸はコレステロールから生合成され、ビリルビンは主として赤血球に含まれるヘモグロビンを材料につくられる物質です。胆汁は肝臓から排泄されると、胆のうで濃縮されたあと十二指腸に排泄されます。胆汁は脂質の消化・吸収に働き、胆汁酸の90%が回腸末端で再び吸収されて門脈を経由して肝に戻ります。これを「腸肝循環」と呼んでいます。

胆汁酸とウルソの作用
胆汁は腸管での脂肪やビタミンの吸収に働きます。胆汁酸中にはケノデオキシコール酸(CDCA)やコール酸(CA)、デオキシコール酸(DCA)などがあり、これらが殆どをしめています。UDCAは肝細胞を保護する作用(肝細胞保護作用)があるのですが、胆汁中のその比率は3~5%程しかありません。CDCAなどは細胞への障害性が強く、胆汁酸の濃度が高くなると、細胞膜が破壊されてGOTやGPTが高くなります。

そこで、UDCA(=ウルソ)を投与して胆汁内のUDCAの比率を上げてやるとGOTやGPTが改善すると言うわけです(内因性胆汁酸との置換効果)。また、UDCA(=ウルソ)は細胞障害性が強い胆汁酸の排泄を促進する作用(利胆作用)もあります。ですから、従来より「胆石症」や「原発性胆汁性肝硬変(PBC。胆管が破壊され肝細胞中の胆汁酸濃度が上昇して肝細胞障害が起こる病気)」などに使われてきました。しかし最近、特に小柴胡湯の副作用が話題になった頃から、慢性C型肝炎にもよく使われるようになってきました。(以下、省略)

内科・消化器科 シーマーケットクリニックHP ウルソ(1)より一部を引用しました

胆管肝炎群

胆管肝炎のしくみについて。
ももは昨年来、ずっとGPTだけ高止まりしていました。もしかしたら、ひとつ目の段階にあるような状態だったのかもしれない…と読んでいて感じられました。

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肝細胞で作られた胆汁は胆管を経て胆嚢、そして腸管に送られます。胆管・肝炎群は胆管と周辺の肝細胞に炎症が起こる病気です。大きく3つの段階に分けられます。

1.胆管炎
胆管に炎症が限局されている段階で、無症状です。
最初の原因は不明ですが、細菌感染もしくは免疫的なものが疑われています。

2.胆管肝炎
周辺の肝細胞に炎症が広がった段階で、症状が出てきます。
胆管内とその周囲への炎症細胞の浸潤が特徴ですが、炎症細胞の種類により、次のふたつに分けられます。
化膿性胆管肝炎:
好中球主体で、大腸菌の感染などの関与が疑われる
非化膿性胆管肝炎:
リンパ球・形質細胞主体で、免疫的なものが疑われる。化膿性のものが慢性化した可能性もあり。慢性経過をたどりやすい。

症状は肝不全と炎症を反映しており、食欲・元気の低下、体重減少、嘔吐、脱水、発熱、黄疸などです。経過は急性~慢性まで様々です。血液検査では肝酵素の上昇と白血球(好中球)増加が見られます。肝臓の腫大もよく起こります。鑑別診断は特発性肝リピドーシス、伝染性腹膜炎、肝臓腫瘍、その他肝疾患です。併発症として間質性膵炎、十二指腸炎、胆嚢炎などを起こすこともあります。胆嚢や総胆管が線維化や狭窄を起こすと胆管閉塞となります。
 
治療は抗生物質・ステロイド・利胆強肝剤の使用と輸液、栄養・ビタミン補給などを組み合わせて行います。予後は程度により様々です。

3.胆汁性肝硬変
胆汁の排泄低下から胆汁がうっ滞し、肝組織が線維化します。
肝臓の機能は低下し、腹水や肝性脳症が見られます。犬では肝臓は小さくなりますが、猫の胆汁性肝硬変では肝臓は腫大することが多いです。
 
肝臓の病変は修復不能なので、支持療法がメインになります。フードは肝臓に負担をかけないものに代えてあげた方がいいでしょう。処方食も出ています。あとは腹水、肝性脳症、胃潰瘍、凝固障害、感染などに注意してコントロールをしていきます。

にほんまつ動物病院 まめ知識 ネコ 胆管肝炎群 より引用しました

「ウルソ」とは?

この薬の作用と効果について、調べてみました。

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ウルソについて
ウルソの薬効起源である熊胆は、中国唐時代の薬物書「新修本草」にはじめて収録・注解されています。古くから鳥・魚・獣類の胆は薬物として用いられており、その発祥の地は西域(ギリシャ、インド、サラセンなど)と推定されています。日本には奈良時代、遣唐使によって伝来したと考えられていますが、庶民に広く普及したのは江戸時代の漢方医学の大家、後藤艮山(ごとうこんざん)という人が熊胆丸(ゆうたんがん)なる丸剤を作ったことからだといわれています。
 
熊胆は万病の薬として古来より珍重され、特に腹痛の妙薬として推奨されてきました。後藤艮山の門人、香川修徳(1683~1755)の著書「一本堂薬選」に熊胆の幅広い効能効果が詳細に記載されていますが、これらを現代的表現におきかえると、鎮痛、利胆、鎮痙、消炎、鎮静、解毒を目的としたものだと考えられています。

ウルソは多種多彩な薬効を持っていますが、代表的な薬理作用は利胆作用です。ウルソは分泌型利胆(胆管内の重炭酸イオンの増加を伴う)という特殊な利胆作用を持っていることがあきらかにされており、この作用に基づき、ウルソは利胆剤として臨床の場に導入されました。臨床応用が本格化した1970年代に入ると、ウルソは慢性肝炎疾患患者の血清GOT、GPTを低下させることから肝疾患への有効性が評価され、その機序に肝血流増加作用による肝実質細胞正常化作用が寄与していることが示唆されています。
 
ウルソの効能効果は、現在「慢性肝炎」「術後消化不良」「高トリグリセリド血症」「胆道疾患」「胆汁うっ滞型肝障害」「胆石溶解」「原発性胆汁性肝硬変」とさまざまですが、この中で、最もよく使われているのがC型慢性肝炎等の「慢性肝炎」です。

全国肝臓病患者連合会 健康講座 ウルソについて より一部を引用しました


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商品名: ウルソ錠50mg
 主成分: ウルソデオキシコール酸(Ursodeoxycholic acid)
 剤形: 白色の錠剤(直径6.0mm、厚さ約2.4mm)
 シート記載: ウルソ50mg、URSO50mg

この薬の作用と効果について
胆汁分泌の促進作用により胆汁の流れを改善し、また、肝臓で疎水性胆汁酸と置き換わり、肝細胞の障害を軽減します。さらにサイトカイン・ケモカイン産生抑制作用や肝臓への炎症細胞浸潤抑制作用により肝機能を改善します。他に胆石溶解作用、消化吸収改善作用があります。

通常、胆道系疾患・胆汁の流れが悪くなって起こる肝疾患の治療、小腸切除後や炎症性小腸疾患における消化不良の改善、コレステロール系胆石の溶解、慢性肝疾患、原発性胆汁性肝硬変及びC型慢性肝疾患における肝機能の改善に用いられます。

くすりのしおりより一部を引用しました

肝臓の主な働き

年末の検診で、もものGPTが上昇していることがわかった。これまででもっとも高い。先生方は様子見でもいいとおっしゃっているが気にかかる…

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肝臓の主な働きは、大別すると、1)代謝 2)解毒 3)排泄 です。それは身体にとって必要なものを取り入れ、分解と合成を繰り返して、そこから毒性のある物質を取り除いて必要な栄養素を身体全体に送る。さらに、その過程で生じた不必要な物質を体外に排泄するという生命維持に非常に重要な役割を果たしているからです。肝臓では、身体が必要とするたんぱく質やエネルギーが合成、蓄積されますが、これはどの動物にとっても同様に必要です。ということは、肉食動物の場合、「解毒と排泄」という機能に草食動物よりも負荷がかかっているのかもしれません。

「食物連鎖」という言葉が栄養学ではあります。それはピラミッド型で示されますが、底辺は「草植物」、そして「草食動物」「肉食動物」と続き、頂点はもちろん「人間」です。食物連鎖の考えでは、上に行くほど毒素を多く含んだ食物を摂取していることになります。ということはそれだけ肝臓にかかる負荷も大きくなるわけです。ちなみに犬は肝臓の大きさが体重の約3%、猫が2.5%、人間は2.3%くらいのようです。人間の場合、食物連鎖の一番上にいますが、その食性は「雑食」であるため、摂取する毒素は半減されていること。また、摂取する食物の「品質」によってもその解毒度は左右されます。

さらに、「肉」の場合、その毒素は「脂肪」に蓄積しやすいといわれています。これらのことを総合して考えると、たんぱく質の摂取源が「肉」であり、脂肪に対して嗜好性、消化とも高い犬や猫の食餌は、必然的に草食動物よりも肝臓は頑張ってもらわないと困るわけです。

しかし、その食性は変えることができません。つまり、a)毒素を多く含まない食材を使用する、b)毒素を少しでも排泄する調理法をする、c)毒素の排泄を促す工夫を食生活に取り入れる。この3点は、私たち飼い主が彼らの肝臓の健康、ひいては生命維持を良好にサポートするために重要な要素だと考えられます。手作り食の場合、食材および調理法の選択、または給餌の工夫などが様々な角度から可能ですが、この場合栄養バランスに注意が必要です。またペットフードの場合は、やはりラベルをしっかりと読んで、使用原材料、添加物、有効期限などを確認して選びたいものです。

肝臓は「沈黙の臓器」といわれ、大変我慢強く、責任感も強い、無理をして頑張ってしまう、そんな性格をもった臓器です。もっと簡単に弱音を吐いてくれれば体調の変化にも気づきやすいのですが…。そんな頑張りやの肝臓に日常から注意を払ってあげることが、健康維持の大きな秘訣です。嘔吐などを起こしやすいコは特に気をつけ、フードや食事内容の見直しをしてみると良いでしょう。また、体外に毒素を排泄するのは十分な水分摂取も重要です。常に新鮮な水を飲めるように用意してあげて下さいね。

Pet Clinic アニホスHP ペット栄養学教室(講師:奈良なぎさ先生)肝臓と肉食 2005.6.30 より一部を引用しました

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プロフィール

ロングテイル

Author:ロングテイル
名前:もも
1997年生まれ
毛色:茶色
好きなこと:
玄関脇のかさぎから空を眺めること、柿の木に登ること。

*このブログについて
(by ロングテイル)
物心ついた時から猫が大好きで、猫とともに暮らして30年以上。
2006年秋、もも(当時9歳)が鼻腔内リンパ腫と乳腺癌を同時に発症。
猫の病気や食事のあり方についての理解不足を反省し、このブログを作りました。特に、鼻腔腫瘍に対する放射線治療、乳腺切除手術と回復の過程について書いています。そのほかに、治療後の様子や日々感じたこと、病気について調べたことなどを書きとめていきます。

*主な内容は次のとおりです。
 ・鼻腔内リンパ腫の治療と予後
 ・乳腺切除手術後の回復過程
 ・がんの猫の食餌管理
 ・猫の乳がん
 ・おすすめの猫本
 ・ももの食事

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