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抗がん剤治療期間の様子 -遊ぶ、行動範囲

治療前半(1~2回目)は夜、落ち着きがなくリビングで時には家中を鳴きながら走り回ることが多かった。遊びたいように見えることもあったが、理由がわからないことが多かった。一時、あばれれば気が済むようだったとはいえ。

猫は遊びの天才。テーブルの下で、封筒の切れ端、お菓子の包み紙、ティッシュなどを見つけると、器用に前脚をを使いじゃれて遊んだ。伸ばした前足に張りがあり、対象物を見つめる眼には集中力と“目ヂカラ”も。とても病人とは思えないような身のこなし。

ももが家と外とを自由自在に出入りしていると話すと、同じ猫の飼い主に驚かれることが多い。住宅事情にもよると思われるが、やはり、時代は室内飼いが主流なようだ。子猫の時から室内で育てられた猫は、外を怖がり出ようとしないという。また、雄猫の場合すきを見て外に逃げ出そうとすることもあるという。

ももは外が大好き。発症する以前は、となりのブロックのマンションやそのとなりの空き地へよく足を伸ばしていた。長時間姿が見えないときはたいてい、そこにいるようだった。今年になり、乳腺切除手術(1月)以降、見知らぬ猫と遭遇しけがをするのが心配で、とにかく目の届く範囲にとどまるように仕向けた。よく家の裏手から隣接する住宅を通り、となりのブロックへ行くのがお決まりのコースだったがそれも阻止。

行動範囲の制限はストレスだったかもしれないが、本人(猫)は元々コンクリート好き。両隣りのガレージで日に何度もゴロゴロをする。抜糸後は、柿の木に登る回数が倍増。行動範囲が狭まった分、3次元の方向へ行き先が変った。

桜が満開を過ぎるころから、玄関先やお隣りのガレージに静かに座ることが増えた。家族によると、日中もずっと(20-30分くらい)車の下や同じ場所から外を眺めていることがあったという。また同時期に、どうも柿の木に登らなくなったと思ったら、小さな新芽が青々とした葉に成長し屋根までの空間をふさいだ。そのため、屋根へは飛び移れなくなった。

裏手の東側に隣接するお宅は、もものお気に入りの場所のひとつ。L字型の敷地内はゆったりしていて、いつも季節の花がプランターのこじんまりと植えられている。ももはその辺りをひとりで歩くのが好きなようだ。治療後半(3~4回目)以降、足を伸ばす後姿をよく見かけるようになる。また、家の前の道沿いに数10メートル離れたところから、ももがこちらへ向かって歩いてくるところを家族が目撃。少しずつ家から離れた場所に足が向かうようになる。

室内でも、床の上、階段の途中や上がりきったところにちょこんと座っていることが増える。以前はがらんとした誰もいない部屋の中を、しっぽをぴんと立て早足でぐるぐる歩き回ることが多かったのに。現在ももは、治療前半に見られたあの落ち着きのなさとは対照的に、行動も表情もゆったりしていることが多い。


本日の体重:3.90kg(増え過ぎ?)

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抗がん剤治療期間の様子 -食欲と睡眠

4回目の治療から2週間が経過。
すっかり食欲が戻っているように見える。昨日も一昨日も、2回のご飯のほかに漢方薬入りのカリカリを食べた。実は、これがももの食欲の戻りのバロメーターになっている。治療期間中(後半)、ご飯を2回分完食、その上c/dカリカリを食べるかどうかが食欲が戻る目安となった。

抗がん剤投与後しばらくは、ご飯優先、カリカリは当面お休み。漢方薬を生クリームに混ぜて口元に近づけても、興味を示さなくなる。ももは基本的にカリカリ大好き。今年はじめ食事改善をするまで、主食はカリカリの割合が高かった。ももはシニア猫なので、あまり与えたくないが、投薬用にc/dカリカリを購入。カリカリにはほんとうに助けられる。

とうとう、全面的に投薬は“食べ物頼み”に。飼い主として、失格かもしれないがどうしても本人(猫)が嫌がることができなくなった… でも不思議なもので、肝臓も腎臓も治療期間を通じて検査結果の数値が改善、一定の効果(投薬を含む、その他の方策による効果の合計といえるが)が現れた。どの薬もごはんに混ぜて与えていたのに…

治療の回数を重ねると、抗がん剤に体が慣れるのだろうか?ももの場合、3回目、4回目になるとふだんの行動が落ち着き、のんびりした様子が見られた。食欲の戻りも早まった。4回目は、1週間を待たずに通常の7割程度の食欲の回復が見られた。11~12日後には食事の量(1日2回)がほとんど平常時(抗がん剤投与期間以外)に戻る。また、4回目以降は夜間よく眠るようになる。

治療前半(1~2回目)、治療直後のももの様子。
落ち着きがなくなる。室内でせわしなく動く。鳴く。何度も外に出たがる。理由がわからず、おそらくお互いに困惑。外へ出ると気分転換につながるのか、落ち着きのない状態が緩和される。そのため、気長に待つことにする。

抗がん剤との関連は不明だが、夜中に2回程度屋外へ出ることがよく見られた。はじめは15分程度一緒に外にいたが、一向に戻る気配がなくまだ外は寒かったので、シーンとしたリビングで中庭にももが現れるまで待機した。20-30分待つことが多かった。その間、時々様子を見に行く。時には1時間以上待つこともあった。よその猫とはちあわせすることがなければOK、戻り時間は本人(猫)に任せた。戻るように誘導はするが無理に連れ戻さなかった。

後半(3~4回目)になると、比較的すぐに戻ってくることが増える(5-10分程度)。本でも読もうと、お茶を入れおせんべを一口かじった途端にももが帰ってきたことも。室内に入ると、そそくさと階段を駆け上がり2階へ、もも用のフリースの上で気持ちよさそうに眠り始めた。深夜に外へ出たがること自体が減り、12時前に眠り始めても、途中夜中に起き出すことなく朝まで(7時くらい)眠ることが増えた。

血液検査結果(2007/2月~5月)

生化学検査報告書

検査項目  測定値 -推移(2007/02-05)
検査日: 2/15    3/15    4/19   5/10
GLU    109     98     109    101
BUN    33.4 H   27.8    26.3   25.4
CRE    1.1     1.3    1.5    1.5
TCHO   165    201 H   246 H   267 H
TG     115 H   50     52     -
TBIL    0.1     -      -     -
Ca     10.6    10.2    11.0   10.5
IP      4.8     4.5     5.3    -
TP     7.0     7.2     7.4    7.1
ALB    2.9     3.0     3.2    3.2
GOT/AST  75 H    35     48    41
GPT/ALT  146 H    75     96 H   80
ALP    105     78     86    74


*検査項目 略号(名称) 

生化学検査 
  
GLU (血糖)
BUN (尿素窒素)
CRE (クレアチニン)    
TCHO(総コレステロール)
TG (中性脂肪)  
TBIL(総ビリルビン)
Ca (カルシウム)
IP    
TP (総タンパク量)  
ALB (血清アルブミン)  
GOT/AST(肝臓機能) 
GPT/ALT(肝臓機能)
ALP (アルカリフォスファターゼ)


抗がん剤治療・4回目(最終)

雲が多く風が強い、でも空が明るい。
5月のせいか、気持ちのいい風が吹いている。予報では午後から雨(東京エリア)。午後以降の降水確率は60%。ももの治療日はずっと、お天気に恵まれた。最後の日の今日、はじめて雨となりそうな気配。

今朝は、階下にぜんぜん姿を現さない。
仕方ないので、7時半頃起こして外の空気をすいに玄関先へ誘導。たいてい平日は朝7時にはリビングに姿を見せ、朝の仕度に忙しい家族に紛れて、ちゃっかり、悠然とお座りしているのに。

10:00 病院へ。
病院の玄関から、振り返って駐車場の方を見ると、街路樹のけやきの木がいつもより大きく見える(15mくらい?)のは風のせい?青々とした葉が生い茂り、折からの強風に揺れている。寒い頃は、(当然だが)細い茶色い枝を天高く伸ばしていた。時間が経つと、いろいろなものが変化する。良いことも悪いことも必ず変化する。自然や植物はそのことをいつも思い出させてくれる。

10:30 代理の先生にももを預ける。
本日の予定:
・血液検査
・レントゲン撮影
・尿検査 *採尿できず、中止。

続いて、抗がん剤治療


13:15 お迎え。
治療中、ももはおとなしくしていたという。前回、点滴注射を嫌がったので、数日前からももにおとなしく治療を受けるように話していた。レントゲン、血液検査とも異常なし。白血球数は7200(だいぶ、低下している)、腎臓も正常範囲内。さらに!ずっとわずかに高めだった肝臓の数値がレンジ内に納まっている。

主治医の先生に確認したこと。

・完全寛解
『CRです』そう、主治医の先生がおっしゃった。CR:complete response (←英語だと超わかりやすい! 日本語:完全寛解)
『それは、乳腺(癌)が、ですか?』
『そうです。それに鼻もです。MRIは撮っていませんが、その後の鼻やそのほかの状態からみて経験から言えることですが、おそらく完全寛解だと思います』

寛解の区分の中でも、ももの状態は完全寛解に相当するのだという。ももの鼻腔腫瘍はがん細胞の分裂速度が速く悪性度の高いリンパ腫。当初のグレードは「3」。そういう場合にも、完全寛解になることがあるのだという。半年間、一緒にがんばってきたかいがあった。

・良い方向に考えること。
良い方向に考えて、そう本人(猫)にも話してあげるように。前回の治療後、今後想定できるシビアな状況に関するたくさんの質問をした。ひとつひとつていねいに回答してくださった。もし、毎日心配はかりしていたら、その思いは想念に変るだろう。ネガティブな想念をいだきながら暮らすのは明らかにマイナス。ももにも伝わる。つまり、あまり悲観しないようにということだと思う。きっと、ももの状態もさいわいなことに、きわめて良好なのだろう。少々、視野狭窄になりつつあったようだ。しっかりと「いま、この瞬間」に目を向けよう。

・今後は様子を見ながら
投薬や食餌、本人(猫)の状態の変化など。本人(猫)の状態によってどのようにするかは、相談しながら決めていく。肝臓の薬を止めることにする。きっと、主治医の先生も、止めてもいいと考えていたのだろう。漢方薬は、いま処方していただいている十全大補湯がももにもっとも適していると思われるとのこと。投薬量を守ること。2-3日前から、まぶたの上が再び脱毛の兆候あり。放射線治療のときと同じ部位に現れた。おそらく、抗がん剤の影響だと思われるという。

・食餌管理
現在、腎臓の数値は正常値内に安定的に収まっているが、石の影が写っているため、c/dは継続。徐々に割合を減らしていくことにする。

+ + +

帰りの電車の中で、ももはとてもおとなしかった。ずっと静かに座っていた。いつもはキャリーバックの中で中腰になって外に出たいとうったえたり、バックの内側に爪をたてて鳴いたりするのに。最近、家でも活発ではあるが、のんびりしている姿を見ることがふえた。

乗り換え駅で待つ間も、相変わらず風は強いが、空が明るく気持ちがいい。家について30分後、雷がなり夕立のような雨が降りだした(予報どおり)。ももは、ごはんのあとすやすや眠り始めた。


本日の体重:3.80kg

抗がん剤治療・3回目

今朝、ももはトイレへも行かずご飯もそこそこに食器棚の上へ避難。ももが何らかの抗議行動をするときに、移動する場所。ふだんの朝と雰囲気がちがうことを早々に察知したようだ。病院へ行きたくないらしい… いつも治療日が近づくと、そう伝えているし、きのうもちゃんと明日は病院の日だと話したのに。

10:00 病院へ。
空が病院の建物と同じくらい白い、曇り空。今日はかなり込み合っている。患者の割合は、およそ8:2、断然犬が優勢。いつもはもう少し猫がいるのに。時間がたっぷりあったので、その間に読みかけの本や書類などがほとんど片付く。

11:20 代理の先生にももを預ける。検査後、3回目の抗がん剤を投与予定。
・血液検査
・レントゲン撮影
・尿検査


弱酸性を回復!!
11:50 主治医の先生から検査結果と今日の予定をきく。白血球数値は8500、GPTはわずかに高め(GPT:86)。尿素窒素はレンジ内に余裕で収まっている、改善が明らか。尿pHは弱酸性を回復する(6.5)。食事管理が功を奏したと考えて良いとのこと。ストルバイトの影が消えたわけではないが、ももの腎臓(機能)はすこしづつ回復している。

2/15から療法食をはじめて2ヶ月が経過、状況に一定の改善が見られた。飼い主の役割は、動物の体の状態が良くなるように日頃の食事や体調の管理をすること。今後のために、いまのうちに見直しが必要なことが検査によってわかれば、可能な限り指摘を受けたいし、アドバイスをしてほしいと思う。

骨美人。
横向きに映ったもものレントゲン写真を見て説明を聞く。肺も鼠径部のリンパ節の付近も異常なし。いつも思うこと、それはももの骨がとてもきれいなこと。骨を見るために撮影しているのではないのに、骨ばかり見てしまう… 脊椎としっぽの骨がひとつづつ、均等にゆるやかなカーブを描いて並んでいる。まるで標本を見ているよう。

毎回、レントゲン撮影をする理由。
事前に肺への転移を確認し、治療の方向性が適正であるかを見極めるためだという。もし、肺に影が写っていたら、現在の治療プランに修正が必要。すでに乳腺癌がリンパ管に浸潤しているため、たとえ全身状態が良くても肺への転移は突然起こりうるという。細胞単位では、影にならない時間を含め進行している可能性があることを思うと合点がいく。

飼い主的には、肺への転移がどれほど緊迫したものなのか、いまいちわからなかった。予後は不良だと聞くしそう、本にも書かれているが、それ以上のことが少しもわからない。ホームドクターからは、一般論以上の回答は得られない。すべてのケース(症例)をひとりの獣医師が把握するのはむずかしいと思うので仕方ない。しかし、できれば具体的に(厳しい内容だとしても)、獣医師の経験則から見た、将来その子に想定されるケースについて知らせてほしいと思う。

たとえば、どれくらいの割合で肺に転移し、そのスピードはゆるやかなのか、週単位で状況が変わるものなのかなど。病気を受け入れられない段階にある飼い主は、興味はあっても受け止める準備が整っていない可能性があるが、少なくとも複数の治療プロセスを動物とともに向かい合ってきた場合には、心の準備という点はなんら問題ないように思う。


青空と雲
*お昼ごろ、陽がさす。青空と夏のような雲。気温も上昇。


14:00 お迎え。
キャリーバックの中で青いエリザベスカラーをしている。点滴注射の前に体を固定しようとすると、「に゛ゃ~お~」と鳴いて、治療を嫌がったらしい。こうした行動は、治療の回数を重ねると犬よりも猫に見られるという。だんだん治療のストレスが溜まったことによるのだという。本人(猫)は、何事もなかったかのように、キャリーバックの中でおとなしく座っている。

帰り際、モエちゃんを見かける。背中の被毛がかなり広範囲になくなっている(背中の手術をすると言っていた)。でも元気そうで足取りは軽やかだった。

+ + +

家に着くと、まずご飯。食欲あり。しばらく外に出て、風に当たり外の空気を吸って室内に入る。それから間もなく、フリースの上で眠り始めた。


本日の体重:3.80kg

抗がん剤治療2回目・翌日~翌々日

翌日。
朝から雨。東京は桜が満開。きのうから今日にかけて一気に桜が開花したようだ。お昼前には雨が上がり、陽がさすが日陰は冷んやりとしている。夕方から冷え込み強風。夜桜を見に行った人たちはきっと震えているにちがいない… 

ももはさすがに食欲減退。ごはんはいつもの半分。カリカリなら多少、食が進ように見えるというのは家族の意見。外はすこし寒いせいか昼間、眠る時間も多いが、昼間も夕方も落ち着きがなかったという。最近、ちょっとそれが気にかかっている。食事の内容が不満とか、もっと外に出たいとか、そういうことなのか、もっと重大な意味があるのかが不明なので。本人(猫)に聞いてみたいのはやまやまだが…

翌々日。
曇り空。桜が満開。白い空にソメイヨシノの花びらが余計に桃色がかって映る。やはりももは、前回同様に消化管症状が軽いようだ。午前中はカリカリのみ。やや食欲がない。午後、新鮮なプロッコリーと水煮の真鯵でいつもより少なめにご飯をつくる。おいしそうに食べる。

午前、何も食べないよりはと…思い、少量の猫缶(c/d)にネフガードを混ぜカリカリに張り付くようにしてひとつまみ与える。大好きなカリカリがお腹の中に入って満足感が得られた様子。本来なら、消化器症状のピークがくる頃。様子をみながら好きなものを少しづつ食べてくれればいい。

ももは元気というか、タフ。よく動く。体の中に癌があることを忘れそうになる。外に出るのを止めるとストレスを感じるようなので、引き止めないで時々様子を見に行き本人(猫)が帰ってくるのを待つ。代わりに、その間こちらがストレスに…。しかし、帰ってくると挙動が格段に落ち着き、リビングにある“自分の家”に入りうとうとし始めた。

抗がん剤治療・2回目

桜が満開もしくはその一歩手前。季節が変わるのはなんて早いのだろう。駅から病院までの間に、見事な枝ぶりの桜の古木がある。道路の上を高く長く伸びた枝が覆い、桜のトンネルができている。今日は7部咲というところ。明日はきっと満開。

10:10 主治医の先生にももを引き渡す。血液検査とレントゲン撮影を経て、抗がん剤投与2回目。肝臓の数値が少し上昇。基準値レンジを超える(GPT:85)。先週、肝臓の薬が終わってしまってから日にちが経った。そのためだろうか?でもそれじゃあ、肝臓自体が回復していることにはならないような気もする(薬による対処療法)… 

肝臓にはどんな食餌がいいのだろう?たとえば、腎臓の場合(腎疾患ではなくストルバイト結石がある場合)は低塩・低タンパク食といった、機能をサポートするためにわかりやすい目標が立てられるが。

ちなみにヒルズのプリスクリプション・ダイエットにおける各疾患の療法食の特徴は次のとおり。
l/d:高品質の蛋白質、脂肪、炭水化物/L-カルニチン配合/ビタミンK、亜鉛強化
c/d:リン、マグネシウムの制限/抗酸化成分配合

肝臓のサポートに必要なのは、タンパク質のほか、炭水化物やビタミンK、亜鉛などのようだ。ももは現在たくさんのタンパク質や炭水化物を摂ることはできないので、いまの食事がいいようだ。

+ + +

13:00 お迎え。今日の待合室は人も動物もまばら(年度末だから?)。すぐに呼ばれる。ももはキャリーバックの中で落ち着いた表情をしている。本日は輸液治療はなし。抗がん剤投与におけるももの体の状態や変化がわかるまで、とても慎重にその過程をすすめていただいたことがわかる。お薬を各3週間分いただく。次回は3週間後。

家に着くと、すごい食欲。それから夕方までこたつの外で眠る。爆睡。8時ごろ、起き出してくる、またご飯。その前に肝臓の薬を細かく刻んだまぐろ混ぜて与える(投薬方法としては完全にまずいがやむなし)。


本日の体重:3.78kg


(※ご参考)
日本ヒルズ・コルゲート(株)HP


大学病院の近くの桜、満開


2007年の桜、3月29日
*2007年の桜

血液検査 -抗がん剤治療後

抗がん剤治療1回目から1週間が経過。
曇り空。風も冷たい。病院に隣接する大学を通って病院へ。キャンパス内の桃(?)と思われる大木は白っぽい花が咲き誇り、やや満開を過ぎている。先週はほとんどつぼみだったのに… この時期花の開花状況は日々変化していることを実感。大学は入試日で人もまばら。いつも止まっている自転車もない。

10:20 代理の先生にももを引き渡す。

本日の予定:
・血液検査
・レントゲン撮影

とても素朴な疑問。骨髄抑制は体の中で起こるプロセス、飼い主から動物を見てどのようにわかるのかを聞いてみる。重篤な場合以外は、猫の様子はいつもと変らないという。血液検査をすると数値に変化が出ていてそれとわかる。重症だと、元気がなくなり食欲も減退する。つまり元気であれば骨髄抑制による影響はひとまず心配ないようだ。

もし薬剤により体に影響(気分が悪い、体調が悪い等)があるとしたら、猫は部屋のすみでうずくまり動かなくなる。動く=状態が良いと考えてOK。

抗がん剤について。これまでのデータに基づき、その子に合う薬剤、副作用が出ない(一定の)量を投与している。抗がん剤による影響が過去1週間に(消化管症状に)ほとんど現れなかったとはいえ、(治療中は)動物の変化に注意を払うことが大切。しかし、飼い主がかたわらで心配し過ぎるとその気持ちが本人(猫)に伝わり、猫が不安になることもあるので注意。

本日の体重:3.70kg


11:45 主治医の先生から検査結果について説明をきく。

肝臓の数値が回復!
腎臓・肝臓の数値が基準値レンジ内に戻る。肝臓の数字といったら、飼い主的には“激変”の域、前回の数値の半分まで減少(回復)。主治医の先生いわく、おそらく肝臓は頻回な全身麻酔が影響していたのかもしれないし、3週間前からの投薬が効いてきたのかもしれないという。

今日の検査は、抗がん剤投与後のももの回復のペースや全身状態の波を知るためのもの。レントゲンに映ったももの肺には影が認められない(5mm以上にならなければ、転移した癌は映らないとはいえ)し、血管にも病変のはじまりに見られるようなにじみも見られない。元気がある=病気が進んでいないと捉えてOK。元気がなくなるのは、(癌の)末期の症状。

白血球数値は、9200。
白血球数は、まだあまり減少がみられない(通常は、9600~12000くらい)。(減少の)ピークはおそらく来週ごろではないかとのこと。念のため月曜日から(予防的に)10日間投薬。今度の薬は砕いてごはんに混ぜてもOK。

+ + +

自分の目に見えるとおりに、ももを捉えよう。これからすべきことは、やみくもに不安になることではなく、ももの体が元気であるようにサポートすることであり、体の状態をよりよく保つこと。そのために食餌の管理、本人(猫)の様子に敏感になること。

そういう日が来るかもしれないが、飼い主の不安定な思い(ステージの進行に捉われること)は本人(猫)に伝染するので、持たないこと。猫はとても敏感な生き物だから。現在のももの姿からは生きるエネルギーのようなものが感じられる。不安はある意味、自分が作り出しているともいえる。いま、目の前にいるももの姿を通して病気を捉えよう。

抗がん剤治療・1回目 翌日~翌々日

翌日
午前中、少しご飯を食べるがあまり食欲がなく、すこし元気がない。家族によると、体が熱いような気がするという。こたつに入って眠る時間が多い。しかし、夜までにはいつもの半分くらいのご飯を食べる。

夜、帰宅すると、ももはこたつの外で体を丸めて座っていた。すこし神妙な面持ち。そういわれてみれば、体が熱いような気もする… しばらくすると、起き出してリビングにやってくる。それから“運動会”が始まる、何だか元気が出たらしい。体の熱も取れて、いつもの背中の(毛皮の)感触がする。抗がん剤投与後、吐いたり下痢をする猫たちがいる中、通常の半分の量のご飯が食べられた。ごはんがのどを通っただけでも、それで十分。

翌々日のももの様子。
外は風が強い。ももは朝からベランダ。しっぽをまっすぐに立て、足早に歩き回る。すばやくターンをして方向転換、体の中心線に近い一直線上を歩き、まるでモデル歩き。お腹の毛もだいぶ伸びてきた。ほとんど色目が揃っている。昼間はなんとなく落ち着きがなく、いつもよりご飯も少ないが夕方までにはいつもの半分~2/3程度の量を食べる。午後から夕方にかけて、食欲がわくようだ。

ももを見ていると、副作用はやはり全身状態が悪い場合に、より厳しい症状として現れるのではないかと感じられる。動物は自分の体の状態について説明することができないので、確かなことはわからないが、目で見る限りももの状態は良いようだ。筋力と体力があり、体に弾力とはりがある。いまのところ体重の減少も食欲の減退もない。元気がなくなる時期に抗がん剤を投与したら、いわれるとおりの症状が出るのだろう。

個体差の大きい小動物の医療において、もっとも大多数に当てはまる状態の説明をするとしたら、副作用がでますという説明にならざる得ないであろうし、飼い主の心構えとしてもっとも厳しいケースについて、これからも説明を受けることになるのだろう。

抗がん剤治療・1回目

おだやかな朝。ももはベランダからなかなか戻ってこない。様子を見に行くと、今日はほんとうに“ベランダ日和”。あたたかくて静か、外はけっこう風がつめたいが、ベランダのような狭くて周りを囲まれたスペースにいると、陽の光りの強さで外気の寒さが感じられない。ももはずっとここにいたかったのだろう。

でも今日は、病院へいく日。そろそろ家を出る時刻が迫っている。ももにそう話しながら誘導は無理そうなので、抱き上げて玄関へ連れて行く。

+ + +

9:50 代理の先生にももを引き渡す。

本日の予定:
(午前)
・血液検査
・心臓の超音波検査
・肝臓保護用の点滴
(午後より)
・抗ガン剤投与
・肝臓を保護する輸液治療

抗がん剤投与による最初の副作用のピークは2日目。嘔吐、下痢の症状が現れたら、対処療法で症状を緩和する。半日~1日程度ご飯を食べなくても、すこし様子を見ること。副作用の有無は固体差が大きい。ぜんぜん平気であり、治療当日からご飯を食べる子もいる。また、当日は病院においてふだんと違う雰囲気の中でしばらく過ごすため疲れるのか、夜よく眠っているという(飼い主さんの)話を聞くことがあるという。

11:50 主治医の先生から午後の予定を聞く。腎臓の数値は低下、心電図も正常。午後から抗がん剤治療をはじめる予定。お迎えは午後3時。

+ + +

15:10 お迎え。キャリーバックの中でおっとりした表情で座る様子を見て安心する。治療中も、おとなしくしていたらしい。嘔吐、下痢はあるかもしれないが、ない子もいる。骨髄抑制のピークは10日後、白血球数がもっとも低下、発熱が見られる。1週間後、血液検査の予定。食餌は当面、ヒルズc/dを継続。この2週間で数値が改善しているので、(抗がん剤治療中は)続けたほうが良い。

モエちゃんのママ(飼い主さん)に会う、今日は退院のお迎え。モエちゃんは昨年、同じ時期に同じ主治医の先生から放射線治療を受けた仲間。最近、背中の手術をしたという。待合室の診療科目案内(ボード)を見ると、主治医の先生の診察日が増えている。患者が増えお忙しいのだろう。

病院を出て、キャンパス内を通ってJRの駅へ向かう。薄いピンクの花を咲かせつぼみをたくさんつけた大木(3m程度)が3部咲き(枝ぶりは梅、でも香りがしない… 桃か?)。3週間前、香しい花をつけていた正門の脇の紅い梅はもうすっかり花が咲き終わっている。

+ + +

家に着くと、もりもりご飯を食べる(やっぱり…)。柿の木にも登った。夜9時、毛布の上で眠る。いつもより眠りが深いように見える。しっかり体を横たえて熟睡(だぶん)している。翌日早朝5時、庭先のトイレへ。柿の木~屋根~ベランダ、お決まりのコースから帰ってくる。それからまた、すやすや眠る。

青空


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プロフィール

ロングテイル

Author:ロングテイル
名前:もも
1997年生まれ
毛色:茶色
好きなこと:
玄関脇のかさぎから空を眺めること、柿の木に登ること。

*このブログについて
(by ロングテイル)
物心ついた時から猫が大好きで、猫とともに暮らして30年以上。
2006年秋、もも(当時9歳)が鼻腔内リンパ腫と乳腺癌を同時に発症。
猫の病気や食事のあり方についての理解不足を反省し、このブログを作りました。特に、鼻腔腫瘍に対する放射線治療、乳腺切除手術と回復の過程について書いています。そのほかに、治療後の様子や日々感じたこと、病気について調べたことなどを書きとめていきます。

*主な内容は次のとおりです。
 ・鼻腔内リンパ腫の治療と予後
 ・乳腺切除手術後の回復過程
 ・がんの猫の食餌管理
 ・猫の乳がん
 ・おすすめの猫本
 ・ももの食事

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